TeraStation PROの二重化により業務を止めない高可用性システムを構築。

札幌国際カントリークラブ 様

北海道を代表する名門コース札幌国際カントリークラブでは、バッファロー商品を組み合わせ、セキュアで可用性※の高いゴルフ場システムを構築しました。
クライアントPCの障害対策として、PCのディスクイメージを、毎日バッファローのRAID対応NAS「TeraStation PRO(TS-H1.0TGL/R5)」にバックアップ。さらに、そのTeraStation PROを二重化することで、高いレベルの可用性を実現しています。サーバの障害対策としては、サーバのデータをUSB対応外付けHDD「HD-W1.0TIU2/R1」に日々バックアップすることで素早いリストアが行え、障害発生時のリスク対策を実現。
またプロジェクタを無線LAN「WAPS-HP-AM54G54」で接続することにより、複数のコンペルームを移動しながら、コンペ成績をタイムリーに発表できるようにしています。

可用性:障害の発生しにくいこと。または障害が発生しても速やかに復旧し、業務に影響を与えないこと。

Point

クライアントPCのMyDocumentフォルダの保存先をTeraStation PROに設定、TeraStation PROをファイルサーバとして活用

さらに、クライアントPCのディスクイメージを毎日TeraStation PROにバックアップ

TeraStation PROを二重化することで、高いレベルの可用性を実現

ゴルフ場システムのサーバのディスクイメージを「HD-W1.0TIU2/R1」に毎日バックアップ

データの入っていないPCサーバをセカンダリ(予備サーバ)として用意し、プライマリ(主サーバ)がダウンした際にリストア

プロジェクタを無線LAN「WAPS-HP-AM54G54」で接続しコンペ成績を投影

導入商品

NAS“TeraStation PRO”
RAID対応

ミラーリング機能搭載
USB2.0/IEEE1394用 外付けHDD

無線LANアクセスポイント
ビジネス向けHighPower
スマートモデル(ブリッジタイプ)

業務効率化と顧客サービスの向上にITシステムを活用

札幌国際カントリークラブの特色を教えてください。

昭和38年8月にオープンした、北海道でも最も古いゴルフコースの1つです。オープン以来、「全日本プロダブルス」「札幌とうきゅうオープン」「サン・クロレラ クラシック」「明治チョコレートカップ」などのプロトーナメントが開催されており、北海道を代表する名門コースではないかと思います。
なにしろ、土木技術が今ほど発達していない頃に作られたコースですから、自然な地形を巧みに利用しており、起伏のある難しい癖のあるコースとして知られています。芝の密度が極めて濃いうえに、コースに林が迫っていることから正確なショットが要求され、逆にこれが多くの人に支持され、ぜひ回ってみたいコースの1つとしても知られています。

今回のシステム刷新のきっかけになったものは?

一般企業のコンピュータ化と同様に、私たちも1980年代にはパソコンやオフコンによるシステム構築を開始しました。ゴルフ場システムがいくつかのベンダーから提供されるようになり、それを利用して業務の効率化や顧客サービスの向上に努めてきたわけです。
今回のシステム刷新の前は、オフコンパッケージを利用していました。刷新の直接のきっかけは、この導入していたシステムのベンダーが開発から撤退し、保守を受けられなくなったことです。

セキュアで高可用性システムの構築を目指す

旧システムの抱えていた課題はありますか?

可用性とサポートでしょうか。旧システムは開発会社が北海道外にありましたのでタイムリーな支援をほとんど期待できませんでした。いかんせん障害が発生した際には担当者が到着するまでの時間と、さらに復旧するまでの時間がかかりました。既にこのITシステムは業務上不可欠であり、それがストップするということは業務の停止を意味しました。そこで業務を止めない高可用性システムを早急に立ち上げる必要がありました。
次に、セキュリティ対策です。以前ウイルスに感染して除去が不可能なレベルとなり、システムを再インストールしたことがあります。また個人情報保護法への対応も求められていることから、セキュアな情報保護のできる環境作りが必要となっていました。

システムの見直しを検討したのはいつ頃からですか?

2006年に入ってからです。この年の秋には新たなベンダーの選定を行い、翌年2007年1月に北海道オフィス・マシンに決定しました。

北海道オフィス・マシンを採用した理由は?

まず、私どもが求めていた条件、『セキュアで高可用性のあるシステム』を提案してくれたことです。随所に同社ならではのアイディアが見られ、極めて品質の高いシステムとなっていました。
加えて、北海道オフィス・マシンは当クラブとはつきあいが長く、提案には痒いこところに手が届くほど、きめ細かな配慮がされており、また安心してまかせられる人間関係ができあがっていました。もちろん技術力と実績も十分でした。

TeraStation PROを二重化して高可用性を実現

刷新されたシステムの概要をお聞かせください。

最大の特長は、万全なバックアップによる業務を止めないシステムといえるでしょう。  十数台ある事務所内のパソコンは、毎日、バックアップソフトウェア「SB-TI2」によりTeraStation PROにディスクイメージをバックアップしています。たとえ操作ミスでファイルをなくしたり、ウイルスに感染しても、昨日までのデータがシステムを含めてまるごとバックアップデータとして残っていますから、簡単にリストアできます。このバックアップも、ユーザーがパソコンを立ち上げた段階で、自動的にバックグランドで開始されますので、ユーザーがバックアップ操作を意識する必要はありません。
これら、クライアントが利用しているMy Documentフォルダは、TeraStation PROにあります。TeraStation PROをファイルサーバとして利用し、データを集中管理することで、情報漏えいなどを防止できます。
さらに、このTeraStation PROを二重化してデータを同期することで、高い可用性を実現しています。同期にはTeraStation PROのスケジュールバックアップ機能を利用しています。

次にゴルフ場システムのサーバのバックアップ対策をご紹介します。サーバにはバッファローの外付けHDD「HD -W1.0TIU2/R1」をUSB接続し、バックアップソフトウェア「Acronis True Image9.2 Server」で毎日バックアップしています。北海道オフィス・マシンが本システムのために作成したイメージデータの履歴管理ソフトにより、常に最新の一週間分のデータを保存するようにしています。
このサーバでユニークなのは、プライマリ(主サーバ)と同じ仕様のPCサーバを、セカンダリ(予備サーバ)としてOSもふくめ一切データのないまま設置していることです。通電さえしていません。万一プライマリに障害が発生した場合には、セカンダリをCDブートして「HD-W1.0TIU2/R1」にバックアップしているプライマリのディスクイメージをセカンダリにリストアしてプライマリに切り替えます。これで、前日に保存したデータや各種設定などをそのまま復元することができます。そして、障害の発生したプライマリ(主サーバ)を修理に出します。
セカンダリにOSさえ入れていないのは各種ライセンス費用を節約するためです。一切のデータがないまま設置することで、必要のないライセンス費用の負担を回避できます。

では、無線LANはどちらで利用されていますか?

当クラブには5部屋のコンペルームがあり、会食を楽しみながらプロジェクタでスコアや順位の変化をリアルタイムに確認できます。このスコアデータはゴルフ場システムに保存されていますが、無線LANを介することで、コンペルームからでも簡単にシステムからデータ取り出すことが可能となっています。
プロジェクタを各部屋に移動する都度の、ケーブル抜き差しの煩わしさをなくそうとしてシステム化したものですが、これが大変お客様に喜ばれています。無線LANを活用することで、ゴルフ場システムに新たな付加価値を提供できたのではないかと思います。

稼働以来システムダウンは1回もなし

システム刷新で得られたメリットは何でしょうか?

極めて高可用性のシステムを構築できたことです。システムが刷新されてから、一度も業務が止まるような障害がありません。
加えてこのような高可用性のシステムを極めて低コストで構築できたことです。例えば、TeraStation PROを二重化してデータをミラーリングしていますが、このような使い方は、一般的にはファイルサーバをたてて、そのファイルサーバを二重化することになります。しかし、TeraStation PROを利用することで、飛躍的に低コストで、同等レベルの可用性を実現できています。
また、ゴルフ場システムのサーバでは、障害が発生した段階で同仕様のサーバにデータをリストアするようにしています。これも本来ならばサーバを冗長化しなければなりません。しかし、バッファローの「HD-W1.0TIU2/R1」を利用することで、低コストで、冗長構成に近い可用性を得ることができます。リストアに30分~1時間程度の時間はかかりますが、コストバランスの大変優れたシステムとなったと自負しております。また、ゴルフ場システムに採用しているパッケージの機能により、サーバダウン時にはクライアントPCの簡易サーバ機能により、受付など基本業務は支障なく実行できます。
このような斬新な提案をする北海道オフィス・マシンと、優れたコストパフォーマンスの商品を提供するバッファローを当クラブでは高く評価しています。


取材にご協力いただきありがとうございました。各種法令によるセキュリティ強化はすべての企業にとって避けられない義務です。また、顧客サービスのために決して止められない業務もあります。このような多くの課題を、限られた予算で解決していかなくてはなりません。この点、札幌国際カントリークラブと北海道オフィス・マシンは理想に近い解決策を実現できたのではないでしょうか。


※商品の利用方法に関してはサポートセンターにお問合せください。

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