ポートを開放する方法(インターネットゲームをする/サーバーを公開する)

無線親機の静的IPマスカレード(アドレス変換)機能により、ネットゲームを楽しんだり、WWWサーバーを公開したりできます。

ルーター機能を使用しないでアクセスポイントとして利用する場合、ルーター機能がOFFになっているため、静的IPマスカレード(アドレス変換)機能は使用できません。この場合は、お使いのモデムやルーターなどに静的IPマスカレード(アドレス変換)の設定を行ってください。

手順は、お使いの環境よって異なります。

ネットワークゲームやサーバーを公開するなど、あらかじめ利用するポート番号が分かっている場合

  1. 無線親機の設定画面を表示します。

  2. ポート変換設定画面を表示します。

    [ゲーム&アプリ]をクリックします。
    無線親機がブリッジモードで動作している場合、[ゲーム&アプリ]は表示されません。この場合は、お使いのモデムやルーターなどに静的IPマスカレード(アドレス変換)の設定を行ってください。
  3. 各項目を設定し、[新規追加]をクリックします。

    グループ:
    登録するルールが属するグループを指定します。[新規追加]を選択すると、新たなグループを作成し、そのグループに追加されます。新規追加時には半角英数字で16文字までのグループ名を付けることが可能です。

    Internet側IPアドレス:
    公開する各種サーバーの固定グローバルIPアドレスを設定します。このアドレスはプロバイダーから指定されたものです。[エアステーションのInternet側IPアドレス]を選択するか、または「手動設定」でIPアドレスを入力します。プロバイダーから複数の固定グローバルIPアドレス指定を受けている場合には、「手動設定」で無線親機のInternet側IPアドレスに設定してあるアドレス以外のグローバルIPアドレスを手動で設定することが可能です。

    プロトコル:
    アドレス変換機能を使用するポートの種類を選択します。[全て]を選択したときは、Internet側IPアドレスを手動設定します。[TCP/UDP]を選択したときは、ポートを設定します。

    LAN側IPアドレス:
    インターネットからのアクセスの宛先となるプライベートIPアドレスを設定します。

    LAN側ポート:
    変換プロトコルでTCP/UDPを指定し、単独のポート番号を指定したときは、 LAN側のポート番号を変更することができます。

    以上の設定の組み合わせにより、最大32種類の組み合わせを設定できます。

    アドレス変換テーブルの設定例
    WWW(HTTP)サーバーを公開する場合は、以下のように設定すると、インターネットからのアクセスを任意のLAN側のWWWサーバーIPアドレスに転送できます。
    • Internet側IPアドレス:
      [エアステーションのInternet側IPアドレス]を選択します。
    • プロトコル:
      TCP/UDPを選択します。
    • ポート:
      [HTTP(TCPポート:80)]を選択します。
    • 任意のポート:
      設定しないでください。
    • LAN側IPアドレス:
      [手動設定]を選択し、WWWサーバーIPアドレスを入力します。
      例:192.168.11.2
    • (参考)パソコンのIPアドレスを固定する
    各種サーバーの公開には、固定グローバルIPアドレスの取得が必要となります。ご注意ください。
  4. 設定内容が登録されていることを確認します。


    以上で設定は完了です。


利用するポート番号が不明な場合

  1. 無線親機の設定画面を表示します。

  2. ポート変換設定画面を表示します。

    [ゲーム&アプリ]をクリックします。
    無線親機がブリッジモードで動作している場合、[ゲーム&アプリ]は表示されません。この場合は、お使いのモデムやルーターなどに静的IPマスカレード(アドレス変換)の設定を行ってください。
  3. DMZ設定画面を表示します。

    [DMZ]をクリックします。
  4. DMZのアドレスを設定します。

    [DMZのアドレス]を入力して、[設定]をクリックします。

    DMZのアドレス:
    インターネット側から送られてきたデータの宛先ポートが不明な場合に、そのデータが転送されるLAN上のIPアドレス(DMZアドレス)を1つ設定します。ここで設定されたIPアドレスのパソコンでのみ、ネットワークゲームなどのソフトを利用できます。

    • [アドレス変換テーブル]に[LAN側IPアドレス]を設定した場合は、そちらの設定が優先されます。
    • DMZを使用する場合は、パソコンのIPアドレスをここで設定した値に固定する必要があります。
    • 使用するソフトや契約しているプロバイダーによっては、DMZを設定してもソフトウェアが動作しない場合があります。
    • DMZに設定したパソコンは、他のパソコンに比べてセキュリティーが低下するため、重要なデータなどをそのパソコンに保存しないことをおすすめします。また、安全のため、[セキュリティ]-[ファイアウォール]で、「NBTとMicrosoft-DSのルーティングを禁止する」を有効にしておくことをおすすめします。
    • (参考)パソコンのIPアドレスを固定する
    詳しくはIPマスカレードおよび静的IPマスカレード をご覧ください。

    以上で設定は完了です。