RAIDが壊れたらまずバックアップ
2018.05.30
RAIDは複数のHDDをひとつのドライブのように認識・表示させる技術で、万が一のHDD故障時にもデータへのアクセスを可能にするなど安全性を高めたりできるものです。しかし、その取り扱い方を間違えると、重要なデータを失うことがあります。
よくあるトラブルとしては次のようなものがあります。
1.1台のHDDが故障したが、そのまま使用し続けたところ、もう1台のHDDも故障しデータを失った。
2.1台のHDDが故障したので、新しいHDDに取り替えたが、誤ってHDDの順番を間違えたため、データが壊れてしまった。
3.1台のHDDが故障したので、新しいHDDに取り替えたが、リビルド中にもう1台HDDが故障し、データが壊れてしまった。
1、2はその運用方法の誤りですが、3については通常の手順通りにHDDを交換したのに、なぜ?と思われるかもしれません。この原因の一つとして、HDDの劣化が考えられます。RAID機能を搭載した商品に入っているHDDは、個体差こそあれ、同じ時期に寿命を迎えることが想定されます。また、リビルドはHDDに重い負荷をかけることもあり、リビルド中に劣化したHDDが故障してしまうことがあります。
こんな時はどうしたらいいのでしょうか?
リビルドをする前にバックアップの実施を推奨しています。バックアップはリビルドほど負荷をかけないので、RAIDが壊れた機器の利用(バックアップ以外)を停止し、保存されているデータのバックアップを実施してください。
万が一バックアップがうまくできないといった状況であれば、データ復旧サービスの利用をご検討ください。
バッファローのデータ復旧サービスは、長年RAID機能搭載のNASやHDDを開発してきた技術力を元にデータの復元も手がけており、お使いの商品のメーカーによらずご利用いただけます。データが復元できるかの診断は無料ですので、まずはご相談ください。