#197 飲食プロデューサー 田嶋 真治

脳の記憶よりも見た際の記録。その大切な記録を残してくれて軽々とどこにでも持ち運びできるSSD

第197回の@Professional Usersは飲食プロデューサーの田嶋 真治(たじま しんじ)さん。20代前半から飲食店現場主義を掲げ多くの飲食店舗で働いてきた田嶋さん。その経験と独自のアンテナを活かし、大手飲食会社のカフェカンパニーでは六本木ミッドタウンの伝説のレストラン「A971」を手がけるなど、プロデューサーとして11年間勤め上げました。その後フリーとなり東京、下北沢にある「BURGERS TOKYO」のプロデュース、そして現在は立川グリーンスプリングスという商業施設内に花屋とカフェが合体した「フラワーズベイク&アイスクリーム」のプロデュースと運営のサポートをしています。そんな日々多忙な田嶋さんが仕事でバッファローの外付けSSD、SSD-PH1.0U3-BAを導入したとのこと。早速LAVAが田嶋さんプロデュースのBURGERS TOKYOを訪れお話を伺いました。

プロクリエイターが選んだ商品

静かで衝撃に強く、コンパクトで大容量を実現するSSD/ソリッドステートドライブの総合情報はこちら。

Creator's Profile

田嶋 真治

ST&SONS inc. 代表取締役

人と人との繋がりを大切に
地域の人達との関わりや様々なカルチャーを
SENSE(かっこよく)とTHINK(思いやり)をKEY WORDに
飲食を中心としながら多岐にわたってプロデュースを手掛ける

POST by HONEY / BURGERS TOKYO /
FLOWERS BAKE&ICECREAM
SECO BAR / A971 / WIRED CAFE / WIRED KITCHEN /
DOICHAN OCEANS BURGER INN / PUBLIC HOUSE /
WIRED CAFE HONGKONG
WEEKEND GARAGE TOKYO / EGG & SPUMA
HOLA AMIGOS MEXICANOTODAMA BEACH TERRACE
SKY TREE BEER GARDEN / e.t.c

Interview

料理人としてスタートしプロダンサーも経験。様々な経験が飲食プロデュースに生きています

——僕とも親交の深い飲食プロデューサーの田嶋さんです。田嶋さんが飲食の世界に入っていった経緯を教えてください。

長いですよ(笑)。ではかいつまんで。基本は片親だったので母の役に立てればと調理師免許をとれる学校に行ったところから始まりました。駒場学園という高校の食物科で勉強をしました。

——実はその学校は僕の実家の目の前です(笑)。

その通り。卒業後製粉会社が手掛けていた広尾にあるパスタ屋に就職します。やりきった感があったのでそこは2年半でやめて日本で初めてファラフェルサンドを手掛けた「ファラフェル&サンズ」というお店に入ります。オーナーが目黒に「バンビーニ」というピザ屋もやっていたのでそこでも働きました。自分が入ってパスタなどのイタリアンのメニューも加えました。その頃から店舗の全体的なことも考えるようになった気がします。

——余談ではありますがダンスもやってましたよね?

あ、はい(笑)。とにかく日々遊んでいて、遊び人の聖地「メルスクラブ」で、ある人物に誘われてダンスを始めました。アーティストのバックダンサーを務めるところまで行きましたよ。ジェームス・ブラウンのようなソウルダンスです。8年やってこれもやりきったと思いやめました。

——見たかったな、田嶋さんのダンス。それから当時僕も好きでよく行った「News Deli」を立ち上げていますよね?

当時31歳で、自分としては飲食の世界でより視野を広げたかった時期です。そのタイミングでNews Deliに関われたことは大きかったですね。カフェ的なアプローチを学べました。その後LDKという会社に就職することができて当時の3大最先端カフェのひとつと言われた「WIRED DINER」の立ち上げから参加することができました。ちなみにあとのふたつは「バワリーキッチン」と「デキシーズダイナー」です。

——そしてカフェカンパニーですね。

はい。最初にSUSというコミュニティーハブに自分は参加してその中に「Planet3rd」というカフェ、「Lunch To Go」というデリ、そして「Seco Bar」というBar &Clubをチームで作りました。LAVAと知り合ったのはこの時ですね。

——Seco Barでは毎夜暴れました(笑)。いいお店でした。DJもかなりやりましたね。個人的に僕が田嶋さんプロデュースで好きだったのが六本木ミッドタウンにあったA971です。

自分が社内でプロデュース側に携わるタイミングですぐに作ったのがA971です。正直自分が六本木で遊んでいたことが思いっきり活かされたお店です。”Think Global,Act Local”、「グローバルな感覚で地域に根差したお店」がテーマ。1階をみんながたむろできるBARにして2階をゆったりとしたレストランにしたんです。海外の店舗ではウェイティングBARが入り口にあるのが当たり前で、その奥にメインのレストランがあります。東京にもそういうタイプのレストランを作ろうと考えました。でも地域にも根付かせたかったのでアットホームな雰囲気も醸し出しているお店です。1階は外国人だらけにもなりましたが。

——週末ともなるともう人であふれかえって入れなかったですよね。僕は1階でも2階でもDJ をさせてもらいましたが今でもなくなってしまったことが残念なお店です。

A971は10年やって契約満了でした。カフェカンパニーも11年間勤めて退社します。

プロデュース店舗「A971」

田嶋さんが手掛けた店舗の説明を田嶋さんご自身にしていただきます。「A971のコンセプトは「Think Global, Respect Local」。日本の四季を最大限に活かした、滋味に富む野菜メニューや築地直送の鮮魚料理。1Fは街に開かれたスタンディングスタイルのカフェ&バール。2Fは「和」の表現と「洋」のセンスを取り入れた新感覚東京スタイルのカフェ&ダイニングラウンジ。」

——その後フリーになって手掛けたのが今僕らがいる「BURGERS TOKYO」ですね。

はい、「東京発の世界に発信していけるハンバーガーショップ」がコンセプトで、そのコンセプトに賛同して関わらせていただきました。ここはハンバーガーを通じて飲食という顔を持ちつつ、ドネーションを集う目的もあるお店です。ドネーションで食の支援をするんです。ハンバーガーをひとつ食べるとアフリカに給食1食分が支援されます。

プロデュース店舗「BURGERS TOKYO」

「『BURGERS TOKYO』は、ハンバーガーの本場であるアメリカンスタイルではなく、トーキョーを独自の視点で切り取り、トーキョーカルチャーの刺激と発見がある空間・スタイルの中で、一度食べたら忘れられない味とバーガー体験を通して世界を豊かにするブランド。店舗は、コンクリートやネオンの無機質でシンプルな空間をベースに、ウッドや植物など有機的な素材をミックスデザインしたモダンでクールかつ居心地の良い空間を構築しています。その空間の中で、まるでステーキのような肉感のオリジナルパテが特徴のハンバーガーを味わうことができるハンバーガーショップです。」

——素晴らしいですね。いっぱい食べたくなります。

毎日食べてください。あとは元々この建物を作っていた人は自分が最初に働いていたLDK時代に「WIRED DINER」を作った人と同じで、自分にとっては新しいような懐かしいような、そんな気持ちで携われたことも嬉しかったです。それと現在立川にある商業施設、「グリーンスプリングス」内に「フラワーズベイク&アイスクリーム」というお花屋さんとカフェを合体させたフラワーカフェのプロデュースと運営のサポートをしています。

——僕の持っている田嶋さんのイメージはプロデューサーとしてのアンテナを張りつつも、常にフットワークを軽く現場を大切にしている人。呼んだらすぐ来ますよね(笑)。

LAVAはすぐ呼びだすから(笑)。自分は人と触れ合うことがなによりも好きです。だからデスクワークよりも現場に出ることが好きですし、現場で働いている人たちも好きです。もちろんお客さんと触れ合うことも大好きです。プロデュースも続けますが現場が第一。それはいつまでも変わらないと思います。

プロデュース店舗「Publis House」

「Publis Houseのコンセプトは“RE:PUBLIC=パブリックスペースの再生” 。「PUBLIC=公」の語源である「大宅(おおやけ)」、つまり「大きな家」として、 SHIBUYA-3 Neighborhoodに集う多様な人々との交流を通し、食/アート/カルチャー/音楽/ファッションを発信する。」

プロデュース店舗「POST BY HONEY」

「POSTとは、Pacific Ocean Sea Table『太平洋の海の台所』の略。海とサーフィン愛する女性にフォーカスを当てた人気雑誌HONEYがプロデュースするレストラン。横に長いフロアのどこからでも、湘南の海を一望することができます。カリフォルニアのビーチ沿いにあるカフェをイメージした明るく開放的な「OCEAN SIDE」は西海岸のロコガール達にも人気なボヘミアン調なカラフルなタイルとロサンゼルスを代表するイームズやミッドセンチュリー系の家具を配置。対照的にもう一つの小さい部屋は、ウッドを基調にサンフランシスコを南下したBIG SURにあるようなロッジや山小屋を想起させる「CABIN ROOM」で構成。趣が異なる2つの空間では、人数や目的に合わせたワークショップやパーティスペースとしても活用できます。」

軽くて壊れにくいSSDはアクティブワークに最高。最初に持った時は電子タバコかと思いました

——ではパソコンの話をしましょう。今、田嶋さんが持ち歩いているそれはMacですね?

はい、MacBook Airです。間違いなく毎日持ち歩きます。

——お仕事ではどんなことに使っていますか?

プレゼン用の資料作り、それに必要な写真の編集などが主ですね。プレゼンの際も当然このパソコンを持っていきます。あとはアマゾンなどのショッピングサイトを常にチェックして店舗に必要なものの買い付けもパソコンでします。なので自分にも必要だと思い、外付けのハードディスクを買って常に持ち歩いていたんですが、それがあまりに重すぎて。自分は一度外に出るとかなりの移動距離なのでそのハードディスクのおかげで肩が凝っちゃうんですよ。そこで今度はハードディスクではなく前から欲しかったSSD、それもポータブルのものにしようと思ったんです。LAVAがバッファローのインタビューを手掛けていることも知っていたので、ならばバッファロー製品から探してみようと。調べてみたら今まで使っていたハードディスクよりも10分の1ぐらいの軽さのSSD、SSD-PH1.0U3-BAを発見したんです。

軽くてコンパクトなポータブルSSD

こちらが日々田嶋さんがノートパソコンと共に持ち歩くバッファローのポータブルSSD、SSD-PH1.0U3-BAです。

——使ってみてどうですか?

まずこの軽さで今までの負担が完全に軽減され、日々なんの苦労もなく持ち歩けています。重さが40グラムしかないのでほぼ持っている感覚がないと言っても過言ではないです。特に今は仕事の現場がかなり家から遠いので楽に移動ができています。そして自分は本当に写真を多く撮ります。その殆どはプレゼン用のためですが、自分的には確認のための写真なんです。例えば自分が手がける物件だとまずは確認のために天井、床、壁などの写真を撮れるだけ撮ります。それも様々な角度から。それがひとつの案件だと何千枚と撮ります。脳の記憶よりも見た際の記録、これが大切です。その大切な記録を残してくれるのがこのSSDなんです。自分たちはチームで動くのでまわりのスタッフに伝えるには1枚の写真を見せれば伝わりはしますが、さらに多くの写真を見てもらうことでよりわかりやすくみんなと共有ができます。なので自分には写真がとても重要です。チームワークを支えるものでもありますしね。でもあまりに撮りすぎるとどれを使うかで時間がかかりますし、以前のハードディスクだと取り出すのにもコピーにも時間がかかりました。でもこのSSDのデータ転送速度は高速で、以前の半分以下の時間でコピーができます。特に海外の視察に行くと新しい発見などもあり撮るべき被写体が多いので、さらに写真が多くなります。なのでコロナも終息すればまた海外への視察も増えると思うので、軽いしコピーも速いし十分な容量もあるのでこのSSDはますます手離せなくなりますね。実はこないだもう1台のハードディスクにストックしてある写真を見直そうと思ったらすごく時間がかかったのでやめてしまいました。なのでこの新しいSSDにその写真をすべて移行させたんです。コピーも速かったですし、驚いたことにスイスイと見られましたよ。

次世代のNVMe SSDを採用。

——移動が多いとSSD自体の破損も心配ですよね?

そうなんです。自分はいつもパソコン周りのものを小さなバッグに入れて持ち歩くんですが、このSSDは小さい上に衝撃や振動にも強いので、バッグ内の周りのものとぶつかっても壊れません。頑丈なんです。自分が使っているMacBook AirにもSSDに付属されていたUSB TYPE-Cを使えばすぐに取り付けられるんですが、実はこないだパソコンをテーブルに置いてSSDだけがパソコンに繋がったままテーブルから落ちてぶらりんとしていたんです。その軽さ故に落ちずに宙ぶらりんにもなっているし、万が一そこから落ちても壊れないと思います。間違いなく以前のハードディスクならそのまま落下して壊れていましたよ。軽くて壊れにくい、これはアクティブに仕事する人には最高です。最初に持った時は電子タバコかと思いました(笑)。それぐらいコンパクトです。

万が一の落下から大切なデータを守る。

——デザインはどうですか?

クールですね。なんか重量は軽いですがデザインは軽くない。コンパクトなものって大体がデザインも軽いというか簡単なものが多いと思うんですがこれはブラックを基調とした大人っぽいデザインで、手に持っていてもなんか嫌じゃない。iPhoneがそうじゃないですか。なんかずっと手に持っていたい感じがありますよね。このSSDもそんな雰囲気を持ったデザインだし、落ちても壊れにくいんだろうなとわかる頑丈な感じもまたいいんですよね。

——脳の記憶よりも見た際の記録、なかなか名言でしたね。このSSDのキャッチコピー、それで行きます。基本、僕は田嶋さんの作るお店のファンなので、これからも僕たちを美味しく楽しませるお店作りをSSDもフルに使ってクリエイトしていってください。今日はどうもありがとうございました。

仕事中の田嶋さん

田嶋さんプロデュースの東京、下北沢にある「BURGERS TOKYO」にてお仕事中の田嶋さん。つながっているのを忘れてしまうほどの小さなSSDに今ではたくさんの写真がストックされています。取り出すのもコピーも早いので、こういったお店での作業もなんのストレスもなく行えるそうです。変えてよかったですね。田嶋さん。

田嶋さんご愛用のポータブルSSDの詳細はこちら。

Creator's Favorite Foods

田嶋 真治の好きな料理“この一品!” 「BURGERS TOKYOのダブルチーズバーガー」

田嶋さん曰く、「BURGERS TOKYOの人気ナンバー1のハンバーガーです。お肉は手でチョップしたような感覚で調理しています。食感がただのお肉をではなくステーキ感覚で食べられるリッチなハンバーガー。バンズにもこだわっています。インタビューでも言いましたがここではハンバーガーをひとつ食べるとアフリカに給食が1食分が支援されます。」

Interviewer Profile

LAVA

作曲家、DJ、サウンドプロデューサー

90年後半からロンドンでDJのキャリアをスタート。その後3枚のオリジナルアルバムを世界中でリリースさせる。1枚目の”Aile Alegria”はドイツのフロアチャートで4位を記録。2019年6月には待望の新作”Som do Verde”を自身のレーベル”Mundo Novo“よりリリースさせる。
音楽をまるでインテリアのように展開するそのサウンドスタイルで、選曲家としても不動の地位を築き上げ、各方面からのオファーは絶えない。今後も音楽を通して世界中へのコミュニケーション、リレーションを積極的に行っていく。

今回登場した商品

SSD-PHU3-Aシリーズ

本商品は、USB 3.1(Gen1)よりも高速な転送規格USB 3.1(Gen2)に対応したポータブルSSDです。内蔵SSDにはSSD本来の転送速度が発揮されるNVMe SSDを採用。USB3.1(Gen2)接続時では従来品(SSD-PMU3Aシリーズ)と比べて約2.3倍以上高速な約1,000MB/s※のリード速度を実現しました。Type-Cケーブル1本でUSB Type-C端子を搭載するSurface GoやMacBookに接続できるほか、USB Type-A端子搭載のパソコンと接続するためのUSB Type-C to Aケーブルも付属。多くのパソコンで使用できます。また米軍納入品の選定に用いられる米国MIL規格「MIL-STD-810G 516.6 Procedure IV」に準拠しており、万が一の落下による衝撃から保存されたデータを守ります。

2019年3月、バッファロー調べ。あくまで特定のテスト環境で得られた結果であり、必ずしも全ての動作環境で同様の結果が得られることを保証するものではありません。詳細は商品ページをご確認ください。