#201 グラフィックデザイナー 平松 伸哉

データのコピーが速い!体感的に内蔵ディスクと変わらない使用感、持ち運びに大活躍のスティック型SSD。

第201回の@Professional Usersはグラフィックデザイナーの平松 伸哉さん。幼少の頃からインスパイアされた音楽やサブカルチャーの影響からクリエイターへの道を目指します。GAPの子供服から始まりLAVAの御用達でもある東京、下北沢を中心に古くから古本や中古CD、ゲーム等を展開するDRAMAでのポップデザインを経て、10年間の広告代理店でのグラフィックデザイナーを務め、現在は外食事業を国内に大きく展開する株式会社カーディナルにてデザインワークを手掛けています。美味しさが伝わるデザインを武器に日々、外食を提供するクリエイティブに従事しています。そんな平松さんがバッファローの新製品、スティック型SSD、SSD-SCT1.0U3-BAを作業で使用しているとこのと。デザイナーもリモートワークが多いこの時期にどう最新のSSDが現場で役立っているのか?早速LAVAが株式会社カーディナルが経営するレストラン、赤坂P.C.A.を訪れお話を伺いました。

プロクリエイターが選んだ商品

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Creator's Profile

平松 伸哉

1977年生まれ。神奈川県川崎市出身。 バンタンデザイン研究所を卒業後、株式会社GAPに入社。アパレル業会の経験を経て広告代理店へ転 身。
2017年に外食事業を展開する株式会社カーディナルに入社し、GINZA SIX 6F「イル カルディナーレ」、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 4F「ARCH CAFE & BAR」、ログロード代官山「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO(一部)」、先日閉園迎えたGinza Sony Park B4F「BEER TO GO」他のデザインを担当。 「おいしい!」を届けるインハウスデザイナーとして、販促企画から撮影、デザインワーク全般 を行う。

Interview

美味しそうに見える写真をどう撮るか、どうデザインするか。それがクリエイトの基本です。

——平松さんがグラフィックデザイナーになっていった経緯を教えてください。

僕はなにか作ることが好きな子供でした。図工も得意でしたしプラモデル作りも大好きでした。絵もいつも描いていました。作ると誰かに褒められるのでそれが好きだったんでしょうね。中学生の時にスケートボードにはまりました。友人のボードに絵を描いたり、スケボーチームのロゴをデザインしてTシャツにアイロンプリントしたり。あとは8mmビデオでスケボーの動画を撮って編集して遊んでいました。それがきっかけで音楽とかサブカルチャー的なクリエイティブを吸収していったと思います。

——ファッションの影響も強かったんですね。

はい。なので高校卒業後はファッションの勉強をしにバンタンデザイン研究所に通います。当時の僕は洋服がメインのビームスっぽいセレクトショップを作りたかったんです。ストアプロデュース科というのもあってそこに入りました。

——バンタンにはそんな科もあるんですね。

そうなんです。人の流れやマーケティングなんかを学びました。その頃に姉に子供が生まれたのでTシャツを作ってプレゼントしたんです。そんなことをやっているうちに子供服に興味を持ちGAPに入り2年間、子供服の販売とディスプレイの仕事をしました。

——当時音楽の道も目指していたとか?

いやいや。プロになるつもりはなかったんですが趣味でテクノのトラックを作ったりしていたので性格上、もっとちゃんとやらないととなり、音楽の専門学校でDTM(デスクトップミュージック)の勉強をしました。結局GAPも辞め、音楽学校も卒業となりその後は音楽イベントをやっている仲間とフライヤーやTシャツを作っていました。その頃Macの「パフォーマー」を中古で買ってイラストレーターやフォトショップを駆使してデザインしていました。今から25年ぐらい前です。色々やりましたが自分はデザインをしていることがやはり好きなんだと気づき、アルバイトでいいからやりたいことに少しでも近づこうと思い下北沢を中心にホームエンターテイメントを掲げ古本や中古CD、古着、ゲーム等を販売していた「DRAMA」に入りました。

——僕がどれだけそこにお世話になったか。DRAMAは我々下北沢地元軍団にとってはなくてはならないお店ですよ。そこでCDを売ってそれをまた買ってしまった経験があります(笑)。

本当ですか!LAVAさんがDRAMA通とは驚きました。でも嬉しいですね。そこでは上司がデザインもできる方で、僕は本社でポップデザインを教えてもらいながら働きました。

——そのポップを見て僕も買ってました(笑)。その後広告代理店で働きますね?

はい、27歳ぐらいの時に将来のことをなんか真剣に考えてしまって(笑)。それである広告代理店に入社しますが、そこは様々なブランドの広告デザインを手がける会社でとにかくスピードと量が全てでした。毎晩帰るのは終電。会社でも寝泊まりしていました。忙しくやりがいはあったんですがだんだんとこなしている感が出てきてしまい。ちょうどその頃に知り合いのサッカーチームのロゴのデザインや甘酒のロゴマークも作っていました。その仕事は知り合いと一緒に作り上げることができたし、お客さんの反応も直接もらえてなんか楽しかったんですね。でも代理店の仕事の方は忙しいですが自分のやっていることが誰かにつながっているかが見えませんでした。

ビールスタンドでのデザインワーク

ここからは平松さんのデザインを紹介します。ご本人に説明してもらいますね。「GINZA SONY PARK 地下4階で営業していたクラフトビールスタンド『BEER TO GO』のメニュー他、デザインを担当。 画像は、月替りで展開していたテイクアウトできるクラフトビールと、お弁当のペアリング『BENTO LAB』です。」

飲料のロゴデザイン

「生麹甘酒を製造販売する『komeama』のロゴデザインを担当。 人と人とが手をとり合い繋がることで美味しい甘酒になる!そんなイメージを視覚化しました。少し笑っている様にも見える?」
https://komenowa.net/

代理店で8年目ぐらいに今いる外食事業を展開する株式会社カーディナルのデザイナー応募を見て面接を受けたんですが二次面接で落ちました。その後再チャレンジして入社できることになったんです。今から4年前ですね。

——カーディナルでの仕事について教えてください。

店舗の販売促進企画、撮影、デザイン、加工、納品、プロモーションに関わる一通りを担当しています。デザインについてはメニュー、入り口の装飾、ポスター、あとは店内のディスプレイもやります。飲食店では味やサービスが命。料理の写真、店舗のポスターやメニュー、すべてが売り上げに直結しているので自分がデザインしているものは大切なツールです。僕が手掛けたメニューの写真を見てお客さまがお店に入ろうとしているのを見た時に自分が以前手掛けたサッカーや甘酒のお客さまの「顔」が見えていた仕事を思い出しました。この会社に来てよかったなと思える瞬間でしたね。メニューについては作った料理人と話すことも大事です。メインが海老なら料理人と話してどの部分が一番美味しく見える顔なのかをその話から汲み取っていきます。その後撮影に臨むと海老のいい顔が撮れるんです。食べる人たちが美味しそうに見える写真をどう撮るか、どうデザインするか。それをひたすら考えてクリエイトしています。今はコロナで外食もしづらいと思いますが、カーディナルでは「安心、安全」を徹底して営業していますので、大切な人と、そして家族のみなさんと笑顔でお食事を楽しんでもらえれば幸いです。

イタリアンレストランでのデザインワーク

「GINZA SIX 6Fのトラットリア イルカルディナーレ。日本初のタウン誌『銀座百点』に掲載されました。 素材感を感じる料理を常に意識して、撮影・デザインを心掛けています。」

DJイベントでのデザインワーク

「編集者/選曲家/DJ/プロデューサーの橋本 徹さん (SUBURBIA) による定期イベント『Free Soul P.C.A.』 のデザインを担当。友人の紹介からLAVAさんへ繋がり、橋本徹さんにDJをしていただくことになりました! 人と人との繋がりは大切ですね。担当できて光栄です! 」

DJイベントのポスター

「ブルックリンラガー協賛のDJイベントポスターをデザイン。 LAVAさんによるN.Y. STYLEのしびれる選曲。最高でした!」

ランニングチームのロゴデザイン

「自身が主催するランニングチーム CHA RUN PO RUNNERS のロゴデザイン。 のんびりとマラニックを楽しむ『茶走歩走』がコンセプト。自身はガチランナーです(笑)」

何本も持ち歩いてたUSBメモリーの代わりにこの1本のSSD。高速で大容量、しかも衝撃に強いのでデータの持ち運びをしたいクリエイターに最適です。

——ではパソコンの話をしましょう。仕事で使っているパソコンを教えてください。そしてパソコンでどんな仕事をしているかも教えてください。

社内はWindowsのデスクトップ型を使っていて、自分で使っているのがMacBook Proです。僕は仕事的にも移動が多く外で作業をすることもたくさんあります。今はリモートで仕事をすることも多いのでこのMacを使うことが多いですね。Macは昔から使っていて愛着があります。店舗での仕事もMacを持っていきます。パソコンを使ってする仕事は主にデザイン、写真の加工、現像、加工。使用しているソフトはAdobeのイラストレーターとフォトショップです。

——ハードディスクは当然使っていましたよね。

はい。現場での仕事が多いのでファイルを持ち歩くことが本当に多いです。その際にUSBメモリーのスティックや最近ではクラウドでデータをインターネット上に上げてやりくりをしていました。今の自分のMacBook Proはもともとの容量が少ないんです。OS、アプリケーションも含め500GB。それもあってUSBメモリーを常に持ち歩いていました。USBメモリーの中に書類を入れたまま立ち上げて作業をするのが基本になっていましたが、保存でその都度時間がかかったり、容量が少ない分USBメモリーを何本も持ち歩かなければならなかったりと段々煩わしくなってきました。クラウドに関してもオフラインで作業ができなかったりと色々問題があったので、持ち運びのできるコンパクトのSSDを使ってみました。僕はパソコン用のケースにパソコンを入れて移動しますが、まずそのケースにそのSSDが入らなかったでのもう少し小さいのがないかなと探していたらバッファローのスティック型SSD、SSD-SCT1.0U3-BAを見つけ、これだと思い使ってみることにしました。

平松さん大絶賛のスティック型SSD

この革命的SSD!バッファローの新製品、スティック型SSD、SSD-SCT1.0U3-BAです。平松さんも大絶賛!仕事でもプライベートでもかなり役立つSSDで出会えて感謝ですとプロからの太鼓判です!

平松さんご愛用のスティック型SSDの詳細はこちら。

——使ってみてどうですか?

まずはデータのコピーが確実に速くなりました。これは高速転送の機能が売りのSSDなんです。僕が扱う写真のデータは重いデータが多く、今まではひとつの仕事のデータを全部移動させるのに相当時間がかかっていました。でもこのSSDを使ってからはSSDを挿しっぱなしでパソコンで作業をしている時は体感的にはパソコンの内蔵ディスクに保存しているような感覚でコピーできています。「あー、またコピーしないと」という二度手間的な考えがなくなりました。今までだとパソコンに1回データを持ってきて作業をしてまたコピーして戻すみたいな感覚でやっていましたが、それはただ単にコピー速度が遅いからそう感じていただけでコピーが速いと内蔵ディスクと同じような感覚で作業ができるんです。長い間パソコンで仕事をしていますがこれは新たに気づいた部分ですね。やはり時間は大切で、極力クリエイティブなことに時間をさいていきたいと考えますからやはりコピーという事務的な作業に時間がかかるとストレスです。

スタンダードモデルより約1.7倍速い。

実はさっきここに来る前にも電車の中でパソコンで作業をしていたら、降りる時に作業を止めてこのSSDをポケットに入れたんです。それぐらい気軽に作業はできてしまうんですよね。サイズ、容量、スピード、どれをとっても申し分のない感じです。店舗でのメニュー作りに関してもこのSSDは本当に役立っています。メニューの撮影をしてカメラからデータをこのSSDにさっとコピーをして、さっとスライドショーで料理人やスタッフに確認してもらいます。データのコピーに時間がかかると現場は忙しいので下手するとまた後日に確認ということになってしまうんです。このSSDにしてからそういった作業が丸一日短縮されました。当日撮影で当日確認です。あとはこれ、ケーブルレスなんです。ケーブルはなくなったものを使ってみるとわかりますがやはり邪魔ですよね。僕みたいに電車とかでも作業する人には持ってこいの機能です。USBメモリーと同じ感覚でSSDが使えてしまいます。これは驚きですし、それでいて容量が1TBありますからね。見たことありません。革命的です。そしてがんがん持ち運ぶ僕のようなクリエイターには助かる衝撃にも強い機能が備わっています。以前外付けのハードディスクを移動中に落としてデータも失いました。自分たちは急いでいる際にちょっとしたことで機器を落としたりぶつけてしまうことが多いです。ポータブルだとなおさらですよね。特に僕は外に出て店舗をまわるデザイナーなので安心して持ち運べます。

万が一の落下から大切なデータを守る。

あと仕事とは直接関係ないのですが、以前まではテレビの録画にはハードディスクをつなげて録っていました。でもテレビボードにハードディスクを置くと見栄えが悪かったんです。なんかテレビって部屋の中の一番目立つところにありますしね。インテリア的には微妙でした。でもこのSSDはそのままテレビに挿せます。まったく見えないところで挿さっています。かなりいい感じでテレビ録画ができるようになりました。動作音も小さいですしね。それにハードディスクで録っていた時はアダプターもつけなければいけなかったのでテレビの裏がコンセントだらけ。でもこのSSDは挿すだけ。ケーブルもなければアダプターもいりません。クリエイターだけでなく一般のユーザーにもかなり人気が出そうですね。仕事でもプライベートでもかなり役立つSSDで出会えて感謝です。これを仕事用に使い、あとはもう一本、テレビ用に購入する予定です。

——色々役立っているようでよかったです。美味しいデザイン、楽しい食事、楽しみにしています。今日はどうもありがとうございました。

作業中の平松さん

カーディナルが経営するレストラン、赤坂P.C.A.にて作業をする平松さん。こういった外での仕事がとても多いらしいのでMacBook Pro、そしてバッファローのスティックSSDが今では手放せないと言います。店舗ではチームワークがすべてなので、機器が変わるだけでスムーズに作業が進むって本当に素晴らしいとおっしゃってくれました。

Creator's Favorite Foods

平松 伸哉の好きな料理“この一品!” 「赤坂P.C.A.のじっくり煮込んだスパイシーなやわらか牛すじカレー」

平松さん曰く、「自分のいる会社が手がけるお店でもあるカーディナルの店舗、P.C.A.のランチメニューのひとつです。スパイスカレーがもともと好きで自分でも作ります。欧風の牛スジはよくありますが、スパイスカレーの牛スジカレーは珍しいです。フライドオニオンやアーモンドスライスがアクセントになっています。カレー専門店にも負けない一品ですのでみなさんぜひ食べに来てください!」

Interviewer Profile

LAVA

作曲家、DJ、サウンドプロデューサー

90年後半からロンドンでDJのキャリアをスタート。その後3枚のオリジナルアルバムを世界中でリリースさせる。1枚目の”Aile Alegria”はドイツのフロアチャートで4位を記録。2019年6月には待望の新作”Som do Verde”を自身のレーベル”Mundo Novo“よりリリースさせる。
音楽をまるでインテリアのように展開するそのサウンドスタイルで、選曲家としても不動の地位を築き上げ、各方面からのオファーは絶えない。今後も音楽を通して世界中へのコミュニケーション、リレーションを積極的に行っていく。

今回登場した商品

SSD-SCTU3Aシリーズ

本商品は、USB 3.2(Gen.1)よりも高速な転送規格USB 3.2(Gen.2)に対応し、約600MB/sのリード速度と、約500MB/sのライト速度※を実現したスティック型SSDです。ACアダプターが不要なケーブルレスモデルで付属のUSB変換コネクター(A to C)を使うことで、Type-C対応端末でも、ケーブルレスでご利用いただけます。本体重量はたったの約17gと移動の多い方の大容量データの持ち運び用途に最適です。またPCのみならずテレビ録画にも利用可能で、録画対応液晶テレビと直接接続して本製品に番組を録画・再生することができます。さらに米軍納入品の選定に用いられる米国MIL規格「MIL-STD-810G 516.6 procedure IV」準拠しており、万が一の落下による衝撃から保存されたデータを守ります。

2021年7月、バッファロー調べ。あくまで特定のテスト環境で得られた結果であり、必ずしも全ての動作環境で同様の結果が得られることを保証するものではありません。詳細は商品ページをご確認ください。