#170 フラワーアーティスト 田邊 和則

高速で大容量のメモリーカードに商品をゼロから作っていく過程を動画でも残したいですね

第170回目の@Professional Usersはフラワーアーティストの田邊 和則(たなべ かずのり)さん。ランドスケープデザイン、公園設計に携わった後、幼少の頃からの想いを果たすため花の業界に飛び込みます。現在は自身のショップ、K's FLORISTを世田谷の桜で運営しながら、多くの花の大会に出場。数々の賞をとり、今では全国5位のフラワーアーティストにもなりました。お花の業界では田邊さんのことを知らないものはいないと言われています。そんな田邊さんが花の作品撮影でバッファローの高速メモリーカード、RSDC-064GU1S/64GBをご使用とのこと。早速LAVAが田邊さんのショップ、K's FLORISTを訪れお話を伺いました。

プロクリエイターが選んだ商品

UHS-I Class1 SDカード

Creator's Profile

田邊 和則(たなべ かずのり)

神奈川県湘南生まれ、湘南育ち。農業高校園芸科卒業後、デザイン専門学校へ進学。ランドスケープデザインを学ぶ。
都内建設コンサルタント会社へ入社、公園設計に携わる。退社後、都内花店へ入社。
94年K's FLORIST設立。

厚生労働大臣認定 国家検定フラワー装飾一級技能士
公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会 講師・一級デザイナー
フジテレビフラワーネット公認 技術指導員

主な受賞歴・活動

09年

第58回関東東海花の博覧会 金賞 日本花き生産協会長賞

11年

オーストラリア大使館にてデモンストレーション

14年

NFDグランプリ入賞
JA全農世界卓球2014 ビクトリーブーケ作成
第6回クイーンズカップ2014 フリースタイル部門優勝 神奈川県知事賞

15年

第6回板橋カップ 優勝 板橋区長賞

16年

旧岩崎邸にて作品展示 デモンストレーション

17年

日本フラワーデザイン大賞2017 花束部門第1位 外務大臣賞

16年・17年

フラワードリーム ジャパンカップ出場

15年~18年

フジテレビフラワーネット Japan Florist of the year日本花職杯 ファイナリスト

Interview

大の花好きのおじいちゃんが育てていた、庭の盆栽や菊を眺めるのが好きな少年でした

——このインタビューでは初登場となるクリエイティブ、フラワーアーティストの田邊 和則さんです。まずは田邊さんがフラワーアーティストになっていった経緯を教えてください。

両親が共働きだったので家には常におじいちゃん、おばあちゃんがいました。私は彼らに育てられました。そのおじいちゃんが大の花好きで、庭では盆栽や菊を育てていました。それをいつも僕は眺めていたんです。今思うとおじいちゃんの庭が僕の花への想いのきっかけになっていると思います。おじいちゃんは特に菊は真剣に育てていて、秋になるとその菊を近所の神社に奉納していました。神社に来た人がそれを見てくれるのが好きだったんですね。

——学校はお花の学校に進んだんですか?

小学校、中学校は地元神奈川の学校に通い、高校で初めて自分の意思で学校を選べたので園芸高校の園芸科に進みました。授業で実際にお花を作り育てるようになりましたが、私が好きになったのは造園。造園の授業は草花の授業より面白かったんです。将来は公園の設計に携わり、植栽の仕事に就きたいと思っていました。

——デザインに興味を持ち始めたってことですね。

そうなんです。園芸高校を卒業後デザインの専門学校に進み、造園デザイン科に入りました。そこで公園設計、デッサン、色彩等を学びました。卒業が近くなった頃、学校の講師の方からある会社を紹介されそのままその会社に入りました。会社は業界では3本の指に入るようなとても大きな土木の会社でした。そこには造園チームもあり、私はそこに所属できました。

——どんな仕事をしていたんですか?

日常歩いて目にする環境デザイン、例えばガードレールの模様やマンホールに描かれている絵、そういった景観デザインに関わっていました。

——気にしたことはないけど確かにガードレールには模様がありますね。そこでみっちり働くんですね。

土木会社から花屋に転職。花屋は体力勝負で大変ですが人の笑顔を毎日見られる最高の仕事です

そうなんですが入社から2年後に転機が訪れます。ある会社に1年間出向させられたんですが、結果1年経っても元の会社に戻してもらえず、結局戻ったのが道路設計の部署だったんです。そんなことしたくないから辞めました。何をやろうかなと思った時お花屋さんになろうと直感で決めたんです。

——直感大事。

自分でお店をやろうと思っていたので、まずは勉強と経験、と思い新橋にあるお花屋さんに就職しました。いずれは自分でやろうと思っていたのでそういう目線で働きました。そしてまずわかったのはお花屋さんは間違いなく体力勝負ということ。体が元気じゃないとできません。朝早く夜遅い。重たいものを毎日持つ。寒い。暑い。手も荒れる。

——確かに大変な仕事です。好きじゃないと相当きついですよね。

はい。でもマイナスなことだけじゃなく、まず嬉しいのは人に喜んでもらえます。人の笑顔を毎日見られます。

——そうですね。お花屋さんに来て難しい顔をしている人は誰一人いませんもんね。みんな輝いた顔をしています。

お花や植物は人を元気にしますからね。そしてそのお店では配達からお花の作り方、請求書の書方等、基本的なことを一通り学び、3年間働き退社しました。そして念願の自分のお花屋さんを世田谷区の千歳船橋にオープンさせました。ほぼ勢いでオープンさせちゃいました(笑)。でも思いました。やはりお花屋さんで大事なのは立地だと。新橋と千歳船橋は同じ東京でも全く異なる場所。売れるお花が違うんです。新橋だと法人相手になるのでギフトがメインです。高いものも売れます。かたや千歳船橋は商店街なので自宅用がメインです。売上ももちろん違いますしお花の単価も違います。好まれるお花の種類も違います。あと新橋だと母の日は人が住んでいないので誰も買いに来ませんが、千歳船橋は母の日も年末も大忙し。その辺に戸惑いを感じながらも千歳船橋で14年間営業しました。

——確かに同じ東京でちょっと街の質が違うだけで様々な違いがあるんですね。とても面白い話です。その後桜に移転ですね。

はい。お花の別の売り方もあるんじゃないかと思い移店先は路面店を探しました。路面の方がいろんな人が通りますよね。そして世田谷の桜にいい物件があり、そこはガラス張りの横長の作りでとても気に入ったんです。そこが自分のステージになると思えました。

——ステージ。いいですね。桜に来てどうですか?

桜に来て10年経ちますが千歳船橋と比べて客単価が良く、客層もいいですね。品があります。その反面お客さんがクールです。千歳船橋の方が温かい人が多かったです。おしゃべりだけに来る人もいましたし(笑)。でも今の桜もとても楽しく営業しています。今思うとお花屋さんになって私はとても良かったと思いますが、実は親には猛反対されました。土木の会社に就職した時はとても喜んでくれました。でも自分では後悔はなく、花に囲まれて幸せな日々を送れています。まさに天職だと思っています。

——ではフラワーアーティストとしての活動の話を聞かせてください。

きっかけはお金です(笑)。フラワーアレンジメントの大会の予選があり、1位、2位、3位までに入ると賞金が出るんです。額はそんなに大きなものではなかったんですが、自分で宝くじを買うよりも確率が高いと思ったんです。

——すごい自信。それでどうなりました?

3位になりました。

——おー!

賞金ももらえたんですが3位までに入れれば次の大会にも出られるんです。その大会は通販サイトのフジテレビフラワーネットという団体がやっているもので、そこで勝ち進むと東京大会に出られます。東京大会でまた3位までに入ると全国大会に行けます。その時は初めてだったので東京大会で予選落ちでしたがそこで完全にエンジンがかかり、そこから毎年挑戦することになり今現在、全国で5位まで昇り詰めました。

——おー!!すごい!!!5位なんでもう日本一みたいなものじゃないですか!

いやいや、ここからの壁が高いんです。でも狙いますよ、1位を。

——絶対とってください。楽しみです。田邊さんはお花教室もやっていますよね。

はい、近所の人たちを集めてやっています。そこではアレンジメント、花束、季節によってはクリスマスのリース、お正月のお飾りも作ります。

フラワーアーティストとして心がけているのは、デザインの差別化とすべてのリクエストに対応すること

——あとはお花の宅配もしますよね?

はい、楽屋に届けるお花、開店祝いのお花、お見舞いのお花、お寿司屋さんに定期的に飾るお花、あとはイベントで飾る装飾用のお花も作ります。

——お花屋さんとしての田邊さん、そしてフラワーアーティストとしての田邊さんの特徴はなんですか?

今まで私は様々な方法でお花を売りました。安くしたり。でも昔からやっているお花屋さんにはかなわないんです。その地元地元には必ず古くからやっているお花屋さんがあって地元の人もそこに行きます。でも自分の力でそこに買っていく方法を考えなければいけません。それはなにか?生きていくためには技術力で差別化していかなければいけないんです。そのためには日々勉強しなければいけない。そして大会に出ることで勉強にもなるし技術も上がり、ライバル店にも差別化を図れます。それを身につけたことが今の自分の強みになっています。ネットでお花を販売していますが明らかに言えることはお客さんは値段ではなくデザインで買っています。販売側としては大変ですがやりがいがありますよね。時々大きなものを今日中に欲しいという無茶なリクエストも来ますが、コンペの時もこのお題で作りなさいというのが出て、私はそれに慣れているのでなんとか作り上げます。すべてのリクエストに対応すること、これが僕の特徴ですね。

——いやあ、かっこいい。僕も刺激になります。周りにライバルがいるって大事なことですよね。では田邊さんのアレンジメントが出来上がるまでのプロセスを教えてください。

では母の日のお花について話しますね。まずこのお母さんは母の日にしかお花をもらわないと考えます。それだけ大事に作ることをまず考えます。もちろんお母さんの年齢、あとは色ですね。淡い感じがいいのか、赤やピンクの派手な方がいいのか。どういう雰囲気で作った方がいいのかを必ずオーダーしてくれた方に聞きます。それを踏まえてデザインを決めます。派手な色で行こうとなれば濃い赤がいいのか、薄めがいいのか、それともミックスさせようか、作りながら考えていきます。グリーンを入れる時も数種類のグリーンを入れたり、グリーンをそのまま使うのではなく形を丸めたり折ったり割いたりして変化させます。そうすることで立体感がでて見た目の印象が随分と変わります。お花もより引き立ちます。そして母の日にちなんだカードを添えます。リボンは個人的に好きじゃないのでお花とグリーンだけで完成させます。シンプルですがお花自体がぐっと引き立つアレンジになっていると思います。

——これから母の日のお花は田邊さんにお願いすることに決定しました。ではパソコンの話をしましょう。メインで使っているパソコンとその用途を教えてください。

パソコンはWindowsのノートパソコンです。用途は発注書の作成、受注書の作成、ネットでの注文、作った商品の画像の取り込み等です。パソコンがないと仕事になりません。

——ではご使用のバッファローの高速メモリーカード、RSDC-064GU1Sについて聞かせてください。

はい。まず私は自身で作ったお花の商品をデジカメで撮影します。様々な角度で撮ります。前、横、後ろ、楽屋花だったら名札の有り、無しのどちらも撮ります。それをパソコンに取り込んで申込者の方に画像を送信しています。自分で作った作品を生かすため撮りだめすることもあります。コンペでは自分の作品も撮っておきますが、他の人の作品も撮ります。同じお花を使っているのにこんなアレンジの仕方もあるんだと勉強のために撮ります。なのでデジカメは常に手放せません。このバッファローの高速メモリーカード、RSDC-064GU1Sは64GBあり、私のようにたくさん撮影するクリエイターにはもってこいのカードです。パソコンに取り込む速度もとても速いんです。このカードは動画の撮影もできます。この機能をきっかけに今後は私も商品を作っている過程を動画で撮影してアップしていこうと思っているんです。お客様がなにもないゼロのところから商品がこんな風に出来上がっていくというのを見て楽しんでもらいたいと思っています。あとは作品を常に記録しておき、自分の成長を見ていくことも大切なことですね。過去のものと比べて作品の様変わりがよくわかります。1年前と今の作品でも全然違うんです。よく言えば成長しているということです。これからもどんどんと作品の写真はアップしていきたいと思っています。ちなみに私はハードディスクもバッファローです。バッファローには昔から強い信頼があります。作品が増えるたび、バッファローのメモリーカードを使い続けていきます。

——ありがとうございます。お花チャンピオン1位を必ず目指してください。では最後にフラワーアーティストになりたい人たちにメッセージをお願いします。

まずはお花を好きでいてください。そして花を花として見てください。花はものではなく生き物。お花の表情を大切にしてください。

——今日はありがとうございました。

Interview Photos

世田谷区桜にある田邊さんのショップ、K’s FLORISTです。世田谷通り沿いにあるこのお店、そんな大きくはないんですがかなり目立ちます。もちろんお店の外観がクールで目を引くというのもあるんですが、僕は田邊さんのお花に対する愛に満ち溢れたエネルギーが惹きつけているんだと思っています。他にはない珍しいお花や植物もゲットすることができますよ。

K's FLORIST

〒156-0053 東京都世田谷区桜3-1-6 HILLSIDE-Y

TEL/FAX

ここからは田邊さんによる美しい花の作品をご覧ください。ご本人に説明していただきます。「一般社団法人JFTD(花キューピット)主催のフラワードリーム2017 ジャパンカップ出場作品です。作品タイトルは“sake party”。スギの葉だけで、酒の雫をイメージしました。」

「公益社団法人日本フラワーデザイナー協会発行の「花fashion vol.12 春夏号」への掲載作品です。『気鋭のデザイナーが彩る美しいバラのデザイン』特集ページへ掲載されました。」

「2016年、東京都台東区にあります重要文化財 旧岩崎邸にて作品展示しました。」

「公益社団法人日本フラワーデザイナー協会主催 日本フラワーデザイン大賞2017、花束部門第1位、 外務大臣賞受賞作品です。作品タイトルは“秋花のささやき”。」

「2018年10月、山形県南陽市主催、熊野大社にて菊を使った装飾作品を作りました。県外招待デザイナーとして参加。作品タイトルは“きときくのきもち”です。」

全国の大会やコンペで賞を総ナメにしている証がこれです。見てください、そのメダルとトロフィーの数々!まるでオリンピック選手みたいですよね。そして近い将来、田邊さんがフラワーアーティスト全国1位になることは間違いないでしょう!

田邊さんご愛用のバッファローの高速メモリーカード、RSDC-064GU1S/64GBです。「私のようにたくさん撮影するクリエイターにはもってこいのカードです。パソコンに取り込む速度もとても速いんです。このカードは動画の撮影もできます。この機能をきっかけに今後は私も商品を作っている過程を動画で撮影してアップしていこうと思っているんです。お客様がなにもないゼロのところから商品がこんな風に出来上がっていくというのを見て楽しんでもらいたいと思っています。」このメモリーカードが田邊さんの今後のクリエイティブプランにも繋がったことは本当に素晴らしいですね。これからもジャンジャン作ってジャンジャン撮影してください。

自身の作品を撮影中の田邊さん。ネット販売用の撮影、コンペ用の作品撮影、イメージ作りや勉強としての撮影、他の人の作品の撮影、とにかく日々写真を撮り続けているといいます。それもインタビューにあった日々の勉強、技術の向上、そしてライバル店との差別化のため。そしてこれがすべてお客様の満足へと繋がっていくんです。

僕も花や植物は家には欠かさない男ですが、以前から田邊さんのK's FLORISTは気になっていたんです。初めて店内に入った時、僕の想像通りの人が出てきたのを鮮明に覚えています。絶対お花LOVEが止まらない方が経営してるんだろうなと思っていましたがドンピシャでした。田邊さん自身が言っていた「花に囲まれて幸せな日々を送れています。」これが全てですね。今回話を聞いてみて、お花に携わるプロとしての明確な考えを持つ田邊さんをますます好きになりました。田邊さん、今後も我が家に色とりどりの愛を運んでくださいね!

Creater's Favorite Foods

田邊 和則の好きな料理“この一品!”「ミート野菜うみゃあ~」

ショップのすぐ横にある大好きなスパゲッティ屋さん“Pasta&Wine Kakapo”の絶品パスタ「ミート野菜うみゃあ~」です。ここは通常よりも太麺で、もちもちした食感がたまりません。こちらに寄ったら是非K's FLORISTにも!

今回登場した商品

UHS-I Class1 SDカード

デジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラが採用する高速規格「UHS-I」に対応したSDカードです。本商品は、低価格ながら、読み込み速度最大40MB/s(※)を実現しており、デジタルカメラやビデオカメラで撮影した写真や動画をストレスなくパソコンなどにコピーできます。また著作権保護機能のCPRMに対応。ブルーレイレコーダーなどで録画した番組のコピー/ムーブに対応します。

測定環境
PC : Sony SVJ2021AJ、OS : Microsoft Windows 8.1 (64bit)、CPU : Intel Core i3-3217U、カードリーダー:BSCR20TU3
測定方法
ベンチマークソフト「CrystalDiskMark 3.0.4」にてシーケンシャルリード(テストサイズ500MB×3回)を測定。