情報漏洩対策は“企業の責任”「指紋認証」で安全性高める

セイコーインスツル株式会社 様

セイコーインスツル株様式会社 では情報漏洩対策の一環として、バッファローの指紋認証USBフラッシュメモリ「RUF2-F256-W」を一括導入しました。2006年2月までにグループ会社も含めて約600本購入し、データ持ち出し時の情報漏洩リスクを低減させています。 高い安全性と使い勝手の良さを両立した、バッファローの指紋認証USBフラッシュメモリを最先端のビジネス現場で標準メディアとしてご活用頂いています。

Point

導入は情報漏洩を防ぐためのガイドラインがきっかけ

USBメモリには”生体認証”が必須機能

指紋認証USBメモリを600本一括導入

USBメモリは筆箱に常備

導入商品

USB2.0対応フラッシュメモリ
指紋認証モデル「ClipDrive Finger!」

情報漏洩の防ぐためのガイドラインがきっかけ

セイコーインスツルは精密機械である時計製造の要素技術を基盤に、電子部品や機械部品、各種ソリューションなど多角的な事業を展開しています。

主な商品は、電子部品では半導体や液晶ディスプレイ、水晶振動子、マイクロ電池など。機械部品は時計やOEM用のウオッチムーブメント、HDD用部品などです。他にも電子辞書やオーダーエントリーシステム、大型プリンタ、科学機器など様々な商品があります。

今回バッファローさんの指紋認証USBフラッシュメモリを一括導入したのは、情報漏洩を防ぐために独自に制定した「電子情報持出ガイドライン(※)」がきっかけです。

2005年9月に制定し、セイコーインスツルだけではなく連結対象会社も対象となっています。

同ガイドラインでは、ノートPCやUSBフラッシュメモリ等の電子メモリ媒体を外部に持ち出す際の手順が決められています。
これまでも、客先への訪問営業や東南アジアや中国など製造拠点との行き来、国内の拠点間でのやりとりなど、ノートPCやUSBフラッシュメモリ等を使い電子情報を持ち歩くことは多々ありました。
その様な機会が増えるに従って、ノートPCやUSBフラッシュメモリ等の紛失による情報漏洩のリスクも高くなっています。そこで、ガイドラインを制定した訳です。

“生体認証”が必須機能

ガイドラインではセキュリティを考慮して使用できるUSBフラッシュメモリのタイプを限定しました。以前は、セキュリティなしのタイプでも使えましたが、“生体認証(※1)の可能なタイプ”のみにしました。
USBフラッシュメモリのセキュリティには、他にも“パスワード認証タイプ”などもありますが、あえて“生体認証”にこだわりました。
その理由は、

クラッキング(※2)される可能性が低い

使い勝手がよい

の2点です。

クラッキングについては、パスワードを設定するタイプは“キーロガー”系のソフト(※3)対策が難しいことが問題になります。例えば、出先で使わせてもらうパソコンに“キーロガー”系のソフトが仕込まれている可能性はゼロとは言い切れません。それによりパスワードを盗まれる危険があります。
“生体認証”ならば、元々パスワードを使わないのでそのような危険が発生しません。また、使い勝手の良さも勝ります。“生体認証”は自分の身体の一部がキーですから忘れてしまうことがありません。パスワードですと、ついうっかり忘れた、という懸念があります。

客先での大事なプレゼンテーションの時に、パスワードを忘れて資料を取り出せない、なんてことになったら大変だからです。

※1. 生体認証→生体認証(バイオメトリクス)、網膜や声紋、指紋等の人体の固有の特徴を認証確認に使う。
※2. クラッキング→パソコンのデータ等を悪意をもって破壊・改ざんすること。
※3. “キーロガー”系のソフト→キーボードの入力操作を記録するソフト。ユーザーIDやパスワード等を集め悪用されることがあります。

指紋認証USBフラッシュメモリを600本一括導入

さて、ガイドラインで決めたのは“生体認証の可能なタイプ”という指定だけで、バッファローさんの“指紋認証”を推奨した訳ではありません。ガイドラインは大枠の方針を決めるもので、機器選定などの詳細は現場の裁量に任せています。
実際には当社のシステムサポートを全面的に請け負っているNTTデータアイテックによる性能評価を受けて機種が選定されました。また、購買部門が一括購入した方が値引きなどもありますから、購買から提案がなされて同一機種の大量購入につながりました。
バッファローさんの指紋認証USBフラッシュメモリが選ばれた理由は、

機能面での使いやすさ

生体認証タイプで最もコストパフォーマンスに優れていた

これまでの実績

サポート体制

などを総合的に判断して決めました。
使いやすさで言えば、セキュリティ用のソフトウェアをインストールする必要がなく、外出先のPCでもすぐに使えるのが便利です。他社商品では、ソフトウェアをインストールしないとデータを取り出せないものがありますが、それでは使い易いとは言えません。
また、USBフラッシュメモリのこれまでの出荷実績や経験で他社よりも上回ってましたし、何か問題があった時でも迅速なサポートを期待できるだろう、と。
9月にガイドラインを決めてから、11月末までに各部門に1回目の購入希望者を募ったところ、およそ500人、2006年2月の2回目の募集が100人と合計600人の申込みがありました。複数人で使い回してはセキュリティ上の問題がありますので、1人につき1本、つまり600本の導入となりました。
全体の導入対象者数は4000人ですが、内勤など外部と電子情報をやりとりする必要のない社員には不要ですから必要な人にはほぼ行き渡ったと言えるでしょう。
導入したUSBメモリは256MBに統一しましたが、これは費用と容量のバランスを考えた落としどころでした。現時点では、「容量が小さすぎる」という不満はほとんど聞こえてきません。

筆箱に常備して…

先生の教室には無線LANが引かれていますが……。

使い始めると本当に便利で営業、企画、技術営業、保守、設計など様々な職種の社員が活用しています。
“全てのデータが必要”という社員はノートPCを持ち歩きますが、“USBフラッシュメモリに切り出したデータで十分”という者も少なくありません。この違いは職種の違いというよりも、個々の考え方の違いと言えそうです。
“USBフラッシュメモリ”派の人は、筆箱に入れて常に持ち歩くという使い方が多いですね。
実際に使い始めて気付いたのですが、指紋認証精度を高めるには、親指の指紋を読ませるようにつまみ「力を入れて指紋を圧着させる」点と、「指紋認証センサーに対してまっすぐ指を押しつける」点が認証精度を上げるための大事なコツだと発見しました。

今回USBフラッシュメモリをバッファローさんから購入しましたが、考えてみると他にも無線LANやハードディスク、パソコン用増設メモリなどいろいろと使ってます。
特にバッファローさんを推奨していた訳ではないのですが、必要な時にコストパフォーマンスや使いやすさを検討して、その時点で最も良いものを選んできたら結果的に多くなったようです。
また反対に多くのバッファロー商品を使っていますが、不安定だとか壊れたとかというトラブルの記憶がありません。そういう信頼性の高さも、USBフラッシュメモリの一括導入につながったと言ってもいいでしょう。


取材にご協力いただきありがとうございました。


※商品の利用方法に関してはサポートセンターにお問合せください。

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