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物理障害発生!やってはいけないこととポイント

2018.06.15

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物理障害発生!やってはいけないこととポイント

パソコン(PC)、外付HDD(ハードディスク)、USBメモリー、microSDカードなど、さまざまなメディアがありますが、障害によって大切なデータを失ったことはありませんか?物理障害について、その現象や故障時にやってはいけないことをご紹介し、物理障害は個人でデータ復旧や修理が難しいということや、データ復旧会社を選ぶポイントを知ってもらうことで、一人でも多くの方がデータを復旧できるようまとめました。

物理障害とは?その現象について

「物理障害とは機器破損による故障・障害」

データ障害には「物理障害」と「論理障害」の2種類があります。
物理障害とは、各種メディアが物理的に故障して起きたデータ障害で、その原因は経年劣化、落下、水没、落雷など様々です。また、この物理障害が、HDD(ハードディスク)故障やデータ紛失の原因の半数を占めています。

「物理障害によくある現象」

よく見られる物理障害の代表的な現象として、HDD(ハードディスク)から異音がする、焦げ臭い匂いがする、OSが起動しない、ハードディスクが認識されない、エラーメッセージが出る、読み書きのスピードが遅くなる、などがあります。
物理障害はPC(パソコン)や外付けHDDのみで起こるものではありません。microSD(マイクロSD)やUSBメモリーなどでも起こる障害で、PCやUSBコネクターに接続しても何も反応しない、コネクターが折れてしまったなどの理由で、データ復旧会社に持ち込まれるケースがあります。

物理障害の際にやってはいけないこと

論理障害はデータ上のエラーや誤操作などのヒューマンエラーが多く、データ復旧ソフトなどの利用でも回復する場合があるのに対し、物理障害はデータ復旧ソフトでは回復できないだけでなく、症状を悪化させてしまうことがあります。物理障害によくある現象が発生した際には、まずPCの操作をやめ、その電源を切ってください。異常の原因を探ろうと、Windowsのエラーチェックなどのデータ操作を行うのも、症状を悪化させる可能性があるため厳禁です。

物理障害のデータ復旧について知っておくべきポイント

「RAIDやNAS(ネットワークHDD)は複雑な構成であれば復旧難易度も復旧費用も上がる」

一般的な通常構成のPC(パソコン)よりも故障リスクを回避するのに優れているRAIDやNASですが、絶対に故障しないということはありません。価格帯も安価なものから高価なものまであり、すべて同様に故障率が低いとは限らず、他のメディアと同じように経年劣化もします。

復旧費用はデータ復旧会社によってさまざまですが、構造が複雑でデータを取り出すのが困難な場合が多く、通常のPCやHDD(ハードディスク)よりデータ復旧費用が高くなります。

「物理障害が発生したらデータ復旧会社にすぐ相談」

繰り返しになりますが、物理障害は物理的に機器が故障している状態であるため、論理障害に比べて深刻な状態な場合がほとんどです。また、故障してから早期に修理した方がデータを復旧できる可能性も上がります。

「データ復旧会社に相談すべき理由」

「自分は専門知識があるから平気」と思う人もいるかもしれませんが、物理障害が発生したHDD(ハードディスク)の復旧は単純なものではありません。復旧するには以下のことが最低限必要になります。

・筐体を正しく分解できる技術力(専門知識)
・故障原因と部位の特定(経験やノウハウ)
・磁気ヘッドなどの故障対象部品の調達(各種メーカーとの繋がり)
・埃や静電気が起きないクリーンルームや磁気力顕微鏡などの設備(障害対応環境)

個人でHDD(ハードディスク)を分解することは故障を悪化させる危険を伴い、データが復旧可能だったものが不可能になってしまうこともあります。絶対にやめましょう。

「最初に依頼するデータ復旧会社が重要」

次に、依頼するデータ復旧会社をどのように決めればよいでしょうか。データ復旧費用だけを見て、安いから決めたデータ復旧会社から被害を受けたというような例もあります。

・専門知識のない作業者や専門設備が整っていない環境でHDD(ハードディスク)を分解したために、ほかの部品まで壊れてしまった
・修理費用を高くするため、壊れていないところを意図的に壊された
・分解しただけで「修理不可」と返却されて不当な手数料を請求された

最初のデータ復旧会社選びに失敗してしまうと、上記のような被害にあう可能性があるとともに、1社目の取り扱いが悪かったために2社目の業者に修理を断られてしまったり、復旧難易度が上がってしまいさらに費用がかかってしまったりすることがあります。

データ復旧会社を選ぶ6つのポイント

「復旧実績とノウハウ」

「物理障害」「論理障害」への幅広い対応力と復旧実績があるのはもちろんのこと、RAIDやNAS(ネットワークHDD)など、複雑なサーバーなどの復旧実績が豊富な業者を選びましょう。

「HDDメーカーなどとの業務提携」

復旧の際に大きな問題となるのが、「壊れたパーツの調達」です。物理障害の原因となっている故障部品は必ずしも修理できるとは限らず、磁気ヘッドが壊れていた場合、同様のHDD(ハードディスク)を調達して磁気ディスクを入れ替えてデータを読み込んでみたりします。この際にHDD(ハードディスク)古いモデルであればあるほど、パーツの入手は困難になりなり、パーツが手に入らなければ「修理不可」となる可能性もあります。HDD(ハードディスク)メーカーと業務提携をしていれば、そのメーカー固有の情報が得られたり、パーツ調達がしやすくなります。その結果、データ復旧が可能となるのです。

「対応可能なメディアなどの幅広さ」

高い技術力は、対応可能なメディアやRAIDなどのシステム環境の幅広さによって培われるといっても過言ではありません。対応するものが多ければ多いほど、技術者には豊富な知識と技術力が求められます。そのため、技術力の高い技術者が揃っているという目安にもなります。

「お客様サポートの充実」

あるデータ復旧会社とこんなトラブルがあったという話があります。「指定された住所へ故障したメディアを送付して入金したところ、音沙汰がなく、問い合わせ方法もメールしかないため何度もメールを送ったが反応なし。不審に思って指定された住所を訪ねると、そのようなデータ復旧会社は存在せずそのままメディアも行方不明になってしまった。」

このようなにならないためにも、メール以外にもサポート電話対応や対面での窓口対応があり、不明点を確認できる条件が整っているデータ復旧会社を選ぶようにしましょう。

「クリーンルームなどの復旧作業環境設備」

HDD(ハードディスク)の分解修理は、非常にデリケートな技術と環境が要求されます。私たちの目には見えないわずかなホコリやチリが、パーツを故障させることもあるため、クリーンで精密機器を取り扱って作業が行える設備が求められます。クリーンルームが設けられているなど、作業を行う設備環境が万全であることも、業者選びの大切なポイントです。

「料金表や無料範囲の明示」

残念ながら、データ復旧会社に修理を依頼したからといって、すべてのデータが復旧するとは限りません。「必要なデータが復旧できず、事前に十分な説明もなくお金だけ取られた」「最初の見積りと実際の値段が大きく違った」というようなことにならないために、データ復旧会社を選ぶ際には、「料金が明示されているか」、「無料なのはどこまでの範囲なのか」などを、事前にしっかり確認しましょう。

物理障害には専門的な技術や設備をもって対応する必要があります。本ページの内容を参考に、適切なデータ復旧会社をお選びいただければと思います。

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