毎日の業務に欠かせないのがNASで管理している共有データです。
現場の住所録、工程管理表、施工マニュアル、請求書や見積書などの書類データなど様々なデータを10名ほどの社員で共有していました。大切なデータなので、バックアップを取ろうとHDDを購入して到着を待っている時の出来事でした。

同僚が土曜に出社して、蛍光灯を取り替える際にショートしてしまいオフィスのブレーカーが落ちたそうです。その時は、NASが動かなくなっているという深刻な事態に気づく事ができませんでした。

その事実に気づいたのは月曜の朝。
いつも通り、その日の行動予定を確認しようとした同僚が異変に気付きました。「アクセスできない」と連絡をもらい、まずは電源を落として再起動をしてもらいましたが状況は変わらず。次にネットワーク関連の保守をしてもらっている外部の担当者の方に連絡して、状況を確認してもらいましたがシステム障害と言われました。

自分でも状況を確かめるためネットの検索で探した無料のデータ復旧ソフトで試してみたものの、やはりデータ復旧はできそうにないことがわかりました。約30分後には、すぐさま次なる手としてデータ復旧業者を検索。その中で信頼できそうなデータ復旧業者に早速電話して無料診断をしてもらうことに。

問い合わせした業者のサイトには数多くの復旧事例が掲載されており、金額もそこまで高くはありませんでした。ですが、実際に相談してみるといくつか気になる点がありました。まずはサイトに掲載されていた金額よりも何倍も高いデータ復旧費用を提示され、さらに決済を急かされるような話をされ不信感が強くなりましたね。

ひとまず、最初に相談した業者でのデータ復旧はキャンセル。ここで諦めかけましたが、最善は尽くしたいと考えていたので改めてデータ復旧業者を探すことに。そこで見つけたのがバッファローが運営するデータ復旧サービスでした。

NASがバッファロー製だったので、メーカーが提供しているデータ復旧サービスであれば間違いないと思い、さっそく問い合わせました。電話対応いただいた方も親切丁寧に案内してもらったので、すごく印象が良かったです。まずは、復旧できるかも含めて診断してもらうためにNASを発送しました。

送ってから2〜3日後には復旧できるとの連絡をもらい、金額も想定していた範囲に収まる金額だったので即データ復旧を依頼。その2〜3日後にはデータ復旧完了の連絡をいただきました。NASが使えなくなったのが12月という年の瀬で、保管していたデータが必要な場面も多々あったのでスピーディーに復旧してもらって本当に助かりました。

復旧してもらったデータは100%とまではいかないですが、必要なデータはほぼ復旧することができました。復旧後はしっかりとバックアップも取り、元の環境に戻すために奮闘中です。途中でデータ復旧する事を諦めそうになりましたが、バッファローのデータ復旧サービスを見つけることができて本当に良かったです。