#189 ファッションデザイナー 土屋 隆征

大量のWi-Fi機器がつながる環境でオンライン会議も配信アプリも全部使えるWi-Fi 6対応ルーター

第189回の@Professional Usersはファッションデザイナーの土屋 隆征(つちや たかゆき)さん。テーラードからレザーウエア、そしてバッグ作りを経て今年の4月にファッションブランド“Bilberry”のデニムデザイナーとして東京、上野にショップを立ち上げます。デザイン、店舗の空間プロデュース、サービス、企画、営業、すべてをひとりでこなし自らのキャリアの集大成とも言えるクリエイティブで現在大活躍中の土屋さん。そんな土屋さんがバッファローのWi-Fi 6対応ルーター、WXR-5700AX7Sを最近店舗に導入しました。人気のWi-Fiルーターがファッションの世界でどう活躍しているのか。早速LAVAが上野にある“Bilberry”のショップを訪れお話を伺いました。

プロクリエイターが選んだ商品

Wi-Fi(無線LAN)製品やサービスをご紹介。

Creator's Profile

土屋 隆征

●建築家であった祖父の影響により幼少よりファッション/音楽/建築に興味を持つ
●高校を卒業後、テーラーメードを育成する専門学校に入学
●入学後、テーラードを学びつつハードな音楽に興味を持ち仕立ての洋服と相反する破壊的なファッションに影響されていく
●卒業後レザーウエアに興味を強く持っていた為レザー業界へ入社(レザーバック)工房研修を経て店頭業務を任される
●店舗にて過ごす時間と共の自身のサービスを追求する為に退社
●地元鎌倉にて飲食店を出店
●「衣食住」をテーマに衣類の販売やCDレーベルの取り扱い、雑貨なども販売
●音楽イベント個展などをお店で企画して、多くの才能やインスピレーションを受ける
●10年を目前に数年前より声がかかっていたデニム作りに共鳴して飲食店を閉店後デニムデザイナーとしてファッションブランド”Bilberry”に転職する
●今までの経験とともにデザインだけには留まらず、店頭業務、営業、オブジェなどのアート作り、イベント企画なども共にこなす。

Interview

大人に選ばれる本物のメイドインジャパンのジーンズづくりを目指しています

——土屋さんがファッションデザイナーになっていった経緯を教えてください。

洋服がそもそも好きだったので18歳の時にメンズスーツ、いわゆるテーラーメイドの学校に通いました。その後レザー(革)用のミシンを使いたくなってバッグのメーカーに就職をしました。

——どうしてスーツからレザーに惹かれていったんですか?

バイクが好きだったんです。単純に言えばレザージャケットを着てバイクに乗りたかっただけです。ただそのかばん屋ではデザインではなく販売業務に就きお店の店長になったんです。そこから僕の性格上、ならばサービスを追求してやろうと思いその結果自分の世界観をより出せる飲食業へと移りかばん屋はやめて小さなイタリアンベースのカフェレストランを作りました。それが今から10年ぐらい前の話です。

——与えられた任務を忠実に自分のものにしていくタイプですね。そこはどんなレストランだったんですか?

「衣食住」をテーマにしたレストランです。衣は自分でセレクトした洋服を店内で販売して、食はその空間で食べられるご飯を追求して、住は住むに関わるイベントを店内で実施しました。主に器や絵の展示です。音楽のイベントもやりました。

——そこからジーンズにはどうやって移っていったんですか?

飲食店をやっている時に知り合いから「デニムをやらないか?」という話をされたんです。ちょうどその頃最近ジーンズをはかないなって思っていたんです。大人になったせいでしょうか。はくのはスラックスが増えましたね。でもジーンズは自分のファッションの原点でありそこに戻らないとな、なんてちょうどその頃考えていたんです。ただ当時はその話にはまだ乗らずレストランを続けていました。その5年後ぐらいですね、ちょうどお店の家賃の更新もあり10年やりきったのでお店を閉店させました。次の仕事もすでに決まっていたんですが、以前デニムをやないかと言ってくれた方にお店をやめる挨拶に行ったんです。そうしたら彼の情熱はまだ冷めていなくまた僕をファッションの世界へと誘ってくれました。その経緯から2019年の8月にBilberry(ビルベリー)というファッションブランドを彼と立ち上げ、今年の4月に上野にショップを作りました。ブランドテーマが「日本のジーンズを作ろう」です。

Bilberryショップ

左の写真が土屋さんが働く東京、上野にあるショップ”Bilberry”の入り口。雑多な上野を抜けるとこんなオアシスが!超オシャレ!!店内(右写真)を見てみると魅力的なジーンズがずらりと並んでます。僕も相当なるジーンズ好きですが欲しいものばかりで困りました。さすがのメイドインジャパン。生地も質感も最高です。もちろんデザインも!

——メイドインジャパンですね。Bilberryのジーンズについて教えてください。

若者がはくペラペラのストレッチジーンズではなく、大人がカッコつけるためのメイドインジャパンのジーンズを作ることを目指しています。このブランドでは自分がメインとなり全部のことを手掛けています。デザイン、店舗の空間作り、接客、企画、営業、以前僕がやってきたことすべてが詰まった仕事と言えますね。

——なにかひとつBilberryのジーンズを選んでそれが完成するまでのプロセスを教えてください。

ではBilberryの0605というモデルができるまでのお話をします。0605は僕が最初にデザインしたジーンズで、まずお店の看板と言えるジーンズを作りたかったのでこれを発案しました。定番の5ポケットのジーンズよりもよりスタイリッシュに、でもデニム素材を堪能でき本来のジーンズの楽しさを体感できるものにしたかったです。同時に僕が勉強してきたテーラード感、仕立て感も加えています。イメージ作りからデザインして製品になるまでは1年ぐらいかかりました。ジーンズのいい部分とスラックスのいい部分が融合した満足いくジーンズが完成したと思います。これからはレザーのライダースジャケットも作りたいですが、大人がカッコよく着られるという部分ではなにを作っても変わらないと思います。スマートできれいなもの、これを日々追求していきます。

0605モデル

左の写真はなかなか見られないジーンズのデザイン画。インタビューでも話してくれたBilberryの看板ジーンズでもある0605モデルです。すべてはここから始まります。右の写真は0605モデルの完成品。クリースラインを施しパンツデザインを意識、Bilberryの象徴です。

ジーンズモデル

写真左「ジーンズ0126モデルです。汎用性の高いスタンダードな5ポケット。どんなスタイル・シーンにもフィットします。」
写真中「ジーンズ1229モデルです。デニムの無骨さ、堅牢さを日常でしっかりと味えるモデルです。」
写真右「ジーンズ0318モデルです。スウェット以上、ジーンズ未満。大人のリラックスパンツです。」

デニムジャケット、デニムエプロン

写真左「MOSERIO デニムジャケットです。仕立てスーツのクオリティをデニムで着こなすがテーマ。LAVAさんにも購入していただきました。」
写真右「2WAYのデニムエプロンです。インドアでもアウトドアでもシーンで仕様を変化させる2wayエプロン。」

Wi-Fiにつながりにくく困っていた問題を、同時接続に強い最新のWi-Fi 6対応ルーターが解決

——最近BilberryのショップにバッファローのWi-Fiルーター、WXR-5700AX7Sを導入したそうですね。

はい、ショップのWi-Fi環境を良くしようと思い色々調べてバッファローに変えました。実は以前使用していたものがあまりにも繋がりづらく困っていたんです。ここではパソコン1台、レジ用のiPad、BGM用のiPhone、あとは僕のiPhone、それと別のスタッフがバックヤードで使用するウェブサイト用に使うiPad、そしてWi-Fi機能を持つプリンターがあります。最低でもこれだけの機器がお店ではWi-Fiを必要とします。これにプラスお客さんが来て携帯を見たり、業者さんやメーカーさんとの打ち合わせで彼らがパソコンや携帯を使用します。そして今までのWi-Fiルーターはこのすべてに対応しきれませんでした。すぐにアイコンがクルクル回り出します(笑)。スタッフがひとり増えただけで電波の取り合いになり、ここにお客さんがきたら完全にアウトです。なのでバッファローのWi-Fi 6対応ルーター、WXR-5700AX7Sを導入することに決めました。

——決め手を教えてください。

僕はデザイナーなのでこの見た目にまず魅かれました。スターウォーズ世代の僕としてはこのWi-Fiルーターのデザインは最高です。見た目に4本のアンテナがついていますが実はこの中に2本ずつ違うアンテナが内蔵されていて計8本のアンテナが装着されています。そしてこのアンテナを各機器の方に向けられます。このギミックは特に男子心をくすぐるものだと思いますね。

Wi-Fi 6対応ルーター ハイパフォーマンスモデル

これが最近土屋さんのお店に導入されたバッファローのWi-Fi 6対応ルーター、WXR-5700AX7Sです。見た目には4本ですが、1本の中に2本ずつ違うアンテナを内蔵していて計8本のアンテナが装着されています。そしてアンテナの向きを変えることで特定方向へ電波を強化できます。使う場所にあわせて設定できるのが便利ですね。それに土屋さんが言うようにデザインもかっこいい!

家庭内Wi-Fiの新スタンダードとなるWi-Fi 6について詳しくわかる特集ページです。

土屋さんのお店に導入された次世代Wi-Fi 6対応ルーターの詳細はこちら。

——変えてからの安定性はどうでした?

このWi-Fiルーターに変えてからオンライン会議が可能になったんです。以前もやってはいたんですがすぐに止まるのでストレスでやめてしまいました。店頭では先ほど言いましたがiPadのレジを使いBGMを流し、なおかつ僕のパソコンが立ち上がっていると以前のWi-Fiルーターだとオンライン会議はできませんでした。それが今ではこの状態でも完璧に会議ができるようになりました。まったく止まらないですし本当に変わりましたね。あとはお店で Twitchという配信サービスを使って店舗でのイベントをお客様に配信することを今後やっていきたいんです。今回かなり心強いWi-Fiルーターを手に入れたのですごく期待ができます。それと通信速度がとても安定しています。新しいWi-Fi規格の「Wi-Fi 6」が通信速度等でとても役立っています。パソコンで多くのアプリを立ち上げてもレジ用のアプリがサクサク動きます。ここでは多くの機器が同時に立ち上がるのでそれが同時に接続される「OFDMA」ですべての機器が安定して使えています。

多くの機器をつないでも高速なWi-Fi環境

写真左:Wi-Fi 6対応ルーターと各種Wi-Fi接続機器

インタビューでも話していただいたBilberryでのWi-Fiが必要な機器たち。これにプラス、プリンターやバックヤードでのオンライン会議で使用するパソコン、そしてお客さんの携帯や関係者のパソコン等が常にフルで稼働しますが、今ではすべての機器がスムーズになんの問題もなく動いてくれているそうです。よかった!

写真右:作業中の土屋さん

作業中の土屋さん。とにかく店内ではWi-Fiを使うことが多いのでこのバッファローの新しいWi-Fi 6対応ルーターが登場したことで本当に作業も進むと喜んでくれていました。そして確かにかっこいいルックスのWi-Fiルーターですよね。目立ちます。

——このショップの広さに対してのWi-Fiルーターの満足度はどうですか?

満足しています。このバッファローのWi-Fiルーターは基本3階建や1戸建て住宅にも適応したスペックを持っていて、とても強力な電波をこの8本のアンテナから出しているのが特徴です。ショップはワンフロアーですがこのWi-Fiルーターはパーティションや壁にも強く、エリア分けされている環境にも適しています。ということは一般的なマンション、いわゆる3LDK、4LDKぐらいのマンションにも十分対応可能です。ここは80平米ですがフル対応なので3LDKの住居ぐらいはあります。今の日本は部屋は狭いけどパーティションで区切られている住居が多いですよね。そういった所にはかなり向いている機器だと思います。現代家族だとひとり1台パソコンの時代。そしてひとり1台スマホの時代。子供がいるとスマホでゲーム。お母さんはネットを観てお父さんはテレビでyoutube。値段的にはこのWi-Fiルーターは決して安いものではないのですが、今の生活スタイルを考えればむしろこれがニュースタンダードのWi-Fiルーターだと思います。決して特別仕様のものではないと思います。携帯でゲーム、テレビもW-Fi、オンライン会議を家でして、そして洗濯機やエアコン等の白もの家電もWi-Fiの時代。最近の住宅ではお風呂もWi-Fiで沸かします。バッファローの中ではハイスペックでありプロ用スペックと言えますが、僕的にはもうこれがニュースタンダードのWi-Fiルーターであり、現代の家庭には最も必要な機器だと言えます。

——確かにここ何年かで我々の家庭環境はネットやスマホの登場で一気に変わりましたね。なのでおっしゃる通り安定したWi-Fi環境はなによりも大事です。今日はどうもありがとうございました。

Creator's Favorite Foods

土屋 隆征の好きな料理“この一品!” 喫茶 マドンナーの「カレーライス」

土屋さん曰く、「ここは働くショップの近くにある喫茶店で、オープン前によく来るお店です。僕の朝食スポットでもありリラックスする場所でもあり、書き物なんかもします。最近のカフェもいいですが、昔ながらの純喫茶も大好きです。古いものが好きです。ランチは色々メニューがありますが特にカレーライスは懐かしい味でお勧めです。全品700円のドリンク付きです!」

Interviewer Profile

LAVA

作曲家、DJ、サウンドプロデューサー

90年後半からロンドンでDJのキャリアをスタート。その後3枚のオリジナルアルバムを世界中でリリースさせる。1枚目の”Aile Alegria”はドイツのフロアチャートで4位を記録。2019年6月には待望の新作”Som do Verde”を自身のレーベル”Mundo Novo“よりリリースさせる。
音楽をまるでインテリアのように展開するそのサウンドスタイルで、選曲家としても不動の地位を築き上げ、各方面からのオファーは絶えない。今後も音楽を通して世界中へのコミュニケーション、リレーションを積極的に行っていく。

今回登場した商品

WXR-5700AX7S

本商品は、通信速度の向上に加えて、帯域を分割し複数端末同時通信により高速化・低遅延を実現する「OFDMA」や、空間を多重化し複数端末と同時通信することで高速化する「MU-MIMO」など、複数台の機器を同時に安定的に利用できる技術が採用された最新規格「Wi-Fi 6(11ax)」に対応。Wi-Fi仕様は、5GHz帯では4ストリームで最大4803Mbps(理論値)、2.4GHz帯では3ストリームで最大860Mbps(理論値)。特定⽅向に電波を強化できる独⾃の「3軸回転外付けダイポールアンテナ」、動画やゲームに強い10Gポートを搭載し、ワイドバンド5GHz 160MHzに対応したハイパフォーマンスモデルとなっています。