RAID 6対応の国内開発ハードウェアRAIDと10GbEを搭載。Windows Server IoT 2019 for Storage法人向けNASのラックマウントタイプ4ドライブモデルを発売

新商品

 メルコホールディングス(東・名6676)グループ中核企業の株式会社バッファロー(本社:名古屋市、代表取締役社長:牧 寛之、以下バッファロー)は、国内開発のRAID 6対応ハードウェアRAIDと10GbE対応LAN端子を搭載したWindows Server IoT 2019 for Storage搭載法人向けNASのラックマウントタイプ4ドライブモデルを発売します。Windows Server IoT 2019 for Storage Standard搭載モデル「WSH5420RNS9シリーズ」(容量:8TB、16TB、32TB、40TB)とWindows Server IoT 2019 for Storage Workgroup搭載モデル「WSH5420RNW9シリーズ」(容量:4TB、8TB、16TB、32TB)をラインナップ。2019年12月中旬より、順次販売を開始します。

 本商品は、マイクロソフト社が提供する最新の組み込みシステム向けOS「Windows Server IoT 2019 for Storage」を搭載する法人向けNASです。Active Directoryサーバーに登録されているアカウント情報を利用したファイル・フォルダーのアクセス制限に対応し、大規模なユーザー・グループのアクセス管理を容易にするActive Directoryの完全連携や、管理者が設定したスケジュールに基づいて共有フォルダーのスナップショットを作成し、ユーザーが誤って共有フォルダーのファイルを変更してしまった場合などに、履歴をさかのぼって変更したファイルを以前の状態に復元できる「シャドウコピー」、Active Directory環境下で遠隔地の本商品にネットワーク経由で自動同期する「DFSレプリケーション」機能、マイクロソフトが提供するクラウドストレージサービス「Microsoft Azure」との連携機能※1など、Windowsとの親和性の高さが特徴です。Windows Server OS搭載サーバーへのアクセスには、ユーザーまたはデバイスごとに有料のCAL(クライアントアクセスライセンス)が必要となりますが、本商品が搭載する「Windows Server IoT 2019 for Storage」では、クライアント数に応じたCALを別途用意する必要がなく、ファイルサーバーとして導入・運用コストを大きく削減できます。※2

 国内で開発されたハードウェアRAIDを搭載し、Windows Server IoT 2019 for Storage標準のソフトウェアRAID機能では未対応のRAID 6に対応。専用のコントローラーでRAID処理を行うためCPUへの負荷が小さく、ソフトウェアを複数同時に使用した場合でもソフトウェアRAIDに比べて高速で安定した処理が可能です。セキュリティーソフトとバックアップソフト同時使用時のバックアップも、ソフトウェアRAIDモデル(WS5420RN6シリーズ)と比べて約61%も時間短縮します※3。加えて、ハードディスク交換時のRAIDリビルド中のシステムへの負荷を軽減し安定したパフォーマンスを維持します。また、RAID 6設定時でもRAID 5設定時と同等のパフォーマンスを実現します。

 さらに、10Gbps(規格値)の高速イーサネット「10GbE」に対応。ファイルの読み書きやバックアップ作業の高速化を実現します。また、IEEE802.3bz規格にも対応しており、多くのビルで既に敷設されているカテゴリー6ケーブルやカテゴリー5eケーブルの環境であっても、同規格に対応したスイッチに変更するだけで、5GbEや2.5GbEのスピードで利用できます。

 OS領域用SSDを搭載しており、ハードディスクすべてをデータ領域として利用できます。また、RAID設定変更時もOS再インストールなどの手間が発生しません。さらに、Windows OSのデータ暗号化機能「BitLocker」に対応※4。万一のハードディスク盗難などの際にも他のパソコン・NASではデータが読み出せないよう暗号化が施されるため情報漏洩の防止に役立ちます。また、マイクロソフト社が推奨するTPM(Trusted Platform Module)2.0チップを搭載しており、再起動毎の手動によるBitLocker解除は不要。暗号キー保存用USBメモリーも必要ありません。

WSH5420RNS9/WSH5420RNW9シリーズ

アクセスしやすい前面ドライブベイ

10GbE対応LANポートを標準搭載

サーバールームなどに最適な1Uラックサイズ

セキュリティーソフト同時使用時のバックアップ完了時間比較※3

OS領域用SSDを搭載

※1 別途「Microsoft Azure」の契約が必要です。
※2 Workgroupに登録可能なユーザー数は50ユーザーまでに制限されています。但し、Active Directory環境下ではこの限りではありません。
※3 2019年11月、バッファロー調べ。
【測定機器】
 バックアップ元NAS:当該機にWindows Defender をインストール バックアップ先NAS:WSH5420DN9
【測定方法】
当該機とバックアップ先NASをLAN接続し、ネットワークドライブとして設定後、バックアップ元のDドライブ上に保存されたファイルをWindows Defender で
ウイルススキャンする。バックアップ元でArcserve Backupを実行し、1TB(約19GBの動画ファイル52件)のバックアップを実施
※4 ダイナミックディスクはBitLocker非対応。

Windows Server IoT 2019 for Storage Standard搭載
4ドライブ ハードウェアRAID ラックマウントモデル「WSH5420RNS9シリーズ」

容量 型番 価格 出荷予定
8TB(2TB×4) WSH5420RN08S9 ¥338,000(税抜) 2019年12月中旬
16TB(4TB×4) WSH5420RN16S9 ¥408,000(税抜)
32TB(8TB×4) WSH5420RN32S9 ¥608,000(税抜)
40TB(10TB×4) WSH5420RN40S9 ¥708,000(税抜)

12TB(3TB×4)、24TB(6TB×4)モデルを近日発売予定です。

Windows Server IoT 2019 for Storage Workgroup搭載
4ドライブ ハードウェアRAID ラックマウントモデル「WSH5420RNW9シリーズ」

容量 型番 価格 出荷予定
4TB(1TB×4) WSH5420RN04W9 ¥267,000(税抜) 2019年12月中旬
8TB(2TB×4) WSH5420RN08W9 ¥300,000(税抜)
16TB(4TB×4) WSH5420RN16W9 ¥368,000(税抜)
32TB(8TB×4) WSH5420RN32W9 ¥658,000(税抜)

12TB(3TB×4)、24TB(6TB×4)モデルを近日発売予定です。

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