バッファローの「DFS障害回避機能」に関する発明が「中部地方発明表彰」において「発明奨励賞」を受賞

お知らせ

 メルコホールディングス(東・名 6676)グループ中核企業の株式会社バッファロー(本社:名古屋市、代表取締役社長:牧 寛之、以下バッファロー)が製造・販売する法人向け無線LANアクセスポイントに搭載の「DFS障害回避機能」に関する発明が「令和元年度中部地方発明表彰」(主催:公益社団法人発明協会)において「発明奨励賞」を受賞しました。

 本発明により、一部の帯域に集中していた通信を分散し、無線LAN通信に用いられる周波数帯全域を有効に活用でき、電波法の目的とする「電波の能率的な利用」に資することができます。また、本発明は通信が途切れることによる影響が大きい教育分野において特に大きな効果を発揮します。多数の生徒が動画のような大容量の教育コンテンツにアクセスするために干渉の少ない5GHz帯を用いる場合、限られた40~50分の授業においてレーダーにより通信が60秒間切断されると生徒の集中力が切れ、授業進行におおきな妨げとなります。本発明により、多数の生徒の端末に「途切れない」無線通信環境を提供することができ、授業のスムーズな進行を助け、教育のICT化の発展に寄与することが可能となりました。

受賞発明

「レーダー検出専用回路を有する無線LAN装置」 (特許第4886814号)

受賞発明の概要

 無線LAN 通信に用いられる5GHz 帯のうち、気象・航空レーダーの利用が優先されるチャンネルを利用した通信では、通信中にレーダー波を検知した場合、アクセスポイント側がレーダーの存在しないチャンネルに退避することが法律で義務付けられています(DFS)。
これまでは、レーダー波を検知すると、退避予定のチャンネルにレーダー波が存在しないかを通信を止めて60秒間監視する必要がありました。

本発明では、気象・航空レーダー監視専用アンテナを搭載し、通信に使用するチャンネルとは別のチャンネルにレーダーが存在しないことを確認し、そのチャンネルを継続的に監視することで、レーダー波を検知した際は監視済みのチャンネルへ直ちに自動切り替えを行います。これにより、途切れることなく安定した通信が行えます。

受賞発明搭載商品

法人向け無線LANアクセスポイント

「中部地方発明表彰」について

 中部地方において発明奨励・育成を図り、ひいてはわが国科学技術の向上と産業の振興に寄与することを目的とし、中部地方において優秀な発明考案及び意匠を完成した功績を称え、顕彰するものです。

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