#194 ファッションデザイナー 山本 雄矢

MacユーザーにおすすめのUSB Type-C対応SSD。しかもコピーが速くて落としても安心の耐衝撃機能付き

第194回の@Professional Usersはファッションデザイナーの山本 雄矢(やまもと ゆうや)さん。三重県から上京後、自身のブランドを作ろうと動き出しますがファッションをより追求しようと繊維会社の大手「豊島」に契約デザイナーとして入社。自社ブランドのなかった会社内で自ら手を挙げ4年後には自身の手がけるレディースのワンピースを中心としたブランド “RELDI”を立ち上げます。「忙しく人に会うことの多い女性に向けたワンピース」をコンセプトに、お花をモチーフにした美しいデザインがネットやSNSでの反響もあり現在では売り上げを順調に伸ばす人気のブランドとなりました。そんなファッションの世界で活躍する山本さんがバッファローのポータブルSSD、SSD-PH1.0U3-BAをコレクションの心臓部分ともいえる大事なクリエイティブで使用してるとのこと。早速LAVAが東京、中目黒のネストクリエーションラボで展示中の山本さんを訪れお話を伺いました。

プロクリエイターが選んだ商品

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Creator's Profile

山本 雄矢

1990年 三重県生まれ。
パターンメイキングを学んだ後、フリーランスのファッションデザイナーとして活動。
"現代を強く生きる女性の為に、有意義な時間を提供する"をコンセプトに、ワンピースをメインでラインナップするブランド "RELDI" を2019年に立ち上げる。
ブランドディレクションからデザインをメインに、ブランドに関わる写真やグラフィックまで手掛ける。

Interview

忙しい女性たちの有意義な時間を演出する新ブランド“RELDI”を立ち上げました

——山本さんがファッションデザイナーになっていった経緯を教えてください。

母がDCブランドのハウスマヌカン(店員)でした。小学生の僕は当時よく母の働くお店にいました。何の意識もなくデザイン性の高い洋服に囲まれて育ったんです。

——ファッションに行くにはいい環境でしたね。

はい。それと中学の同級生のお兄ちゃんがとてもお洒落な人で、家に行くとかっこいい洋服がたくさんあったんです。Yoji Yamamotoやコム・デ・ギャルソンもその時初めて知って「かっこいいなー」と感動しましたね。

——そこですぐにファッションデザイナーになりたいと思ったんですか?

今までぼやけていたものがクリアになった気がしたんですが、Yojiやギャルソンを見てまずは自分自身がこの洋服を着こなしてみたいと思ったんです。デザイナーを目指すとかではなく自分がかっこいいと思える洋服をどんどん着ようと。その後高校には以前からやっていたバスケットボールの推薦で行きましたが洋服への気持ちはどんどんと強くなっていきました。そして卒業後は洋服の世界に行こうと名古屋モード学園に入学しました。

——どういった勉強をしました?

絵を描きミシンをやってパターンもやる。ファッションについて広く浅く勉強する感じでした。1年やってみて作る側、デザイナーかパターンナーになりたいと思ってきました。結果学校では4年間、パターンをみっちり勉強しました。デザイナーになるために徹底的にパターンを勉強した感じです。そして22歳で上京します。

——どういった活動から開始したんでしょう?

自分でブランドをスタートさせようと自信満々で行きましたが蓋を開ければアルバイトをしながらサンプルを作る日々でした。引越しをした時にカーテンをつけられないまま夜な夜なミシンで作業をしていたらどうやら外から丸見えだったようで、いきなり向かいに住んでいる人から名刺を渡されたんです。「同業だと思い、声をかけちゃったんだよねー」。

——えー!そりゃとんでもない出会いでしたね。

はい。その人は実は型紙を作る会社の社長さんだったんです。今思えばカーテンしてなくて本当に良かったです(笑)。でもその会社に入ったわけではなくその社長さんがフリーのファッションデザイナーを探している会社があると教えてくれたんです。それが「豊島」という繊維の会社でした。当時の豊島にはものを作るというノウハウはありましたが、それを生かすデザイン性の高い自社製品、自社ブランドがありませんでした。そこで入社から4年が経った頃、自分で手を挙げるとすぐにやってみようということになり、2019年の夏に”RELDI”というレディースのワンピースを中心としたブランドを立ち上げました。

——ではRELDIについて聞かせてください。

まずこの名前ですがRELDIは逆さから読むとIDLER、怠け者という意味になります。怠け者を反対にすればお洒落になる。感覚的にそう思えたのでRELDIと名付けました。あと僕の周りの女性友達はいつも忙しくしていて自分で仕事をしている人が多いんです。その人たちがONになる瞬間にRELDIの洋服を着て欲しいと思ったんです。ワンピースにフォーカスしているのにも意味があって、忙しい朝に時間がない中着ていく服を探した際、ワンピースだとベースのスタイリングが一着で完成します。そして忙しい人は人に会うことも多いのでお洒落にもして欲しい。女性たちの忙しく、そして有意義な時間をRELDIの一着で演出できたらと思っています。

RELDIのニットドレスシリーズ

山本さんにRELDIのデザインについて解説していただきます。「この2つはデザインソースが同じです。古来、膨大な時間を掛けて生成される鉱物や結晶からインスピレーションを受けデザイン。日本の職人と一緒に作り上げ、今シーズンのムードを色濃く反映させたジャカードのニットドレスシリーズ。コットンの糸をメインにベルベットのような光沢のある糸で柄を表現。」

琥珀をイメージしたドレス

「このドレスは琥珀からインスピレーションを受けデザインしました。琥珀 は古来の物事をその中に閉じ込め、時間を超え現代に向けたメッセージであると僕は捉えました。原生生物をモチーフにした柄をサテンに配し、その上から透け感のあるシフォン(リサイクルポリエステル)を重ねイメージを形にしています。配色のラインは琥珀に入ったヒビ(クラック)をイメージしています。」

デザインについては僕がお花が好きなので花から影響やアイデアを受けることが多いです。お花は日々のインスピレーションであり人々の生活を豊かにするものです。今回のシーズンのもので3重になっているデザインのワンピースがありますがこれは上が花弁、2枚目が葉と茎。透け感のある生地を使ってそれが重なりあった時にお花になります(写真参照)。あとは樹木を崇拝するという意味のあるペイズリー柄のものも人気です。僕もお花に対してのリスペクトがあるのでこの柄を選びました。よく言われるのが男性が女性の服をデザインすると出来上がってくるのものがより女性らしいと。そこの部分に関しては自分の感性をとても大事にしています。今はカジュアルなアイテムが受け入れられやすいですがあえてそこには寄り付かないで、自分から出しているものを信じて自身の感性を変えない努力を続けています。

花柄ワンピース

インタビューで話してくれた3重になっている花柄デザインのワンピース。上が花弁、2枚目が葉と茎で透け感のある生地を使っているのでそれが重なりあった時にお花になるというとても凝ったデザインの1枚。

ペイズリー柄ワンピース

こちらもインタビューにあったペイズリー柄のワンピース。花に対してリスペクトのある山本さんならではの1枚。ペイズリーには樹木を崇拝するという意味があるそうです。

耐衝撃SSDなら自分の記憶を安心して保存できる。その分新しいことを考えるのに注力できます

——RELDIはネットやSNSでも大変人気なブランドです。是非みなさんもチェックしてみてください。ではパソコン話をしましょう。もちろん仕事でパソコンは使っていると思いますが、現在使っているパソコンから教えて下さい。

現在使用しているのはMacBook Proの15インチです。昔からMacのパソコンを使用しています。デザインはパソコンですることが多いですね。先ほど話したペイズリーの柄もパソコンで作りました。グラフィックに関してはすべてパソコンです。昔はデザイン画は紙に描いていましたが今はiPadに移行しています。フィジカルで自身のインスピレーションを集めることが多いのでいつもパソコンを使ってデザインをしているわけではないのですが、使用する頻度は多いです。シーズンごとにリアルで集めてきた情報や素材をひとつのボードにしていて、それをムードボードと呼んでいますが、そこには色やインスピレーション、そして大事なアイデアが浮かぶファブリックやスタイリングで使って欲しいアクセサリー等の写真をひとつのボードに集めています。これを作るのにまずはパソコンが必ず必要になります。このムードボードがコレクションの心臓部分になるんです。そこで今回バッファローのポータブルSSD、SSD-PH1.0U3-BAを新たに導入しました。

クリエイティブに欠かせないポータブルSSD

山本さんが自身のクリエイティブの心臓部分で活躍させているというバッファローのポータブルSSD、SSD-PH1.0U3-BAです。

——ではそのポータブルSSDについてお聞かせください。

僕たちファッションデザイナーは写真を扱うことがとても多いです。話したムードボードにも撮った写真をたくさん使います。ムードボードに使うビジュアルのデータは綺麗に見せたいのでオリジナルのデータをそのまま使います。なのでデータ自体はとても重いです。そこでまずは大容量のSSDを探していました。まずはこのSSD、容量が1TBあります。パソコン内のメモリーだけではとても追いつかないのでこの1TBの容量は単純にありがたいです。パソコン内だけにコレクションの心臓でもある素材を入れておくのはやはり怖いので、今ではほぼすべての大事なデータはこのSSDに移しています。それと最もこのSSDで気に入っているのは標準でUSB Type-Cに対応しておりType-Cケーブルもついていることです。僕はMacBook Proを使っていますが、今やアップル製品は全部Type-Cになっています。今まではUSB Type-Aのケーブルに変換アダプターをつけてType-Cにしていましたが、このSSDに変えたことでその煩わしさがなくなるとともに、変換アダプターを使っている時は正直接続が安定してなかったのが今ではType-Cケーブルだけで接続できるので安定度が増しました。このSSDに変えてそう思っている人たちはたくさんいると思います。本当に素晴らしいです。Type-Aなのが当たり前で変えたかったら変換してねというのが当たり前でしたが、最初からType-Cのケーブルが入っているのはとても親切です。

MacユーザーにうれしいUSB Type-C対応

そして山本さんが最も気に入ってくれている部分はType-C接続。Macユーザーなら共感する人は多いでしょう。

それと僕は資料用の写真を撮影するのに頻繁に外に出ます。今までは写真を撮るとパソコンにデータを保存していましたが話した通り写真1枚の容量がとても大きいので、このSSDにしてからはパソコンにデータを溜めなくてよくなりました。なので頻繁にデータをコピーするようになりましたが、このSSDは超高速転送で入出力、書き込み、読み込みのスピードがとても速いのでそれも魅力です。作業が外であったり時間もなく慌ただしくしているとデータのコピーってなかなかしなくなってしまうんです。でも持ち運びが便利かつ軽量でありコピーも速いとなると時間の短縮にもつながりますし、データの保存やコピーがクリエイティブの中で習慣になっていってくれています。機能性が上がることで色々と助けられていますね。それでいて安定性もありますし。あとは耐衝撃と耐振動付きというのも欲しいと思ったポイントになっています。写真の撮影時はノートパソコンとかカメラとか、諸々動かさないといけない状況です。ロケで撮影がある時は常にこのSSDをテーブルの上に置いておけるわけではありません。石の上に置く時もありますし当然落とすこともあります。耐衝撃って聞いたときに一発でこれだと思いましたね。あと僕は撮影になると荷物が多いのですが、鞄の中で荷物同士がぶつかって壊れることが多々あったんです。その不安がこのSSDになってからは解消されました。

次世代のNVMe SSDを採用。

万が一の落下から大切なデータを守る。

僕はどんどん新しいことを作っていくことに脳ミソを使いたいと思っています。記憶することで脳ミソをなるべく自分の中で小さくしておきたい。常に新しいものを入れていくので。そのなにかに記憶させることを考えるとこのSSDは本当に魅力的。1TB分の今までの記憶を入れておけるのですからね。そして安心して記憶させたことでまた新しいものが生み出されます。このSSDからチャンスももらっていることにもなるんです。

——そう言ってもらえて嬉しいですね。世の働く女性たちがさらに美しく、そして気分よく生きていけるRELDIの洋服をこれからも期待しています。今日はどうもありがとうございました。

作業中の山本さん

自身のブランドの展示会で作業をする山本さん。常にポータブルSSDを常備しているそうで、終始リラックスした様子で作業していましたね。

山本さんご愛用のポータブルSSDの詳細はこちら。

Creator's Favorite Foods

山本 雄矢の好きな料理“この一品!” 「ヒレカツとオレンジワイン」

山本さん曰く、「代官山と恵比寿の間にある 「猫も杓子も」。こぢんまりとした静かなお店で、和食(蕎麦)をメインとした料理と、こだわりのワインのマリアージュが楽しめる。ゆっくりと美味しい食事を楽しむ為に仕事が一段落したタイミングで行くお店です。中でも、干し杏のソースで頂くしっとりしたヒレカツと、芳醇なアロマに程よいタンニンが楽しめるすっきり辛口なフランス ラングドックのレスカルポレットのオレンジワインのマリアージュが最高です。」

Interviewer Profile

LAVA

作曲家、DJ、サウンドプロデューサー

90年後半からロンドンでDJのキャリアをスタート。その後3枚のオリジナルアルバムを世界中でリリースさせる。1枚目の”Aile Alegria”はドイツのフロアチャートで4位を記録。2019年6月には待望の新作”Som do Verde”を自身のレーベル”Mundo Novo“よりリリースさせる。
音楽をまるでインテリアのように展開するそのサウンドスタイルで、選曲家としても不動の地位を築き上げ、各方面からのオファーは絶えない。今後も音楽を通して世界中へのコミュニケーション、リレーションを積極的に行っていく。

今回登場した商品

SSD-PHU3-Aシリーズ

本商品は、USB 3.1(Gen1)よりも高速な転送規格USB 3.1(Gen2)に対応したポータブルSSDです。内蔵SSDにはSSD本来の転送速度が発揮されるNVMe SSDを採用。USB3.1(Gen2)接続時では従来品(SSD-PMU3Aシリーズ)と比べて約2.3倍以上高速な約1,000MB/s※のリード速度を実現しました。Type-Cケーブル1本でUSB Type-C端子を搭載するSurface GoやMacBookに接続できるほか、USB Type-A端子搭載のパソコンと接続するためのUSB Type-C to Aケーブルも付属。多くのパソコンで使用できます。また米軍納入品の選定に用いられる米国MIL規格「MIL-STD-810G 516.6 Procedure IV」に準拠しており、万が一の落下による衝撃から保存されたデータを守ります。

2019年3月、バッファロー調べ。あくまで特定のテスト環境で得られた結果であり、必ずしも全ての動作環境で同様の結果が得られることを保証するものではありません。詳細は商品ページをご確認ください。