#195 スタイリスト 寺田 リコ

リモート会議の増加で安定したネット環境が必要に。そんな時に力を発揮したのがこのWi-Fiルーターです

第195回の@Professional Usersはスタイリストの寺田 リコ(てらだ りこ)さん。ファッション愛からスタイリストへの道を選び、アシスタントの経験を経たのち培った独自のフォーカスと色使い、そして抜群のセンスで数多くのスタイリングを今まで手掛けてきました。最近では撮影以外はテレワークが多いとのことで必要不可欠であるWi-Fiルーターを新たにバッファローのWi-Fiルーター、WSR-3200AX4S-BKに変えたとのこと。早速LAVAが東京、世田谷の寺田さんのご自宅を訪れお話を伺いました。

プロクリエイターが選んだ商品

Wi-Fi(無線LAN)商品やサービスをご紹介。

Creator's Profile

寺田 リコ

1995年スタイリストアシスタントとして活動を開始。
1999年フリースタイリストとして独立。
広告媒体を中心に、衣装コーディネート、インテリア、テーブルコーディネート、コスメなど幅広くスタイリングを行う。
また、スタイリスト業で培った経験をいかして、イベントデコレーションなども手掛ける。

Advertising

アテニア、Amway、アンファー、アーユル・チェアージャパン、Afternoon Tea、伊勢丹百貨店、イオン、イトキン、EAST BOY、ELLE、Autocoture、小田急百貨店、オンワード、銀座和光、ギンザタナカ、協和、キューピー、サニーヘルス、SABON、JAL、Jott、資生堂、主婦の友社、Shark、SisleParis、Schwarzkopf PROFESSIONAL、SEIKO、西武百貨店、stylecounsel、天童木工、デロンギ、TBC、Dinos living、西松屋、Nikon、日本マイクロソフト、日本デザイナー学院、HABA、HANABISHI、東日本JR、pal system、PARCO、FANCL、BENETTON、HONDA、POLA、MARIE B、MANDARINA DUCK、三井不動産、三越百貨店、三菱食品、三菱自動車、無印良品、明光義塾、MOËT&CHANDON、MOS BURGER、読売ジャイアンツ、UCC、ランクアップ、LIXIL、リクルートホールディングス、和光堂

Decoration

イタリアAlcantara社 ジャパンレセプションパーティー
全米ザクロ協会主催 ティスティングパーティー

Interview

短時間で自分のセンスを振り絞ってクオリティーの高いものを集められるかが腕の見せ所です

——寺田さんがスタイリストへなっていった経緯を教えてください。

若いときからファッション誌を見ることが好きでした。ファッション誌の写真はカメラマン、ヘアメイク、スタイリストで構成されていますが私はそのどれかになりたかったんです。洋服も、モデルが写っているファッション写真も大好きでした。ヘアメイクかスタイリストかで悩みましたがやはり洋服愛からスタイリストになろうと決め、20歳で熊本から上京しました。

——バンタンのスタイリスト科に行ってたんですね。

はい、1年間スタイリストの勉強に励みましたがやっていたことは現場に行ってアシスタントにつくこと。その繰り返しです。そのまま好きなファッションをやっているスタイリストの専属につきたかったのですが収入が交通費込みで5万円。これでは生活ができないと思い登録制のアシスタント事務所に登録して、専属を持たないスタイリストのアシスタントをしていました。

——スタイリストといってもファッションだけではないですよね?

撮影に関わる全てのコーディネートをする人をスタイリストと呼ぶので、洋服だけじゃなくなんでもやります。最初はそれが嫌で「キラキラしたファッションではない世界へ来てしまった、こんなはずじゃなかった」なんて落ちていましたが、ある時期からガチガチの真面目なカタログ撮影でも面白い瞬間があることを感じ始めたんです。

——面白い瞬間?

はい。例えば洋服の物撮りでもその服のシワの入れ方や折り方とか、商品をより良く見せるための細かいひと工夫がスタイリストとしては重要であり、それがなんの撮影でも独自のセンスが撮影には活かされていくと気づきました。そして様々な撮影現場の中で多くの人とも出会えましたし同時にセンスを磨くこともできました。そこから5年後に独立をしました。

TBCクロスタイル表紙

「生花で立体的なステージを制作しました。季節を前倒して撮影しますので入手が難しい種類があったり、咲き具合の調整など苦労は多いのですが、生花のスタイリングは大好きです。」©️中村正和

伊勢丹百貨店クリスマスカタログ

「ナチュラルでシャビー感のあるクリスマスディナー、というテーマでスタイリングしました。様々なテーマに合わせてテーブルデコレーションを考えるのはとても楽しいです。」©️西澤崇

——独立してからは仕事の仕方は変わっていきましたか?

以前よりも色んなジャンルの仕事ができるようになっていました。日替わりで今日はファッションモデル、明日はお料理。来た仕事を断らずやってきたことがいい方向に持っていってくれています。もしモードだけの世界に行っていたらどうなっていたかはわかりませんが、ジャンルにこだわらず色々手掛けていた方が楽しいですし、ライフスタイルも多様化している今の時代にもフィットしていると思います。私のスタイリングの特徴は色使い。今は日本自体がコンサバで色味がありません。これを自分らしく変えていければというメッセージがスタイリングの根本にあります。

セレクトショップリーフレット

「秋冬感を色と小道具でスタイリングしました。少し変色した林檎や、潰れた苺などリアル感のある写真を目指しています。」

Attenirカタログ

「高級ラインの商品を赤の世界で演出。様々な形の箱を大量に集めて、ラッピングしました。物撮影では小道具を製作する事も多々あります。」©️中村正和

——スタイリストとしての仕事をなにかひとつ例をあげてそのクリエイティブのプロセスを教えてください。

ではテレビCMの場合をお話しますね。まずオファーが来て監督、スタッフとの打ち合わせ。その後商品の方向性にあった洋服、小道具をコーディネートしてその写真を撮ります。それをパソコンに取り込みメールでスタッフと共有します。OKだったり駄目だったり色々ディスカッションをして進行していきます。その時点で先ほど話した私の特徴である鮮やかなものを提案として入れるようにしています。色って使っていないと使えなくなっていくものなんです。日本のお年寄りは歳をとればとるほどくすんだ色味の洋服をチョイスしがちです。肌もくすんでいくのに洋服までくすんでいくんです。海外では進んで鮮やかな色味を取り入れたりしますが日本人は歳をとると色を捨ててしまいます。でも色にはパワーがあるのでどんどん取り入れて欲しいと思っているんです。少し話がそれましたがコーディネートの提案が採用されたら撮影に入ります。案件次第ですが撮影のボリュームが大きいものだと撮影だけで3日ぐらいかかります。私は広告の仕事が圧倒的に多いのでクライアントさんや、アートディレクターの要望がまず始めに提示されます。なので、自分の意見だけが1から10まで通る世界ではありません。ただ短いスケジュールの中、様々な方々が関わっていく中で自分のセンスを100%振り絞ってクオリティーの高い小道具をどれだけ持ってこられるかが大切です。これが広告スタイリストの肝です。常に感性フルオープンで普段から感度を高く生きていくことが大事です。

——実は僕と寺田さんもとっても感度の高い洋服屋さんで出会ったんですよね。これから手掛けてみたいスタイリストとしての仕事はありますか?

レセプションパーティーのような空間を作る仕事も増やしていきたいですね。撮影とは違いお客様とも直接対することもできるからやりがいも感じます。あとはパーソナルスタイリスト。セレブ系ではなく一般の人のパーソナルコーディネートをやってみたいです。イベントで来てくれたお客さんの洋服のコーディネートはもうやっていますが、より一般の人の生活の中でのスタイリングを手掛けていけたらと思っています。

レセプションパーティーデコレーション

「パーティー会場の一角に、ショップ形式で商品を展示しました。会場に入れるのが、開始2時間前だったりでスピード勝負ですが、空間演出はとても面白い作業です。」

ネットの環境の向上はダイレクトに私たちのクリエイティブの向上にも繋がります

——最近では寺田さんもテレワークが増えているということでバッファローのWi-Fiルーター、WSR-3200AX4S-BKを導入したそうですね?

そうなんです。このコロナの影響で私たちの業界でも打ち合わせがほぼリモートになっています。でも以前のルーターだとリモート会議中に固まってしまい、たまに動かない人物が画面上に現れていました(笑)。あとはミーティングで撮影スタッフは集まってもクライアントはリモートでの参加というのも増えています。なのでこれは安定したWi-Fiルーターが不可欠だと思いバッファローのWi-Fiルーター、WSR-3200AX4S-BKに変えてみたんです。

劇的にネットが速くなるWi-Fiルーター

こちらがテレワークが増えてきたことで新たに導入したバッファローのWi-Fiルーター、WSR-3200AX4S-BKです。導入も簡単で劇的にネットが速くなったとのこと。新たに変えて大正解だったようです。

寺田さんご使用のWi-Fiルーターの詳細はこちら。

——変えてみてどうでしたか?

まずびっくりしたのが設定の簡単さ。機械音痴の私ですから正直以前のルーターのままでもいいかなと思っていたんです。止まってしまっても。それぐらい設定とかが本当に苦手で。でもテレワーク続きでそんな呑気なことも言っている場合ではないと。そこで意を決して変えたんですがあまりにあっさり変更できたのでびっくりでした。無線引っ越し機能というのがあって再設定も必要なくボタンを押すだけで新しいルーターに切り替わってくれました。一からやり直さなくていいし正直私には出来ないんじゃないかとかなり不安でしたがまったく煩わしさがなかったです。

スマホなど端末の無線再設定が不要

——以前と比べて繋がり方はどうですか?

固まることがなくなりミーティングもスムーズになりました。私たちのミーティングはネットにつないで様々なサンプルをみんなで見て意見をするといった内容が多いんです。アクセスするページも多くページもどんどん変えます。撮影の仕事は時間がないというのが基本にあるのでネットもサクサク動いてくれないとそれだけでストレスになります。でもこのバッファローのルーターに変えてからネットへのつながりもびっくりするほど早くなりましたし、写真のダウンロードやアップロードも物凄い速さです。あまりに変わったので調べてみたらハイパワーアンテナというのが内蔵されていて電波がムラなく家中に広がっているらしいです。私の家はそんな広くはないのでもう十分です。

Wi-Fiが家じゅうに届く

よくよく考えてみると私も家でネットを見ている時間が多いんですよね。ファッションショーやコレクションの動画はほぼ毎日見ています。あと料理のスタイリングが入るとひたすら料理のイメージ写真をネットで見ています。あとは急遽撮影で小道具が必要になった場合はAmazon等でネットショッピングをする機会も多いです。店頭だと買えるものが限られますが私たちの仕事は季節に関係なくありとあらゆる物が必要になるので、そうだとやはりネットでの買い物の方がベターなんです。そして商品も翌日届きますからね。なのでスタイリストは買い付けもネットなのでやはりWi-Fi環境がいいに越したことはまりません。あとうちにスタッフが来ることが多いのですがその際にゲストポート機能というのを使うと来た人がこのルーターにスマホを接続できてネットが見られます。なんかおもてなし的なサービスで気に入っているんですよね。それと実はこのルーターを撮影現場にも持っていきたいぐらいなんです。

訪問した友人にも簡単にWi-Fiを提供

——お、それはいいですね。

撮影スタジオって私が思うにWi-Fi環境がよくないところが多いです。大きなところだとスタジオがいくつもあってそのスタジオにいる人たち全員で電波を取り合っているような感じです。そして撮影ひとつひとつの現場にはパソコンを開いているスタッフ、携帯を見ているクライアントの人たち、そしてそこでリモート会議をしている人、様々います。なのでフリーWi-Fiをみんなで取り合っている感じなので繋がるのも時間がかかるんです。でもこのバッファローのルーターはハイパワーアンテナにプラス、Wi-Fi6という機能があり、通信スピードがより速く動画や高画質の写真を扱う私たちにはうってつけのルーターだと思うんです。撮影現場向きです。あとネットを見ている人たちが全員むらなく繋がれるOFDMAという機能もあって、スタッフの多い現場では絶対に重宝するはずです。先ほども言いましたが家だけでなく撮影現場でもネットを見てそこからアイデアを得ますし、必要なものも現場で買いますしクライアントの人もオンラインミーティングをしています。ネットの環境がよくなることはそのままダイレクトに私たちのクリエイティブも向上することに繋がっていくのでとても大事なことなんです。あとはこのルーター自体も小さくて軽くて見栄えもいいので撮影現場に持っていくことも苦ではないですし、インテリアをうまくコーディネートさせれば見えているところに置いておいても全然気にならないですね。実は今度引っ越すのでこのルーターをお部屋の中でかっこよく見せようと思っています。

——さすがスタイリスト。でも撮影現場で威力を発揮する Wi-Fiルーターだと僕も思います。日本中のスタジオがバッファローのルーターになればいいですね。これからの寺田さんのご活躍も楽しみにしいます。今日はどうもありがとうございました。

作業中の寺田さん

自宅で作業中の寺田さん。はやり今はオンラインでのミーティングが多く自宅にいることも多いそうですが、ここまでWi-Fiが安定しているとなんのストレスもなく家で仕事ができると話してくれました。ついつい大好きな洋服のネットショッピングもたくさんしちゃいそうですね。

Creator's Favorite Foods

寺田 リコの好きな料理“この一品!” 蕎麦石はらの温かいお蕎麦と天丼セット

寺田さん曰く、「ここは天ぷらがまず美味しい。天ぷらの揚げ方が上手。お蕎麦も石臼挽きの手打ちでしっかり仕込んでいるので香りもよくほんとに美味しいんです。人気店ですが近所なのですぐ行けて嬉しいです。」

Interviewer Profile

LAVA

作曲家、DJ、サウンドプロデューサー

90年後半からロンドンでDJのキャリアをスタート。その後3枚のオリジナルアルバムを世界中でリリースさせる。1枚目の”Aile Alegria”はドイツのフロアチャートで4位を記録。2019年6月には待望の新作”Som do Verde”を自身のレーベル”Mundo Novo“よりリリースさせる。
音楽をまるでインテリアのように展開するそのサウンドスタイルで、選曲家としても不動の地位を築き上げ、各方面からのオファーは絶えない。今後も音楽を通して世界中へのコミュニケーション、リレーションを積極的に行っていく。

今回登場した商品

WSR-3200AX4Sシリーズ

本商品は、通信速度の向上に加えて、帯域を分割し複数端末同時通信により高速化・低遅延を実現する「OFDMA」や、空間を多重化し複数端末と同時通信することで高速化する「MU-MIMO」など、複数台の機器を同時に安定的に利用できる技術が採用された最新規格「Wi-Fi 6(11ax)」に対応。Wi-Fi仕様は、5GHz帯では4ストリームで最大2401Mbps(理論値)、2.4GHz帯では4ストリームで最大800Mbps(理論値)。インテリアになじむスリムコンパクト筐体で狭い隙間にでも置くことができ、縦置きはもちろん、スタンドを利用して壁に取り付けることもできます。(※)ブラックとホワイトの2色をラインナップ。

壁掛け用ネジ(2本)は別途ご用意ください。

横置きにはできません。