メーカーのデータ復旧サービスの「技術力」が高い理由とは
2018.03.30
HDD(ハードディスク)やSSDなど、大切なデータを保存しているストレージ。この重要なパーツに万が一のトラブルが起きたときに救いの手を差し伸べてくれるのがデータ復旧サービスです。このサービスを提供する業者は数多くありますが、中でも技術力が高いと評判なのは「パソコン周辺機器メーカー」が運営するサービスです。なぜメーカーのサービスは技術力が高いと言われているのでしょうか。
データ復旧サービスを選ぶポイントは「技術力」
ストレージのトラブルは、「突然の停電後、『ハードディスクをフォーマットしてください』というメッセージが出るようになり、HDDの内容が読み取れなくなった」といった軽度のトラブルから、ストレージ内部が物理的に損傷している重度のトラブルまで、数多くの原因があります。また、複数の原因によってトラブルに見舞われているといったケースも少なくありません。このような状態の中で大切なデータを取り戻すには、トラブルの原因を的確に特定する必要があります。
トラブルの特定には、そのサービスの持つ「技術力」が重要になってきます。データ復旧サービスを提供する業者は数多くありますが、技術力の高さは業者によって異なるのが現実です。たとえば、A社ならトラブルが解決できても、B社なら解決できないというケースも起こりえます。また、技術力の低いデータ復旧サービスに依頼すると、逆に症状を悪化させてしまい、ストレージのデータ復旧を困難にしてしまうケースもあります。
「ストレージの構造」を知っているのがメーカーの強み
このように、大切なデータを救出するには技術力の高い信頼できるデータ復旧サービスを選ぶことが重要になってきます。近年では各種ストレージを製造・販売しているパソコン周辺機器メーカーがデータ復旧サービスの提供を開始。「技術力の高さ」が評判になっています。それはストレージの「特性」や「構造」といった、開発者だけが知っている情報を共有しているからに他なりません。
データ復旧のノウハウは公開されておらず、各社がそれぞれ独自に研究・蓄積しています。HDDやSSDをはじめとする各種ストレージは、メーカーの努力によって日々改良が続けられてきており、常に情報の刷新が必要です。もし未知の障害が起きたとしても、ストレージ商品の最新のノウハウを共有しているメーカーなら、場当たり的な復旧を行うのではなく、問題箇所の推測が容易。より高い精度での復旧が可能になるのです。
メーカーだからこそ提供できる「安心感」
大切なデータを取り戻すサービスだからこそ、技術力と並んで必要なのが「安心感」。たとえば、ユーザーのパソコンでは起動できないストレージでも、別のオペレーティングシステム(OS)では起動できるケースがあります。このようなケースの場合、ストレージがバッファロー製のものなら、「データ復旧サービス」としてではなく、「メーカーの責任」として、ストレージの動作復旧を優先して修理作業を実施します。この場合、商品の保証期間中なら修理料金は無償。このように、メーカーにしかできない臨機応変な対応が大きな安心感につながっています。
データ復旧は高い技術力を持つメーカーがおすすめ
ストレージには重要なデータが多く保存されており、それを失ってしまうのは絶対に避けたい事態です。しかし、ストレージも年月とともに劣化し、いつかは壊れてしまいます。バックアップなど万全の対策を取っていたとしても、万が一の事態がいつ降りかかるかわかりません。そのときに頼りになるデータ復旧サービスは、信頼できる業者を選ぶことが不可欠。安全にデータ復旧をするには、今回紹介したような高い技術力を持つデータ復旧サービスを利用したほうがいいでしょう。