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ACアダプター
正式には「AC-DC変換アダプター」。家庭用コンセントなどの交流電流(AC)を、電気製品で使える直流電流(DC)に変換する装置のこと。ACアダプター付きのケーブルのことを単に「ACアダプター」と呼ぶ場合もある。ACアダプター付きケーブルでよく使われているのは、プラグ部分に変換アダプターを搭載しているタイプと、ケーブルの途中に変換アダプターを搭載しているタイプの2種類。電気製品の電源が入らない時はまず最初にここをチェックしたい。
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CFカード
「コンパクトフラッシュカード」をご参照ください。
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Chkdsk
Windowsに搭載されている、ドライブのエラーをチェックするためのツール。読み方は「チェックディスク」。ハードディスク等のファイルシステムが破損する論理障害が発生した時には、Chkdskを適用することで修復できることがある。ただし物理障害が発生しているハードディスク等を修復することはできない。Chkdskを適用することで症状が悪化する可能性があるため、注意が必要である。
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HDD
「ハードディスク」をご参照ください。
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HUB
「ハブ」をご参照ください。
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LAN
会社や家庭など限られた範囲の中で、複数のパソコンやスマートフォンなどの情報機器をつないで、データ通信できるようにしたネットワークのこと。「Local Area Network」の略で、読み方は「ラン」。機器間をケーブルでつなぐ「有線LAN」と無線でつなぐ「無線LAN」がある。無線LANは一般に「Wi-Fi」とも呼ばれる。
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NAS
パソコンなどにつなぐ必要がなく、ネットワークに直接つないで使用できるハードディスク。「Network Attached Storage」の略で、読み方は「ナス」。「ネットワーク対応HDD」とも呼ばれる。外付けHDDのようにパソコンにつないだり外したりする必要がなく、同じネットワークにつないだ複数のパソコンやスマートフォンなどから同時にアクセスして、データを保存したり読み出したりできる。企業などでファイルサーバーとして使用されることも多く、特にデータ復旧の依頼件数が多い機器の一つ。
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OS
「Operating System」の略で、読み方は「オーエス」。デジタル機器をユーザーが使えるようにするための基本ソフトウェアのこと。パソコン用のWindows 10やMac OS、スマートフォン用のiOSやAndroidの他、様々なデジタル機器に、その機器に適したOSが搭載されている。パソコンのOSは、ハードディスク等の内蔵記録メディアにインストールされており、記録メディアが故障したり、保存されているOSのデータが破損したりするとパソコンが起動できなくなる。
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RAM
「Random Access Memory」の略で、読み方は「ラム」。単に「メモリー」とも呼ばれる。パソコンなどの情報機器がデータを処理したり画面表示したりする作業を高速で行うために、データを一時的に保管する役割を担う。RAMの容量が大きいほど、大きなデータの処理速度が速くなる。機器の電源を落とすと、保存されていたデータは消えてしまう。RAMが故障したり、接触不良を起こしたりすると、機器が起動できなくなる。
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ROM
「Read Only Memory」の略で、読み方は「ロム」。ユーザーが自分で書き換えることができない、読み出し専用の記憶装置。BIOSやファームウェアなど機器の基本動作を制御するプログラムを保存しておくために使われる。ROMが故障したり、接触不良を起こしたりすると、機器が起動できなくなる。
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SATA
「シリアルATA 」をご参照ください。
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S.M.A.R.T
ハードディスクが自動的に記録している使用時間、起動・停止の回数、エラーの回数や内容、温度などの情報のこと。「Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology」の略で、読み方は「スマート」。パソコンに自動診断ソフトウェアをインストールすることで、S.M.A.R.T情報をもとにハードディスクの状態を常にチェックし、故障を事前に予測できる。当社製外付けHDD(現行モデル)はS.M.A.R.T情報を活用した故障予測サービス「みまもり合図」に対応している。
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SDカード
フラッシュメモリーにデータを保存するメモリーカードの一種。サイズは24mm×32mmで、厚さは2.1mm程度。デジタルカメラやデジタルビデオカメラなど幅広いデジタル機器に使用されている。最大容量が32GBまでの「SDHCカード」、2TBまでの「SDXCカード」などの種類がある。デジタルカメラなど抜き差しの多い用途で使われることが多く、また折れ曲がりやすく、静電気にも弱いため、取り扱いには注意が必要。
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SSD
フラッシュメモリーをハードディスクのように扱うことのできる記録メディア。「Solid State Drive」の略で、読み方は「エスエスディー」。ハードディスクと比べて、データの読み書きが速い、動作音がなく静か、消費電力が小さい、衝撃による故障リスクが低い、などのメリットがある。逆に熱や電気的なストレスには弱く、書き込み回数にも上限があるため、使用環境や用途には注意が必要。
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USB
パソコンなどの情報機器に外付けHDDやUSBメモリーなどの周辺機器を接続するための規格の一つ。「Universal Serial Bus」の略で、読み方は「ユーエスビー」。USBの中にもいくつかの規格があり、それぞれ最大データ転送速度が異なる。2000年代前半に普及したUSB2.0の最大データ転送速度は480Mbpsだが、USB3.0〜3.2 Gen1は5Gbps、USB3.2 Gen2は10Gbpsと、世代とともに高速化している。USB端子には、USB Type-A、USB Type-B、USB Type-C、USB Micro-Bなど様々な形状がある。
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暗号化
パソコンなどのデータを他人に見られない状態に変換すること。最も一般的なのはパスワードを使用した暗号化で、パスワードを入力することによって暗号化されたデータを元の状態に戻し、内容を見ることができる。NASや一部の外付けHDDにはメーカー独自の暗号化機能が搭載されており、パスワードを一定回数間違えるとロックがかかるものが多い。暗号化されている記録メディアはパスワードを知らないとデータ復旧ができないので注意が必要。
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ウイルス
パソコンなどの情報機器のプログラムファイルに感染し、ファイルの一部を書き換えて増殖し、ユーザーが意図しない不正な指令を出すプログラム。正式には「コンピューターウイルス」だが、単に「ウイルス」と呼ばれることも多い。ウイルスに感染すると、ファイルが勝手に書き換えられる、パソコンの電源が勝手に落ちる、勝手に再起動するなどの症状が現れる。ウイルス対策ソフトによって発見・駆除できない場合は、必要なデータを復旧した上でリカバリーする必要がある。
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回復キー
Windows10に標準搭載されている暗号化機能「BitLocker」には、暗号を解除するためのパスワードの他に「回復キー」を設定できる。回復キーが設定されていれば、パソコンが故障した時など、パスワードで解除ができない状態でも強制的に暗号を解除できる。いざという時にデータ復旧をスムーズに行えるよう、パソコンの内蔵メディアを暗号化する際には回復キーを設定して、印刷やメモなどを残しておくことが望ましい。
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回復ドライブ
Windowsパソコンを初期状態に戻すための機能で、Windows8以降に標準搭載されている。回復ドライブを作成するためには32GB以上の外付けメディアが必要。通常はUSBメモリーが使われるが、外付けHDD/SSD等でも作成は可能。回復ドライブを作成すると、記録メディアに保存されていたデータは上書き削除されてしまうため注意が必要。誤って回復ドライブにしてしまった場合でも、上書きされてしまったデータ以外は復旧できる可能性がある。
誤って回復ドライブにした記録メディアのデータ復旧については、こちらのページをご参照ください。 -
拡張子
ファイルの種類(形式)を区別するために、ファイル名の後に付けられる文字列。ピリオド「.」と3〜4文字程度(5文字以上の場合もある)の英数文字で表記される。ファイル名が文字化けなどによって読めない場合でも、拡張子を見ることでファイルの種類を特定し、何のファイルかを推測できることがある。
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基板
電子部品をはんだ付けして電子回路を構成する板。「PCB(Printed curcuit board)」「プリント基板」「電子回路基板」とも呼ばれる。電子機器の頭脳であるCPUをはじめ、必要な電子部品の多くがここに集められている。ハードディスクの基板が故障した場合は、基板の修理で直る可能性がある。
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共有フォルダー
同じネットワーク上の複数の情報機器から参照できるように設定されたフォルダー。企業や団体でスタッフ間の情報共有や共同作業などに利用されることが多い。共有フォルダーは、アクセスを許可するメンバー、読み込み/書き込みの制限、パスワードによるアクセス制限などを設定できる。共有フォルダーが表示されなくなった場合は、共有フォルダーが置かれている機器、アクセスしようとしている機器、ネットワークなど、様々な原因が考えられるため、一つずつ順にチェックする必要がある。
TeraStationの共有フォルダーにアクセスできない時の対処法は、こちらのページをご参照ください。
LinkStationの共有フォルダーにアクセスできない時の対処法は、こちらのページご参照ください。 -
コンパクトフラッシュカード
フラッシュメモリーにデータを保存するメモリーカードの一種。サイズは42.8mm×36.4mmで、厚さは3.3〜5mm程度。デジタル一眼レフカメラに多く使われたが、近年はSDカードを採用している機種が多くなっており、コンパクトフラッシュカードが使われる機会は少なくなっている。
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再構築
RAID1/5ではRAIDを構成しているハードディスクのうち1台 が、RAID6ではRAIDを構成しているハードディスクのうち2台が故障した場合に、新しいハードディスクに交換後、故障前の状態に復旧することができる。この復旧作業のことを「再構築」もしくは「リビルド」という。手軽に再構築が行えるのはRAIDのメリットの一つだが、1台のハードディスクが経年劣化で故障した場合には、再構築時に他のハードディスクも故障し、再構築ができなくなることがあるので注意が必要。重要なデータが保存されている場合には、再構築の前にバックアップを行っておく必要がある。
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冗長化
冗長化とは、システムに障害が発生した場合に備えて予備の機器を配置して多重化しておくこと。RAIDによって故障時に再構築できるようにしておく方法などがある。
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システムエリア
「サービスエリア」 をご参照ください。
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シリアルATA
パソコンなどの情報機器にハードディスク、SSD、光学ドライブ等の周辺機器を接続するための規格の一つ。読み方は「シリアルエーティーエー」。「SATA(エスエーティーエー、エスアタ、サタ)」とも呼ばれる。2000年代前半に普及したRevision 1.0の最大データ転送速度は150MB/sだが、Revision 2.0は300MB/s、Revision 3.0は600MB/sと、世代とともに高速化している。現行のパソコン製品の多くは、内蔵HDD/SSDをシリアルATAによって接続している。また外付けHDD/SSDの多くは、USB-SATA変換基板を搭載している。
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ストレージ
パソコンやスマートフォンなど、情報機器のデータを保存する装置のこと。内蔵ハードディスク/SSDなどの「内部ストレージ」と、外付けHDDやUSBメモリーなどの「外部ストレージ」があり、「記録メディア」とほぼ同義。インターネット経由でデータを保存したり共有したりできるクラウドサービスも「オンラインストレージ」と呼ばれ、ストレージの一種である。
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セーフモード
パソコンに問題が発生し、通常の起動ができなくなった場合に使用する診断用の起動モード。パソコンが起動できる状態であれば、Windows 10の設定、システム構成(msconfig)、shutdownコマンドなどによって、最小限のドライバーだけを読み込む「セーフモード」で起動し、トラブルを解決するための診断を行うことができる。また一部のアプリケーションを使用して、最小限の作業を行うこともできる。
セーフモードの詳しい機能については、こちらのページをご参照ください。 -
外付けHDD/外付けSSD
パソコンなどの情報機器に外部接続して使用するハードディスクを「外付けHDD」と呼ぶ。情報機器の内部ストレージ の容量が足りない場合に保存容量を増やすために使われる他、内部ストレージやNASのデータのバックアップ用にも使われる。外付けHDDと同様に、情報機器に外部接続して使用するSSDを「外付けSSD」と呼ぶ。持ち運び用に設計された外付けHDD、外付けSSDはそれぞれ「ポータブルHDD」「ポータブルSSD」と呼ばれる。
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チェックディスク
「Chkdsk」をご参照ください。
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デバイス
パソコンやスマートフォンなどの情報機器や、内蔵されているハードディスク、CPU、メモリーなどの構成部品、外部接続されているモニター、マウス、キーボード、スピーカー、外付けHDD、USBメモリー、光学ドライブなど、情報機器を使うためのすべての装置の総称。
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テラステーション
「TeraStation」をご参照ください。
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パーティション
ハードディスクやSSDは、領域を分割して、複数のハードディスク/SSDのように使うことができる。分割された領域のことを「パーティション」という。起動用のパーティションとデータ保存用のパーティションを分けておくことによって、OSの再インストールをしてもデータが削除されないなどのメリットがある。操作ミスによってうっかりパーティションを削除してしまうと、そのパーディションに保存してあったデータが削除されてしまうので注意が必要。パーティションを削除しても、データは完全には消去されないため、復旧できる可能性がある。
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ハードディスク
「ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)」の略。データを保存する記録メディアの一つで、HDDと表記されることも多い。大容量のデータを保存できることから、パソコン、外付けHDD、サーバーなど、大容量データの保存が必要な多くの情報機器に使用されている。機械的に動作する精密機器のため、衝撃や通電不良、経年劣化などにより構成部品が故障すると、保存してあったデータが読み出せなくなる。
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バイト
データの容量を表す単位で、「B」と略記される。記録メディアやメモリーなどの容量、ファイルのサイズなどを表す時に使われる。容量の大きさに合わせて、KB、GB、TBなどの単位が使われる。ハードディスクの容量とWindowsやMac上の容量では計算方式が異なるため、パソコン等のOS上で表示される容量に誤差が発生するが、実際には同じ容量であり、異常ではない。バッファロー製ハードディスク商品は、1KB(キロバイト)=1000B、1MB(メガバイト)=1000KB、1GB(ギガバイト)=1000MB、1TB(テラバイト)=1000GBとして販売しているが、Windowsでは、1GB=1024×1024×1024Bとして計算される。
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バックアップ
記録メディアの故障や誤操作によるデータ消失に備えて、2つ以上の記録メディアに同じデータを保存しておくこと。手作業によるデータコピーもバックアップの一種だが、OS 標準搭載のバックアップ機能や市販のバックアップソフトなどを使って定期的に自動バックアップを行うことが望ましい。
バックアップの詳細については、こちらのページをご参照ください。 -
光メディア
CD、DVD、BD(ブルーレイ)などの総称。「光ディスク」「光学メディア」「光学ディスク」とも呼ばれる。円盤の表面にレーザーの光を当てることによってデータを記録し、そのデータを光センサーで読み取る。光メディアを読み取る装置を「光学ドライブ」という。光メディアは紫外線、高温、高湿、経年などの影響でデータを読み取れなくなることがあるが、状態によってはデータを復旧できる可能性がある。
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フラッシュメモリー
データの読み書きが可能なチップ型の電子部品。SSD、USBメモリー、SDカードなどの記録メディアに使用される。ハードディスクと比べて、データの読み書きが速い、動作音がなく静か、消費電力が小さい、衝撃による故障リスクが低い、などのメリットがある。NAND型とNOR型があるが、単にフラッシュメモリーという場合は、NAND型を指すことが多い。
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プラッター
ハードディスクを構成する円盤状の部品。データを保存する役割を担う。1分間に5000回以上の速度で非常に高い精度で回転するプラッターの上を、磁気ヘッドがなぞるように動きながらデータの読み書きを行う。プラッターの記録面に傷が付いたり、ゴミが付着したりすると、データの読み書きができなくなる。故障したハードディスクのデータを復旧する際は、ハードディスクを分解して、特殊な方法でプラッターからデータを読み取る。
プラッターの詳しい情報については、こちらのページをご参照ください。 -
不良セクター
ハードディスクのプラッターやSSDのフラッシュメモリーチップは、データを保存する記録面が細かく区分されており、そこにデータを分散して記録する。データを記録する領域の最小単位を「セクター」といい、傷や摩耗などによってデータが読めなくなったセクターを「不良セクター」という。不良セクターが発生すると、そのセクターは自動的に使用されなくなり、正常なセクターだけで読み書きが行われる。不良セクターが多くなると、ファイルが読めない、パソコンが起動しないなど、トラブルの原因になる。
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ベアドライブ
パソコンや外付けHDDなどに内蔵して使用することを前提としたむき出しの記録メディアのこと。通常「ハードディスク」や「SSD」と言えば、主にベアドライブを指すが、外付けHDD/SSDと混同しないようにあえて「ベアドライブ」と呼んで区別することがある。
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マルウェア
パソコンなどの情報機器を不正に動作させようとする、悪意のあるソフトウェアの総称。コンピューターウイルスの他、ワーム、トロイの木馬、ロジックボム、ボットなど、悪意のあるソフトウェアはすべて「マルウェア」に含まれる。
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メディア
情報の記録や伝達に使われる媒体のこと。コンピューター関連では主にデータを保存する記録媒体のことを指し、マスメディアやマルチメディアと区別するために「記録メディア」と呼ぶこともある。外付け/内蔵HDD、外付け/内蔵SSD、NAS、USBメモリー、SDカード、CFカード、光メディアなどがこれにあたる。
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メモリー
「RAM」をご参照ください。
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容量
ハードディスクなどの記録メディアに保存できるデータの量、もしくはファイルのサイズのこと。主にキロバイト(KB)、ギガバイト(GB)、テラバイト(TB) などの単位で表す。「ハードディスクの容量」という場合は通常、ハードディスクの仕様上の容量を指す。記録メディアのうち、まだデータが保存されていない部分の容量を「空き容量」という。
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リビルド
「再構築」をご参照ください。
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リンクステーション
「LinkStation」をご参照ください。
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論理障害
記録メディアのデータトラブルの一種で、メディア自体に物理的な破損はないが、データが読めなくなっている状態。ファイルシステムの破損などでデータを読み込めなくなった状態の他、必要なデータをうっかり消去・上書きしてしまった、誤操作でメディアを初期化してしまった、ウイルスに感染してしまったなどのデータトラブルも論理障害に含まれる。
論理障害の詳しい情報については、こちらのページをご参照ください。