正しく知ろう! モバイルバッテリーの安全な使い方。

みなさんは通勤中、何をしていますか?
ウェブサイトの閲覧、動画再生、スマホゲームなど、スマホを利用している方も多いと思います。
そんな方は、帰宅途中、充電が切れかけて家までもつか不安だった…なんて経験、1度や2度はありますよね。
そうしたピンチの強い味方といえば、スマホのモバイルバッテリー。
既に使用されている方も多くいらっしゃるでしょう。
長時間利用者向けの大容量バッテリーや、持ち運びに便利な小型サイズまで、多くの種類が出ており、自分のスタイルに合わせたチョイスが可能です。
しかし、たびたびニュースでモバイルバッテリーの発火事故が報道されるなど「危険じゃないの?」「使っていて事故は起きない?」と、安全面で不安をお持ちではないでしょうか。
事故の1番の原因は使い方にあります。
そこで今回は、モバイルバッテリーの正しい使用方法をご紹介します。
安全な使い方を覚えて、安心してモバイルバッテリーを使用しましょう。

リチウムイオン電池の事故が急増中!

現在、大容量化や小型化の進むモバイルバッテリーのほとんどはリチウムイオン電池を採用しています。
リチウムイオン電池とは、繰り返し使える充電式の電池のひとつ。
他の電池の素材よりもエネルギー密度に優れ、同じ体積のニッケル水素電池と比べ1.5倍近い充電容量があります。
しかし、リチウムイオン電池の内部構造は非常にデリケートで、衝撃や熱に対し敏感な面もあり、誤った扱いで破損すると事故につながるおそれもあります。
実際、リチウムイオン電池による火災事故は、年々急増し、最近では年間50件以上まで増加しているようです。

モバイルバッテリー、こんな使い方していませんか?

衝撃、熱などに弱いリチウムイオン電池。
しかし具体的にモバイルバッテリーに対して何をしてはいけないか、どう使えばいいか。
不安を覚える必要はありません。
優しく使ってあげるだけで大丈夫です。

[注意点]

・モバイルバッテリーの落下
モバイルバッテリーに衝撃を与える中で、一番多いケースは手が滑ってバッテリーを落としてしまうことでしょう。
充電中のスマホと重ねて持ったとき、手からスルッと落ちてしまうなど、うっかりやってしまうことも多いパターン。
落とす可能性のある状況でのバッテリーの使用は、控えるようにしましょう。

・過度な力を加えない
小型化・薄型化の進むモバイルバッテリーは、おしりのポケットにも難無く入るサイズです。
しかし、ポケットに入れたまま座ると、体重がバッテリーに加わり内部を損傷する原因に…。
他にも、バッグの中でバッテリーの上に重い物を載せるなど、バッテリーに過度な圧力をかける行為はしないようにしましょう。

・高温の場所に放置しない
夏の車中など、気温の高くなる場所にモバイルバッテリーを放置しておくと、バッテリーに熱がこもり異常発熱を助長し、発煙・発火の原因となるおそれがあります。
極力、気温の高い場所での放置は控えましょう。

モバイルバッテリーはデリケートなため、誤った扱いをすると怪我や火災につながることもあります。
しかし、それらの事故はちょっと扱い方を意識するだけで防ぐことが可能です。
もはや生活必需品と言っても過言ではなくなり、今後さらに使用頻度が増していくスマホ。
スマホとともに必需品となるであろうモバイルバッテリーの安全な使い方を実践し、充電切れを気にすることなく存分にスマホを利用しましょう。