無線の信号を暗号化する(TKIP/AES)


次世代セキュリティ「TKIP」、「AES」によって無線パケットを暗号化することで、WEPよりも強固な無線LAN環境を構築します。

暗号化の強度 汎用性
WEP
TKIP
AES

WBR-G54は、WEP、TKIP、AESに対応しています。
WBR-B11は、WEP、TKIPに対応しております。
TKIP、AESを使用する場合、Windowsのバージョンが「WindowsXP Service Pack 1」である必要があります。
WindowsXP(Service Pack 1がインストールされていないもの)およびWindows2000/Me/98/95/NT4.0環境では、2003年12月現在、TKIP、AESは使用できません。(AirStation側のTKIP、AESは設定できますが、クライアントマネージャが対応していないため通信ができません)
無線アダプタがTKIP、AESに対応している必要があります。TKIP、AESの対応については、弊社ホームページの製品情報(http://buffalo.jp/products/catalog/network/wireless.html)でご確認ください。
TKIP、AESはWEPと併用することはできません。
WDS/リピータ機能を使用する(AirStation同士で通信する)場合は、暗号化をOFFにするかWEPを使用してください。
TKIP、AESを使用すると、通信できません。
無線パソコンから設定した場合は、すべての無線パソコンが、いったんAirStationに接続できなくなります。その場合は、各パソコンをAirStationに接続し直してください。接続方法は、「AirStationに再接続する」を参照してください。
ここでは、WBR-G54の画面で説明をおこないます。



■ 
WPAサポート修正プログラムのダウンロード

TKIP、AESを使用するには、WindowsXPの「Wireless Protected Access(WPA)サポート修正プログラム」が必要です。以下の手順でインストールしてください。

メンテナンス等により、Windows Updateからサポート修正プログラムをインストールできないことがあります。Windows Updateからインストールできない場合は、Microsoftのホームページ(http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;815485)からサポート修正プログラムをダウンロードして、インストールしてください。


1.
Windows Update(http://windowsupdate.microsoft.com/)にアクセスします。
2.
サポート修正プログラムを検索します。
[更新をスキャンする]をクリックします。


3.
画面左の[Windows XP]をクリックします。


4.
WPAサポート修正プログラムを選択します。
「815485:推奨修正プログラム」欄にある[追加]をクリックします。

※ 「815485:推奨修正プログラム」が表示されていない場合は、すでにインストールされています。以下の「■ AirStationの設定」に進んでください。

5.
WPAサポート修正プログラムをインストールします。
[今すぐインストールする]をクリックします。

6.
「使用許諾契約」画面が表示されたら、内容を確認し同意できる場合は[同意する]をクリックします。
インストールが開始されます。

以上でWPAサポート修正プログラムのインストールは完了です。




■ 
AirStationの設定

「Wireless Protected Access(WPA)サポート修正プログラム」をインストールしたら、AirStationの設定をします。

1.
AirStationの設定画面を表示します。
2.
機能設定画面を表示します。
[機能設定]をクリックします。


3.
「無線の信号を暗号化する」画面を表示します。

[無線の信号を暗号化する(WEP/TKIP/AES)]をクリックします。


4.
暗号化の種類を選択します。
[AES]を選択して[進む]をクリックします。
ご使用になる無線アダプタが[AES]に対応していない場合は、[TKIP]を選択してください。
WBR-G54/Pに付属している無線アダプタ(WLI-CB-G54)は、TKIP、AESのどちらにも対応しています。

上記以外の無線アダプタについては、弊社ホームページの製品情報(http://buffalo.jp/products/catalog/network/wireless.html)で対応をご確認ください。


5.
事前共有キーを設定します。
事前共有キーを文字入力または16進数で入力します。

  入力できる文字数・桁数
文字入力 8~63文字の半角英数字記号
(大文字と小文字は別の文字として扱われます)
16進数 64桁(0~9の数字およびa~fのアルファベット)


6.
暗号化の設定を登録します。
手順5の画面で[進む]をクリックします。
「暗号化の設定は完了しました」と表示されたら、暗号化の設定は終了です。
7.
無線パソコンからAirStationに再接続します。
暗号設定した場合は、必ず無線接続するパソコン側へも手順5で設定した事前共有キーを設定してください。事前共有キーを入力しないと、AirStationと通信できません。
AirStationへの接続方法については、「AirStationに再接続する」を参照してください。