データ復旧事例


データ復旧サービス

データ復旧事例

実際にご依頼いただいたデータ復旧の事例の症状と診断結果を
記録メディア別にご紹介しています。

外付けHDD復旧事例

症状

フォーマットしてください又は初期化しますか?のメッセージが出る。

診断結果

論理障害軽度

ファイルシステムの情報が損傷していました。
ハードディスクには物理的な障害は見られず、データ領域は無事でしたので、目的のデータを含め、概ね良好にデータ復旧ができました。このような障害は「ハードウェアの安全に取り外し」を行わずに取り外した際や停電、不意の電源遮断などにより発生しやすい症状です。ハードディスクやUSBメモリを取り外す際には、「安全な取り外し」をするように心がけましょう。

症状

誤ってフォーマットをしてしまった。

診断結果

論理障害中度

フォーマット(初期化)をしたことにより、ハードディスクのシステム領域が書き換えられていたものの、データ領域には実際のデータが残っており、目的のデータを含め復旧することが出来ました。フォーマットをすると、元のデータはすべて消えたように見えますが、多くの場合データを管理するシステム領域を書き換えるだけで、データ領域はそのまま残っていることが多いです。
新たにデータの書き込み(上書き)を行わなければ、データが復旧できる可能性も高くなります。

症状

誤ってデータを削除してしまった。

診断結果

論理障害中度

復旧したいデータの保存領域に新しいデータが上書きされていなかったため目的のデータの復旧をすることができました。データ削除後、他の操作をせずにすぐにデータ復旧をご依頼頂いたことで復旧成功に繫がりました。削除したデータを復旧する場合は、復旧したいデータについてお話を伺い、作業を進めていきます。膨大なデータの中から目的のデータを探す必要があるため、データを特定できる詳細な情報を頂くこともデータの復旧には必要です。

症状

誤ってWindowsの回復ドライブにしてしまった。

診断結果

論理障害中度

ハードディスクがWindowsの回復ドライブとしてフォーマットされていました。
先頭32GBが FAT32形式でフォーマットされ、Windowsのシステム情報が上書きされてしまったため、元のファイルシステムが損傷していました。上書きされた領域に書かれていたデータは消えてしまいましたが、目的とするデータの復旧には成功しました。

症状

認識するがデータの読込みに非常に時間がかかり、途中でフリーズする。

診断結果

物理障害軽度

ハードディスクの記録面に不良セクターが発生し、データの読み出しが正常にできない状態でした。データを読み出す際に不良セクターにぶつかり読込みを繰り返すことで時間がかかっていたと思われます。不良セクターが非常に少なかったため概ね良好にデータ復旧ができました。

症状

カタカタと異音がし、外付けハードディスクが認識しなくなってしまった。

診断結果

物理障害中度

ハードディスク内部の磁気ヘッドに障害があり、これが原因で異音が発生していました。お預かりした時点では、電源投入時の初期動作が行えない状態でしたが、データ記録面の損傷が少なかったためハードディスクを開封し磁気ヘッドを交換することにより、ご希望のデータの読み出しに成功しました。ヘッドが損傷している場合は、電源を投入することでデータ記録面に傷をつけてしまうことがあるので、注意が必要です。

症状

震災により水没してしまった。

診断結果

物理障害重度

ハードディスクドライブに浸水している可能性が高く早急に内部洗浄が必要な状態でした。内部洗浄により泥や海水を取り除きハードディスクの記録面が読み込み可能になったため、目的のデータの復旧に成功しました。水没した場合はハードディスクが乾燥する前に早急に対処することが重要です。お早めにデータ復旧をご依頼頂くことをお勧めします。

症状

認識しなくなったため市販のデータ復旧ソフトを使用したが復旧できなかった。

診断結果

物理障害軽度

ハードディスクの記録面に不良セクターが発生していたために、データ復旧ソフトではデータの読み出しが正常にできず、お客様の環境では復旧ができなかったものと推定されます。専用の機器を使用することで不良セクターを除く領域のデータを読み出し、概ね良好に復旧することができました。
市販の復旧・復元ソフトは、安価で手軽に使用できる一方で、適用した商品に物理的な障害があった場合に状態を悪化させてしまう場合があります。復旧ソフトで復旧を試みる際には、様々なリスクがあることを理解した上で使用するようにしましょう。
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症状

ポータブルタイプの外付けHDDが起動しない。

診断結果

異常なし

お預かりした商品および付属品(USBケーブル)に異常はなく、保存されているファイルも問題なく動作する状態でした。そこでお客様にご使用環境について伺ったところ、USBハブを使用してPCに接続されていることが分かりました。商品の状態と聞き取り調査結果から「異常なし」と診断。商品をご返却してUSBハブなしでの使用をお試しいただき、お客様の環境でも問題がなく使用できることが確認できました。
ポータブルタイプの商品はUSBケーブルから給電するため、USBハブを使用したり、付属品以外のUSBケーブルを使うと、外付けHDDへの電力供給が不足して動かないことがあります。PCに直接接続いただくことで症状が改善する場合があります。
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症状

アクセスランプは点灯・点滅しているが、HDDを認識しない。

診断結果

物理障害中度

ベアドライブを分解して磁気ヘッドを交換することにより、データを読み出し、復旧することができました。

症状

誤ってパソコンのACアダプターを接続し電源を入れてしまった。

診断結果

物理障害中度

パソコンのACアダプターを接続し、高い電圧がかかったことにより、ベアドライブの基板が損傷していました。幸いにもデータ領域は無事だったため、基板を交換することで概ね良好にデータ復旧することができました。
ACアダプターは形状が似ていても、かかる電圧が異なる場合があります。必ず付属のACアダプターを使用するようにしましょう。

NAS復旧事例

症状

NASにアクセスできない

RAID

RAID 5

診断結果

物理障害軽度

4台のハードディスクドライブのうち、2台(Dsik1とDisk2)に物理障害がありました。ログを調査したところ、Disk1は1年以上前に故障し、残りの3台(Disk2~4のデグレードモード)で使用されていたことが確認できました。Disk2に障害が発生した時点でRAIDが崩壊し、データへのアクセスが出来なくなったと考えられます。このような場合、最新のデータを復旧するためには最後まで使用されていた3台(Disk2~4)からデータを抽出する必要があります。幸いにも最後に障害が発生したDsik2の障害が軽かったため目的のデータを復旧することが出来ましたが、障害のレベルによっては、復旧不可能になることもあります。

症状

NASにアクセスできない

RAID

RAID 5

診断結果

物理障害軽度

4台のハードディスクドライブ全てに多数の不良セクターが見つかりました。不良セクターによってデータが読み取りにくい状態になっていましたが、概ね良好にデータの復旧をすることができました。

症状

RAIDの再構築を行っている最中にディスクが故障してしまった。

RAID

RAID 5

診断結果

物理障害中度

4台のハードディスクドライブをRAID5で使用していましたが、故障したディスク(Disk1)を新しいディスクへ交換してRAIDを再構築している最中に、他のディスク(Disk2)にも物理的な障害が発生してしまったことがログから確認できました。リビルド中に故障してしまったDisk2に物理的処置を行い、無事にデータの復旧ができました。

症状

ウイルス感染によりデータが消失した。

RAID

RAID 0

診断結果

論理障害重度

お預かりした商品はウイルス感染により共有フォルダ内のデータが消失し、脅迫文が書かれたテキストファイルのみ残されている状態でした。削除痕跡をもとに構造補正を試みることで、フォルダ構造が一部復元できなかったものの、多くのデータを復旧することができました。ウイルス感染によるデータの消失は非常に難易度の高い復旧作業ですが、復旧ができる場合もあります。感染が疑われる時はすぐに電源を切り、ネットワークから切り離した上で、データ復旧サービスにご相談ください。
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症状

Disk1にエラーランプが点灯。アクセスができない。

RAID

RAID 1

診断結果

論理障害軽度

2台のハードディスクドライブのうち、Disk1に不良セクタ―が確認されましたが、Disk2には物理的な異常はありませんでした。NASに記録されているログの解析やお客様への聞き取りを行った結果、RAID1(ミラーリング)でご使用されていたと判断し、Disk2のみから復旧作業を行い、概ね良好に復旧することができました。

症状

共有フォルダを削除してしまった。RAIDを削除してしまった。

RAID

RAID 5

診断結果

論理障害重度

フォルダの構造とフォルダ名は破損してしまいましたが、必要なファイルを復旧することができました。

SSD復旧事例

症状

アクセスランプが点滅するが認識しない。

診断結果

物理障害重度

SSD内に保存されているデータを制御するメモリーコントローラーの不良を確認。同タイプのSSDよりコントローラーを移植してデータの吸い出しを試みたところ、復旧に成功しました。
SSDはフラッシュメモリーチップにデータを保存し、メモリーコントローラーで制御しています。フラッシュメモリーチップに物理的な異常がある場合は、データ復旧が非常に難しくなります。 関連情報
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症状

外付けSSDのデータを誤って削除してしまった。

診断結果

論理障害中度

データ削除後すぐに操作をやめて、SSDをPCから取り外したため、削除したデータがまだ残っており、概ね良好にご希望のデータを復旧することができました。
削除したデータは、別のデータで上書きされてしまうと復旧できなくなります。SSDのデータを誤って削除してしまった場合は、すぐに使用を中止しましょう。

SDカード復旧事例

症状

スマートフォンのmicroSDカードに保存していたデータが見られなくなった。

診断結果

論理障害軽度

ファイルシステムの障害により認識しない状態でした。ファイルシステムを修復することにより、無事データ復旧できました。

症状

10年程前にビデオカメラで撮影したデータを見ようと思ったら認識しない。

診断結果

論理障害軽度

非常に読み出し速度が遅いもののデータの読み出しはできる状態でした。しかしながら、一部の動画ファイルが破損しており、映像に乱れがありました。破損してしまったファイルは、復旧作業を行っても元の状態に修復することはできません。破損ファイルが含まれていることをご説明し、ご了承いただいた上で、復旧データを納品させていただきました。

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