2025
Value Chain Engineering
2025
Value Chain Engineering
Introduction
終わることのない
価値の連鎖を、未来へ
価値の連鎖を、未来へ
創立50周年を迎え、私たちはコアコンピテンスである「エンジニアリング・サイクル」を新たな形へと変革いたします。これまで、ITハードウェアに関わるエンジニアリング活動を継続深化させてきました。現在、情報技術は形ある製品にとどまらず、サービスやソリューションという無形の価値も求められています。世の中の要望に応えるべく、バッファローは「エンジニアリング・サイクル」自体をより広く提供することで、付加価値創出を加速し、お客様やパートナーのビジネスの成功と社会の発展に貢献してまいります。
1975
1973年10月
第1次オイルショック
1978年10月
第2次オイルショック
Chapter 01
挑戦のはじまり
創業当初、オーディオ市場に飛び込み、革新的な製品を生み出してきた原点。自宅の四畳半でメルコ(現:バッファロー)を創業。「Maki Engineering Laboratory Company」の頭文字をとった社名を掲げ、技術志向のエンジニアリングの会社でありたいという高い志を込めて立ち上げました。試行錯誤の中で培われた技術力と挑戦する精神が、現在の基盤を築きました。
1975.05
名古屋市天白区に音響機器製品専業メーカー「メルコ」を創業、アンプ専門のメーカーとして設計製造を開始
創業の精神

創業者の牧 誠は、昭和50年に名古屋でメルコを創業。お客様の求める音を実現するというエンジニアの使命を持って開発した超高級糸ドライブプレーヤーが大ヒット商品となりました。これが原点「ユーザーニーズの具現化」です。
RECORD PLAYER
糸ドライブプレーヤー
(1978)
ユーザーニーズの具現化から生まれ、メルコオーディオ製品最大のヒット作となった糸ドライブプレーヤー。

1987
パソコン、もっと使いやすく
ITの浸透に伴い、産業界はパソコン中心の構造へ移行し、多くの企業で「一人1台体制」が進んだ
1982年10月
NECがPC-9800シリーズの初代機であるPC-9801を発売
1991年
バブル経済崩壊
1995年 11月
マイクロソフトがWindows95日本語版発売
Chapter 02
技術革新への進化
技術の進化は絶え間なく続き、社会や産業の在り方を大きく変えてきました。過去数十年で、情報技術の発展により、私たちの生活は劇的に変化しました。人工知能やロボティクスの進歩は、労働の在り方を再定義し、自動化が新たな可能性を生み出しています。さらに、通信技術の革新によって、人と人との距離が縮まり、ビジネスや教育の形も変わりつつあります。持続可能な社会を実現するためには、環境負荷の少ないエネルギー技術の開発も欠かせません。技術革新は単なる利便性の向上にとどまらず、私たちの未来をより豊かにするための鍵となるのです。
1991.03
アジアにおける部品調達、生産拠点として台湾台北市に台湾連絡事務所を設置
1995.01
株式会社メルコが名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場
1995.08
株式会社メルコが東京証券取引所市場第二部に株式を上場
1996.09
株式会社メルコが東京証券取引所及び名古屋証券取引所市場第一部に株式を上場
認められはじめた、技術革新力

「パソコン、もっと使いやすく」を体現するため、CADの導入で開発を高速化・高品質化。「PCB Technology Award」最優秀賞を受賞し、バッファローが世界に認められるメーカーとなるきっかけとなります。
Wi-Fi for office
法人向けWi-Fi“AIRCONNECT”
(1999)
高価で特定用途向けであった無線LANを一般のオフィスでも活用いただけるように、いちはやく低価格化を実現。

2000
インターネット、もっと使いやすく
一般家庭にパソコンが普及しインターネットが爆発的に広まり、デジタル化・ネットワーク化した社会へ
2000年
ITバブル崩壊
2001年
電気通信事業者がADSL事業を開始
2003年12月
地上デジタルテレビ放送が東京、大阪、名古屋でスタート
2008年7月
アップルiPhoneを日本で発売
2008年9月
リーマン·ショック
Chapter 03
社会のニーズを
具現化
具現化
社会は常に変化し、多様なニーズが生まれ続けています。それらを的確に捉え、形にすることが、企業や組織に求められる重要な役割です。技術の進歩やライフスタイルの変化に伴い、人々が求める価値も進化しています。例えば、環境への配慮を重視した製品や、デジタル技術を活用した新たなサービスは、その具体例といえるでしょう。ニーズを具現化するには、市場の動向を的確に分析し、創造的なアプローチを取り入れることが不可欠です。単なるモノづくりではなく、社会課題を解決し、人々の生活をより良くする視点が求められています。
2003.10
株式会社メルコが株式会社バッファローに商号変更
デザインは機能に倣う

デザイン部門が独立し、見た目・ユーザービリティ・機能性を両立する開発へ。その姿勢が実を結び、AirStationのグッドデザイン賞受賞、さらに海外での評価へと繋がっていきます。
Wi-Fi for home
家庭向けWi-Fi“AirStation”
(2000)
家庭でも導入できる価格と簡単さを両立。設定ソフトウェアを開発し、専門的な知識を持たないお客様自身での運用を可能に。

2009
デジタルライフ、もっと快適に
モバイルの普及、ITの浸透が 個人に深化し、個人に紐づいたデータ利活用が可能な社会へ
2011年
「iPad」が日本で発売を開始
Chapter 04
暮らしへの浸透
新しい技術やサービスが真に価値を持つのは、それが人々の暮らしに自然に溶け込み、日常の一部となったときです。スマートフォンやキャッシュレス決済など、かつて革新的だった技術も、今では当たり前の存在となりました。暮らしに浸透するためには、使いやすさや利便性だけでなく、直感的に受け入れられるデザインや体験が求められます。また、持続可能な社会を実現するためには、環境に配慮した技術やライフスタイルの変化も必要です。新しい価値が暮らしに根付き、人々の生活を豊かにすることこそが、真の進化といえるでしょう。
快適なデジタルライフを提供する
BUFFALOの顧客志向
BUFFALOの顧客志向
ユーザーニーズに応え、デジタルライフの普及と快適性の向上を追求してきました。BUFFALOは関連会社と共に推進協会を設立し、生活を豊かにする技術を牽引。さらに、ウルトラスリムHDDや超急速充電バッテリーなど革新的な製品で、ユーザーの利便性を支えてきました。
Hi-Res
ハイレゾリューションオーディオ「DELA」
(2014)
メルコからバッファローへ、そしてバッファローの豊富な実績をもって再び「オーディオ」というルーツに回帰。

DIGITAL PHOTO
ALBUM
ALBUM
おもいでばこ
(2011)
デジタルカメラの普及で生じた、写真や映像をパソコンなしで簡単に保存、みんなで楽しむというユーザーニーズを具現化。

2016
つなぐ技術で、あなたに喜びを
IoT・AIが進化しITの浸透があらゆるモノに深化し、実世界とサイバー空間との相互連関によるデータ駆動型社会へ
2020年4月
新型コロナウイルスの世界的流行で国内でも緊急事態宣言が発令
Chapter 05
デジタルを
もっと自由に
もっと自由に
デジタル技術は私たちの生活を大きく変え、仕事やコミュニケーション、創造のあり方を広げてきました。しかし、テクノロジーはもっと自由であるべきです。誰もが直感的に使え、自分らしい表現や働き方を実現できる環境こそが求められています。複雑な操作に縛られることなく、シンプルかつ柔軟に活用できるデジタル体験が、新たな可能性を生み出します。個人の創造力やビジネスの成長を後押しするために、デジタルはもっと開かれ、誰もが自由に使いこなせるものへと進化していくべきなのです。
2018.05
牧寛之が株式会社バッファロー代表取締役社長に就任
2022.03
DXが進む大学教育現場に対して、毎年4月に入学する新入生へUSB Power Delivery対応のパソコン用充電器の寄贈を行う「教育DX支援プロジェクト」を開始
技術をつなぎ、
誰もが安心できるデジタル環境を目指す
誰もが安心できるデジタル環境を目指す
「つなぐ技術で、あなたに喜びを」の想いのもと、社会貢献やサポート体制の強化に取り組んでいます。教育DX支援、データ復旧・管理サービス、誰にでも使いやすい製品設計など、多くの人が安心してデジタルを活用できる環境を提供しています。
Wi-Fi for office
法人向けWi-Fiアクセスポイント“AirStation Pro”
(2022)
業務を止めない安定稼働、余裕の多台数同時接続など数々の特長を持ち、全国各地のビジネスの現場を支えています。
