@Professional Users【第228回】バリスタ/カフェ経営者/コーヒー器具ブランドプロデューサー 鈴木 康夫

「Wi-Fi EasyMesh™」で店舗内のすべての空間をWi-Fiで満たせるWi-Fiルーター

第228回の@Professional Usersはコーヒーに関わる人で知らない人はいないTRUNK COFFEEの代表であり、世界に誇るコーヒー機器ブランド「ORIGAMI」のプロデューサーでもある鈴木 康夫 (すずき やすお)さんが登場です。3年間旅行代理店に勤務しますが、その後マルタ共和国へと渡りその地で見つけたカフェに魅了され、コーヒーの地、デンマークでバリスタへの修行を開始します。日本人初のバリスタとなったデンマークから帰国して自身のカフェ「TRUNK COFFEE」をすぐさま名古屋にオープンさせ、その後 岐阜の陶磁器メーカーと共にコーヒー器具ブランド「ORIGAMI」をスタートさせます。今では世界中のバリスタたちが「ORIGAMI ドリッパー」を使用しているほどの大人気ブランドへと成長します。TRUNK COFFEEも2号店、3号店とオープンさせていき中国にも3店舗オープンさせます。世界中へのコーヒーの架け橋を独自のネットワークとフットワークと情熱で結びつけ、次世代へのリレーションも行い、ほぼ日本にいることはないという鈴木さんは、まさに日本から世界へ発信していったコーヒー界のヒーローだと言えます。そして塗料の倉庫だったところをリノベーションして生まれた2号店の「TRUNK COFFEE & CRAFT BEER 上前津」。しかしコンクリート壁の4階建て鉄骨造のこの物件はWi-Fiの電波が届きにくく、スマートPOSのiPadがうまくWi-Fiにつながらず決済処理に支障がでることもしばしば。そこでバッファローの提供によって「Wi-Fi EasyMesh™」対応のWi-Fi 6(11ax)ルーター「WSR-6000AX8Pシリーズ」を3台導入し、1階から4階まですべての空間をWi-Fiで満たすことに成功したといいます。大のコーヒー好きのLAVAが鈴木さんの奇想天外なサクセスストーリーをたっぷりと聞き、バッファローのWi-Fiルーターでどう店舗が生まれ変わったかを名古屋の上前津にある「TRUNK COFFEE & CRAFT BEER 上前津」を訪れお話を伺いました。

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Creator’s Profile

日本・株式会社トランク 代表取締役 CEO
中国・深圳市创刻咖啡有限公司 COO
コーヒー器具ブランド ORIGAMI プロデューサー

【経歴】
大学卒業後、大手旅行代理店で3年勤務
2007年 地中海の島国・マルタ共和国へ渡る
2010年 バリスタ世界チャンピオン 4名を排出するデンマークでバリスタキャリアをスタート。 デンマークでは日本人初のバリスタとして活躍
2012年 ノルウェーの名店 FUGLEN の東京進出と共に帰国、立ち上げに携わる
2014年 名古屋に株式会社トランク設立、TRUNK COFFEE1号店をオープン
2014年 岐阜の陶磁器メーカーと共にコーヒー器具ブランド『ORIGAMI』をスタート
2015年 志賀高原ビールとのコラボレーションで本格的にコーヒービールの発売
2017年 2号店 TRUNK COFFEE & CRAFT BEER をオープン
2017年 3号店 TRUNK COFFEE STAND をオープン
2017年 世界マーケットを視野に海外のイベント出店を開始
2019年 世界ブリューワーズカップでサポートしていた中国代表バリスタ ドゥ・ジャニンさんがORIGAMIドリッパーを使用して世界チャンピオンに輝く
2019年 中国に深圳市创刻咖啡有限公司設立、姉妹ブランド『+trunk』1号店を深圳市にオープン
2020年 オークラニッコーグループのホテル『nikko style nagoya』のコーヒーを全面監修
2021年 中国2号店を深圳市の中心 COCO PARK 内にオープン
2021年 株式会社エイチ・アイ・エス運営の『変なカフェ』と 『TRUNK COFFEE』のコラボレーション店舗を渋谷にリニューアルオープン
2023年 中国 BALMUDA THE BREW アンバサダー就任
2023年 世界ブリューワーズカップでチリ代表カルロス・メディーナさんが2度目のORIGAMI ドリッパー世界チャンピオンに輝く。 *ジャパンエアロプレスチャンピオンシップ・ジャッジ、運営。 香港・タイエアロプレスチャンピオンシップ・ジャッジ、その他

【講演・セミナー活動等】
世界20カ国以上でプロモーション・講演・コーヒーセミナーを行う
地方企業のブランディング・マーケティング・海外進出の講演
日本の若者が海外市場で活躍するための講演

http://www.trunkcoffee.com

鈴木 康夫さん

Interview

世界のトップレベルのコーヒーを出す、ブームに乗らない、ブームは自分で作る、文化は自分で作る。自分は世界一になりたいと常に考えています。

——バリスタ、TRUNK COFFEE、そしてORIGAMIブランドのプロデューサーでもある鈴木康夫さんです。まずは鈴木さんがコーヒーの世界へと踏み込んでいった経緯を教えてください。

地元が愛知で両親、姉、みんな公務員という中で育ちました。なんかガチガチで苦しかったです。父がサッカーを教えていたので無理矢理サッカーやらされて。高校もサッカーで行きましたが才能のなさを感じ3ヶ月でやめました。そこまでは親がやれって言ったことをすべてやっていた感じ。ピアノもやったし勉強もやった。週10で習い事(笑)。でもある時、鎖から解き放たれたんです。

——それは?

Fat Boy Slimを聴いたんです。

——お、来ましたね。

聴いた瞬間こりゃヤバいと。そこからクラブに通い出し東京にも頻繁に行くようになって西麻布のYellowにはしょっちゅういました。

——僕がYellowでDJしてる時も会ってたかもしれませんね。

ほんとに。なので急にサッカー男から遊び男と化します。大学は附属だったのでそのまま行けたから勉強しないで遊びまくってましたよ。でもその遊びも物足りなくなってきて大学休学して世界一周の旅に出たんです。

——もうそのあたりからどこかおかしいですね(笑)。どの辺を周ったんですか?

最初に行ったのがイビサ島。やはりパーティーから(笑)。その頃は音楽をずっと聴いていたかったんですよね。その後ヨーロッパを周ってアジア、中米、南米に行ったあたりで「やべ、就活してない」と思い帰国しました(笑)。

——そこはきっちりしてます(笑)。

1年間のアドベンチャーをしたことでやはりここは旅行会社に就職だろうと思い3年間は旅行会社で働こうと決めました。その後はまた世界に出ようと。でも世界を周ってみて気づいたのが結構日本から来ている人たちが多いなと。その人たちはみんな日本のサラリーマンをバカにしていたんです。自分たちの方が凄いみたいな態度で。自分は彼らみたいにはなりたくないと思ったんです。海外どこに行っても自分は日本代表みたいな顔でいるんです。でも彼らみたいなのが日本代表と思われるのは恥ずかしい。彼らを変えることはできないけど自分は変わることができる。なので海外に行くためには自分の価値を上げなければいけないと真剣に考えました。

異国の雰囲気
名古屋の上前津にあるTRUNK COFFEEの2号店「TRUNK COFFEE & CRAFT BEER 上前津」です。ここの3階でインタビューを行いました。ほぼ日本とは思えない雰囲気で大好きですね。
世界を知る男の淹れるコーヒー
僕にスーパースペシャルコーヒーを作ってくれた鈴木さん。本当に美味しかったです。やはり世界を渡った男の淹れるコーヒーは一味も二味も違います。

——僕もずっとロンドンにいたのでそれはよくわかります。特に欧米にはそういった勘違いした日本人も多いんですよね。僕もそういう態度の日本人とはつるまなかったです。逆にこっちがしっかりしないとと思うんですよね。その後鈴木さんはマルタ島に行っていますね?

自分は日本代表という意識はあるんですが日本が合わないというのもありまして3年間働いた後マルタ島に行きました。自分の中で選択肢としてイギリス、アイルランド、マルタ島とあって英語を勉強しないとと思いつつ英語とマルタ語を話すマルタ島を選びました。人口40万人の小さな島です。自分は26歳になっていました。

——しかしいきなりマルタ島に行って仕事や家は探せたんですか?

探せます(笑)。まずは家探し。それである場所でバスを降りたら英語学校があったのでそこにとりあえず行って勉強も始めました。仕事はもともと旅行会社にいたので現地の旅行会社に行ってツアーコンダクターの仕事をさせてもらえました。マルタ島は日本からも旅行客は来るので日本語も喋れて旅行会社にいた人は貴重だったので入れてくれたんです。実は今の奥さんとマルタ島に行ったんですがそこで学んだことが「好きか嫌いか、やりたいかやりたくないか」。人生この2択しかないと。マルタ島には4年間いましたがこれからどうやって好きなことをやって生きて行こうかと思った時に自分はヨーロッパのカフェ文化が好きで島のカフェに入って景色を眺めるだけでも本当に楽しかったんです。そこでマルタを拠点にいくつかのヨーロッパの国々を周りました。そして次第に自分でカフェをやりたくなってきたんです。

——カフェをやるならコーヒーですね。

そうです。素人なので検索してみたらデンマークがコーヒーを淹れるチャンピオンが一番多い国と出てきました。2010年当時ですね。とりあえずデンマークに行ってチャンピオンのコーヒーを飲んでみようと思い行ってみました。

——その行動力が鈴木さんのなによりもすごいところですね。こっちがワクワクしてきます。チャンピオンのコーヒーを実際に飲んでみてどうでしたか?

衝撃が走りましたよ。今まで飲んだコーヒーとなにもかも違い素直に感動しました。これはデンマークに引っ越すしかないと思い、急遽マルタ島から温度差60度のコペンハーゲンに移りました。マルタ40度。コペンハーゲンマイナス20度(笑)。

——鈴木さんの情熱の温度が高いから大丈夫です。でもすぐにコーヒーの修行はできましたか?

当時のコペンハーゲンでバリスタの仕事をさせてくれというアジア人はほとんどいませんでしたね。バリスタの勉強というとオーストラリアのメルボルンが主流です。でもなんとかしようと思い夜は日本食レストランでアルバイトしながら3ヶ月かけてコペンハーゲン中のカフェを周りましたがどこも入れてくれませんでした。でも5日間だけコーヒーを教えてあげるという人に出会えたんです。なので5日間行ってみました。

——6日目は?

行ってみました(笑)。皿洗いでもなんでもやってみて認めてもらえばという思いで行き続けました。その時29歳で30歳目前ですからなんとかしないとと必死に食らいついたんです。そして半年経ったぐらいに正式にお店に迎えてくれました。

——やった!そこはなんというカフェだったんですか?

名前ないです(笑)。でもローカルにめちゃくちゃ愛されているカフェ。実は今の自分がやっているTRUNK COFFEEの店作りにも影響を与えてくれているカフェなんです。カフェって人と人が繋がる場所。特に海外はそうです。もしカフェが自分でも作れたら、人と人を繋げられるようなカフェにしたいなって、コペンハーゲンのそのカフェで働いている時に思ったんです。それがTRUNK COFFEEの基本スタイルにもなっています。

——いい話です。その後日本に戻ってますね。

ノルウェーにある FUGLEN というお店の東京進出の立ち上げに携わるために帰国しました。ある時雑誌「ブルータス」のスペシャルティーコーヒーの特集記事を読んだら名古屋のスペシャルティーコーヒーのお店が載っていなっかったんです。名古屋は自分の地元でもあるしここは一発、名古屋に自分のお店を作ろうと決めて2014年に高岳にTRUNK COFFEEの1号店を作りました。20席ぐらいの小さなカフェですかオープン初日は300人並びました。メディアにもかなり戦略的に動いたので大勢来てくれましたね。自分が掲げていることは世界のトップレベルのコーヒーを出す、ブームに乗らない、ブームは自分で作る、文化は自分で作る。自分は世界一になりたいと常に考えています。世界チャンピオンの方々に触れ合う機会も多かったんですが自分は世界チャンピオンにはもう勝てないと判断したんです。それよりも自分はクリエイトする側にまわろう。その方が好きですし。例えばこのコーヒーカップは岐阜県で作っている美濃焼です。岐阜県にある大きな陶磁器メーカーから器具や器を作るのを手伝って欲しいと言われて「一緒に世界一をとりましょう」と話し「ORIGAMI」というコーヒー器具に特化したブランドをクリエイトしました。バリスタで世界一になるのではなくコーヒーのトータルプロデューサーとして世界一になりたいと思ったんです。そして今や世界中で使われている「ORIGAMIドリッパー」を作った2017年に中国のマーケットを攻めました。まずは中国のコーヒーのイベントに出店したんですが、自分たちの隣のブースでORIGAMIドリッパーを使っている女性バリスタがいたんです。その彼女に聞いたら「世界中のドリッパーを使ってみた結果、ORIGAMIドリッパーで淹れたコーヒーが一番美味しかった」と。

最高のドリッパーとカップで入れた最高のコーヒー
世界に誇る「ORIGAMIドリッパー」と、同じく美濃焼で作られた「センサーカップ」を使ってコーヒーを出してくれました。最高です。

——それは凄い!

もっと凄いのはその彼女はORIGAMIドリッパーを使い中国チャンピオンになったんです。自分は彼女が世界大会で勝つためになにか一緒にできることはないかと考え、色々とふたりでやりとりしながら「センサーカップ」というコーヒーカップを生み出しました。2018年に彼女は世界大会で7位、2019年に遂に世界一になりました。

——あっぱれです!

そこから一躍ORIGAMIドリッパーやセンサーカップが世界的に有名になり、自分の名前もそこから一気に世界的になりました。コーヒー業界では自分がここは得意だということを俯瞰から見ていかないとダメだと思うんです。それはプロのDJでもプロサッカーの世界でも同じですね。俯瞰で見られないとダメです。2019年の大会ではチャンピオンの4人中3人がORIGAMIプロダクトを使っていました。去年は1位から4位までがORIGAMIプロダクトを使っています。今では40か国にORIGAMIプロダクトの代理店があります。そこを通して世界中の人々がORIGAMIプロダクトを購入できます。そして中国の深圳市に3店舗「+trunk coffee」をオープンさせています。以前は1人当たりのコーヒー消費量が年間2杯ほどといわれていた中国が今ではそれが約20杯になり、都市部では約500杯にまでなりました。少なからず影響を与えていますね。やはり中国人がバリスタの世界チャンピオンになったことが大きいです。日本国内は名古屋に3店舗、そのほか渋谷のMODIのエイチ・アイ・エスの中に「変なカフェ」という名前のコラポレーション店があります。今は自分はお店から離れていて現場スタッフが主役として店舗で頑張っています。若い子たちを伸ばしてあげることは本当に大切です。自分も若い時にチャンスをもらい伸ばしてもらえました。自分が受けたことを間接的にでもやってあげたいです。自分は年間300日が海外で、インドネシア、中国が多いです。ORIGAMIプロダクトが世界中にあるのでそのプロモーションにも頻繁に足を運びます。

イベント写真その1
ここから鈴木さんのコーヒーイベントの写真。「中国深圳でのニューイヤーフェスです。」
イベント写真その2
「深圳のコーヒーフェスの自社ブースです。」
イベント写真その3
「韓国ソウルでのカフェショーでプロモーションしています。」
イベント写真その4
「東京ビックサイトでのプロモーションです。基本的に世界中でコーヒー、淹れ方、器具のプロモーション、啓蒙活動をして回ってます。」

訪れる海外からのお客様にも自然にWi-Fiを使っていただけるようにしたい。メッシュネットワーク対応ルーターが理想の環境を実現してくれました。

——若者にチャンスを与えることの大切さ。僕もロンドンで同じようにチャンスをもらってここまで来られたと思っているのでとても共感できます。鈴木さんはTRUNK COFFEEのコーヒーと同じように生き様もこだわっているところがかっこいいです。さて、今日は TRUNK COFFEEの2号店である「TRUNK COFFEE & CRAFT BEER 上前津」でインタビューさせていただいていますが、このビルがコンクリート壁の4階建、鉄骨造でWi-Fiの電波が届きにくく、スマートPOSのiPadがうまくWi-Fiにつながらなく決済処理に支障がでることも多いと聞きました。そこでバッファローの提供によって「Wi-Fi EasyMesh™」対応のWi-Fi 6(11ax)ルーター「WSR-6000AX8Pシリーズ」を3台導入し、1階から4階まですべての空間をWi-Fiで満たすことでまったく以前との環境が変わったそうですね。まず変える前のWi-Fi状況はどんな感じだったのか教えてください。

いや、もう山奥か!ってぐらい繋がらない(笑)。そして遅い。レジ端末のiPadもWi-Fiを使うのでうまく決済もできないし本当に困っていました。お客さんからもちょっと繋がりづらいと結構言われていて。今はそれって店舗では致命的ですよね。そしてここは海外のお客さんも多いんです。夜はクラフトビールもあるので飲みに来る人もいます。観光客も来るし住んでいる外国人たちもたくさん来ます。海外の人にとってはお店にWi-Fiがあるのは当たり前ですよね。日本ってまだ少ないですが。でも僕はTRUNK COFFEEを色んな意味でワールドスタンダードにしたいんです。なのでやることはちゃんとやらないと。まずこの建物自体が4階建で鉄筋コンクリート。もともとここは塗料を扱う会社の倉庫でした。なので全体に電波が届きにくい環境ではあったんですよね。でもそれが届きにくいどころか最悪で。その状態で6年間営業してしまって。なのでとても店のWi-Fi環境に困っていたところ、今回バッファローの提供で「Wi-Fi EasyMesh™」対応Wi-Fiルーター「WSR-6000AX8Pシリーズ」を3台導入しました。

新たに導入されたWi-Fiルーター
こちらが今回TRUNK COFFEEの2号店「TRUNK COFFEE & CRAFT BEER 上前津」に提供されたバッファローのWi-Fiルーター「WSR-6000AX8Pシリーズ」。2階・3階・4階に各1台、計3台が導入されました。

——新しいWi-Fiルーターを3台入れてみてどうでしたか?

びっくりしました!もうWi-Fiガンガン飛びまくり。今まではなんだったのかと。正直この建物の中でWi-Fiを使えない場所はないです。完全に生まれ変わりましたね。素直にめっちゃいいです。まずこのWi-Fiルーターの売りである「Wi-Fi EasyMesh™」という機能があって、これまでのWi-FiルーターとWi-Fi中継機の組み合わせでは通信強度・安定性が不十分だったところをすべてのWi-Fiルーターが網をつくるように「メッシュネットワーク」を構築できる「WSR-6000AX8Pシリーズ」に変えたことで、死角なくどこでも快適にWi-Fiがつながるようになりました。要は中継、中継でポイント的にやるのではく、網目を結ぶようにWi-Fiを構築していく感じなんです。

手軽にメッシュネットワークを実現。

Wi-Fi EasyMesh™

そうすることで建物全体にまんべんなくWi-Fiを届けることができるんです。これ、凄い機能ですよ。そして通信が弱くて最も困るのはレジ端末のiPadに電波が届かないことです。決済処理ができない、今ではそれが完全になくなりました。これがかなり大きな部分です。そこに支障があるとそもそも営業できませんからね。これはお客さんからの声ですが、以前はWi-Fiに繋がっていてもネットに繋がる速度が遅いので、メールが届いているのに受信ができないことが多くあったそうです。LINEも同じですね。店を出ると1時間前のLINEが来たり。それがこのWi-Fiルーターに変えたらなくなったというお客さんもいました。あと海外のお客さんはまずお店に入ってWi-Fi繋げてリサーチして「次どこに行こうか?」ってなるパターンが多いんですよね。お店に入ればWi-Fiを使えるという感覚を持っています。要はWi-Fi を使うためにお店に入る人が多いってことです。自分個人の想いとしては今まで自分は海外に行った時に出会えた方たちにお世話になっているので自分が日本にいる時には海外の人に良くしたいという気持ちが強いんです。なので自分のお店も海外の人にはたくさん喜んで使って欲しいんです。ちなみにこの建物の4階はオフィスにしています。事務作業をするので当然Wi-Fiを使っています。前の環境だと3階が特につながりませんでした。3階はミーティングもする場所なのでここが繋がらないのがネックになっていたんですが、メッシュWi-Fiになったことでそれも解決しました。

劇的にWi-Fi環境が改善された3階フロアー
TRUNK COFFEEの3階です。ここではミーティングも行うそうで、以前はこのフロアーが最も電波が届いていなかったとか。今では1階から4階までまんべんなく電波が行き届きまくっているそうです。インタビューもこのフロアーで行いました。

そして、Wi-Fi 6(11ax)の特徴である「OFDMA」という機能でお客さんたちが同時にWi-Fiを使って、さらにレジで端末のiPadを使用していても通信速度が落ちることなく安定して使えるんです。

よりたくさん同時につながる。

OFDMA

あと時々インスタライブもこのお店でやるのでそこでもWi-Fiは重要になってきます。先ほど触れた 「Wi-Fi EasyMesh™」の特徴で電波が直線的ではなく網目を張るようにWi-Fiを飛ばしてくれるので、ここみたいに広いエリアに向いています。あと「WPA3」対応という最新のセキュリティー規格なのでよくネットに繋ぐと出てくる「安全ではありません」といったアラートが出ません。あれ、不安になりますよね。お客さんも不安になるし。WPA2までのものだとそのアラートが出てしまい不安を与えてしまいます。

より強固なセキュリティー。

WPA3対応

それとセットアップが簡単にできるのも助かるポイントですね。スマホアプリの「AirStationアプリ」で簡単にセットアップできます。パソコンを使う必要もありません。「スマート引っ越し」を使えば端末の無線再設定が不要で、既存Wi-Fiルーターの設定移行が簡単にできました。

古いルーターから新しいルーターへの入れ替え簡単。

スマート引っ越し対応

でも今って本当みんなお店でスマホを使ってるんですよね。もちろんお店の宣伝もしてくれているのでいいWi-Fi環境にすることは絶対に必要、でもみんながみんなWi-Fiを使うとやはり繋がりが悪くなるのでは?と思うんですが、今回のWi-Fiルーターはストリーム数が4ストリームのものが3台。今までは3ストリームのWi-Fiルーター・中継機が3台でしたが、同じ台数でもストリーム数がひとつ増えただけで断然繋がりやすくなりました。それとさっき触れたOFDMAの機能で一度でいくつもの端末をWi-Fi接続できるんです。これでお客さんみんなで安心して店内でスマホが使えるようになりました。

——みんなでどんどんTRUNK COFFEEを宣伝できますね。

そうですね。まとめますとやはりまずはWi-Fiルーターを変えてシンプルに繋がりが良くなったというのが1番です。このお店にいても情報が入りやすい環境になったし、なおかつ発信もしやすくなったことは大きいです。動画配信も今までは不安定だったのでそれが良くなったのも嬉しいです。良くなった環境でさらに新しいことを発信していきたいですね。そういえば去年自分は現地にいたんですが1階でスタッフがバリスタのチャンピオン大会の生中継を流してみんなで観ていたそうです。でもWi-Fi環境の悪さから映像と音が全然合っていなくて残念だったと。今では通信速度が安定したのでそれはなくなりました。ここから海外に発信することもあれば、海外からここに発信することもあるんです。自分は世界を相手に活動しているので発信が一方通行になるのではなく、より世界とはバランスよく友好的に繋がっていきたいと思っています。そういったことすべてが自分らしく発信できるようになったので、今回はWi-Fiルーターを変えて本当に良かったと思います。

——最初に鈴木さんが話してくれた日本代表として海外に行くという話にここで繋がりましたね。海外だけを見るのではなく、海外から日本を見ることも国際的な活動をしていくためには大事なことなんですね。発信することの大切さをWi-Fiの話からまた学ぶことができました。お忙しいと思いますがまたゆっくりお話しできること楽しみにしています。また名古屋に来た際にはTRUNK COFFEEにも必ず寄りますね。今日はどうもありがとうございました。

鈴木さんの姿勢は本当に尊敬します
鈴木さんには初めてお会いしましたが考え方や通ってきた道が僕と似ていて、とてつもなく親近感を得ました。チャレンジをやめず、常に高みを目指しているポジティブな姿勢は本当にかっこいいです。若者たちからの支持が多いのもうなずけます。次回はもっと色々とお話ししたいですね。鈴木さんのソウルを得た世界中のバリスタたちの活躍も楽しみです。

Creator’s Favorite Foods

鈴木 康夫の好きな料理“この一品!”「パスタ」

鈴木さん曰く、「好きな料理はパスタですね。ヨーロッパ暮らしで金がない時は一番安い炭水化物がパスタだったので、毎日食べてたんですが。今でもパスタだけは大盛りですね。その中でもpesto、日本だとジェノベーゼですかね。バジルが好きです。」

Interviewer

LAVA

作曲家、DJ、サウンドプロデューサー

90年後半からロンドンでDJのキャリアをスタート。その後3枚のオリジナルアルバムを世界中でリリースさせる。1枚目の“Aile Alegria”はドイツのフロアチャートで4位を記録。2019年6月には待望の新作“Som do Verde”を自身のレーベル“Mundo Novo”よりリリースさせる。音楽をまるでインテリアのように展開するそのサウンドスタイルで、選曲家としても不動の地位を築き上げ、各方面からのオファーは絶えない。今後も音楽を通して世界中へのコミュニケーション、リレーションを積極的に行っていく。

今回登場した商品

WSR-6000AX8Pシリーズ

本商品は高速Wi-Fi規格Wi-Fi 6(11ax)8ストリーム(4×4+4×4)対応のWi-Fiルーターです。5GHzは最大4,803Mbps(理論値)、2.4GHzは最大1,147Mbps(理論値)、有線INTERNETポートは最大2.5Gbps(理論値)に対応し、1Gを超える光インターネット回線を最大限活用できます「Wi-Fi EasyMesh™」に対応し、つなぐだけで親機と中継機が通信しあい、メッシュネットワークの自動最適化を行えます。またバッファロー製Wi-Fiルーターからの買い替えであれば、スマートフォンアプリを経由してプロバイダー情報を含む設定を簡単に引き継ぐことができる「スマート引っ越し」にも対応しています。煩わしい設定をし直す必要がなく、買い替え前のWi-Fi環境を簡単に再現することが可能です。そしてマットブラック・シャンパンゴールド、2つのカラーをラインナップ。

WSR-6000AX8Pシリーズ商品ページ

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