#207 パーソナルスタイリスト 杉本 祐亮

第207回の@Professional Usersはパーソナルスタイリストの杉本 祐亮 (すぎもと ゆうすけ）さん。中学生の頃から人と話すのが苦手になり引っ込み思案へ。高校時代には「ダサい」と同級生たちからからかわれ落ち込む日々。ならば人とは会わず猛勉強しようと決意し横浜国大へ。そこである人物の言葉をきっかけに今までの人生を逆転しようと服装、髪型などのすべての外見を変え人生の手段としてファッションを選びます。そこで杉本さんの人生は一気に花開きました。大学では電気電子情報工学を学んでいたこともあり、その後の就職がITのエンジニアになりウェブアプリケーションの開発を手掛けます。そして周りにエンジニアが多いことから、自分の経験をもとにIT業界に特化したファッションスタイリストとなり、多くのエンジニアを輝かせ「かっこよく」生まれ変わらせていきます。まさに大逆転人生！そんな杉本さんがバッファローのスティック型SSD、SSD-PUTVB1.0U3-Bを自身のクリエイティブで使用してるとのこと。早速LAVAが東京、大崎にある杉本さんのオフィスを訪れ「人を生まれ変わらせる現場」のお話を伺いました。

——杉本さんがファッションの世界に入っていったきっかけを教えてください。

はい。中学生ぐらいから周りと話が合わなくなったことで積極性がなくなり、完全な引っ込み思案になりました。友達からは悪口を言われるようになり女子からも消臭剤をかけられ（笑）、完全に人が苦手になる負のスパイラルへと向かいます。

——なるほど。ファッションのファの字も出てこないスタートですね。

華やかさとは真逆の始まりです。そんな闇の深い子になってしまったので積極的に人とコミュニケーションをとることをやめてしまいました。本当に人と接するのが苦手でしたね（笑）。家も裕福だったわけではないので、黙々と勉強していい大学に行って、裕福にはなろうと決意しました。そしてその結果一浪して横浜国大に入学し、電気電子情報工学科に行きました。なんだか小難しい学部かもしれませんが、要は電化製品の開発に必要な知識全般を幅広く学んでいました。

——そろそろファッション的なことは出てくるかな？

そろそろです（笑）。家からの仕送りがないので学費と生活費はアルバイトで稼いでいたんです。当時は中学生相手の塾講師でしたね。勉強できればできるだろうと思ったらこれがまったく通用しなかったんです。結局その仕事も人対人のコミュニケーション。いざ講師になって授業を始めたら生徒と全然コミュニケーションがとれないんです。教えることはできるんですがそれ以外の触れ合いができない。ロボットが教えてるような感じですね（笑）。

——その状態で塾講師は続けたんですか？

いえ、やめました。奨学金でなんとか生活できそうだったのと、学業の方に時間を割きたかった。ただそれ以上にやはり向いてなかったのです。それでやめる時に他の塾講師の方々にはっきり言われたんです。「仕事も人とのコミュニケーションが9割。君はせっかく努力してるし賢いのにそれが人に伝わっていない。人とうまく接してないとつまらない大人になってしまう。勉強もいいけど人と触れ合う経験を積んだ方がいい」と。

——それはグサっとくるね。

きました。それでこの機会に完全に生まれ変わろうと思い周りからバカにされていた外見から変えたんです。それがファッションとの出会いです。まず自分の洋服を全部捨てました。それからお金もなかったので手の出せそうなお店で服を選び直しました。自分に合うサイズの洋服を片っ端から選んだんです。髪型も坊ちゃんスタイルから美容師さんお薦めのかっこいいスタイルに変えました。眼鏡も外しました。

——周りの反応はどうでした？

よかったです。それに外見の変わった自分を鏡で見たときに、自分でもできるんだ、自分も変われるんだと思えるようになり生活にも変化が生まれてきました。その後はアルバイトも復活させてスナックのような人と接する仕事でも働きました（笑）。

——最初の就職先は携帯電話の会社ですね。

はい。通信インフラのエンジニアとして働きますが2年半でやめました。自身の力で色々やってみたくウェブアプリケーションの開発をするITのエンジニアとして独立しました。その中で、より人に対して直接貢献できる仕事がしたいと思ったので自分の体験をもとに人に変化を与えられる仕事もしようと決めました。ファッションを通して人を良く変化させて自信を持ってもらい、コミュニケーション能力もあげ、諦めていたことを再度チャレンジできるようにしようと。私の置かれていたIT業界には割と引っ込み思案で自分に自信のない人が多いのかなと、感じていました。そこで「ひと押し」を自分のファッションコンサルでできないかと考えました。

——具体的にどういう風に変えていくんでしょうか？

最初にどう変わりたいか、どういう印象を人に与えたいかをヒアリングします。最も多いのは「誠実さ」を伝えたいという人たちです。ビジネス的な目線で見ると誠実さが伝わった方が相手に印象もよく、信頼関係も得られます。その後の工程としては自分が選んだ洋服屋に連れていきます。そこでふたりで洋服を選んでいき、次は髪型も必要に応じて変えていきます。眉毛も整えます。眉毛は結構大事なんですよ。あとはオーダーのスーツ、ジャケットも提案しています。そのデザインもすべて自分で提案して提供しています。お店のものだと限られたものになるしサイズも合わないことが多いです。やはりオリジナルのものを作った方が納得のいく結果も得られますし満足度も高いですね。その人だけの洋服になりますし。あとは小物類も自分で買い付けたりもします。

——ビジネス方面だけでなくプライベートでのスタイリングもしていますね。

はい。プライベートでは「さりげないお洒落感」を出したいというリクエストが多いです。その場合の洋服は無地などのシンプルなセレクトと身につける小物に柄を入れて小洒落た印象を与えます。どのシーンに合わせるにあれ、お客様からは嬉しい言葉をいただきますね。「面談に受かった」、「一回断られた仕事先からまた来て欲しいと連絡が来た」、「25年目で遂に彼女ができた！」など好評です。やってみてやはり自分の実体験は人と共有できると確信しました。できなかったことができるようになるにはやはりマインドの部分が大きいです。自分も駄目だったのにいい変化ができて自信が持てました。その自信がまた人の役に立てているのは本当に嬉しいです。

——ではパソコンの話をしましょう。使用しているパソコンとソフトを教えてください。

パソコンはMacBook Proです。容量は1TB。メモリーが16GB。処理も速いので気に入っています。ちなみに人とかぶりたくないのでパソコンの表面にシールを貼り付けています。ソフトはFinal Cut Pro。これは動画編集用です。あとはSlack。チャットツールですね、LINEをビジネスツール用に作ったようなもので、お客様とのやりとりに使っています。そして今回バッファローのスティック型SSD、SSD-PUTVB1.0U3-Bを導入してみました。

——どのような流れでSSDを使用してみることにしましたか？

以前から外付けのハードディスクを使っていました。使用用途はパソコンのデータのバックアップ、あとは自分で動画を撮っているんですが、動画はパソコンの容量をすぐに圧迫させるのでその動画の情報を外付けハードディスクに移していました。仕事で持ち運びをする機会が多いのでポータブルのハードディスクを使っていました。パソコン自体の容量が逼迫されると開発がしづらくなったりもするんですね。なので動画のような大きなデータは必ず外付けのハードディスクに移していくんです。

ここでの開発とはウェブアプリケーションの開発のことです。僕はスタイリストの仕事以外にも開発の仕事をしているので、データ管理に関しては頻繁にまめに行っています。今まで使用していたハードディスクはデータを移しかえる時に時間がかかりました。かつそのハードディスク自体が大きく持ち運びにも不便でした。これとは別に自宅にも外付けハードディスクがもう1台ありますが、それは電源を入れないと動かないタイプ。なのでもう少し持ち運びにも便利で、使うとなった時に手間のかからない、かつ速くコピーのできるタイプのものが欲しかったんです。それで調べたらバッファローのスティック型SSD、SSD-PUTVB1.0U3-Bを見つけて即導入してみました。

——使ってみてどうでしたか？

冗談抜きに感動しました！とにかくコピーがめちゃくちゃ速いです。高速ファイル転送が売りでもあるSSDなので期待はしていましたがここまで速いとは。今まで使っていたハードディスクとこのSSDでどれだけコピースピードが違うかを興味本位で調べたく、あえてこのSSDのシリーズで一番高性能ではないタイプの方を選んだんです。それでも体感的には以前のハードディスクよりも圧倒的にコピーの速さを実感できました。2GBでおそらく5秒ぐらいです。相当速くなっています。逆に言うと今までのがなんだったのかと。ストレスなくコピーの作業ができるのは大きいです。僕の場合コピーもそうですが以前はアップロードもすごく時間がかかっていて、USBからパソコンにデータを入れると入れ終わるまでに相当長い間待っていました。動画だとさらにかかります。でもアップロードもかなり速くなりました。アップロード後にスムーズに作業に入れることはとても重要です。そして仕事柄パソコンのバックアップをとる作業を僕はかなりまめにやっていますが、先ほども言いましたがこのSSDにコピーするにのにはまったく時間がかかりません。ということはこのスペックでかなりの速さを体感できるので、上位のスペックの方はもっと速いんだろうなと思ってしまいますね。

でも今の自分のクリエイティブではこのSSD-PUTVB1.0U3-Bで十分ですし、気軽に持てるSSDだと思いますが、今後はそれぞれ手掛けているファッションやアプリ開発で、作業内容やクリエイティブの質も異なるためSSDをさらに増やして、使用する用途によってSSDの種類を使いわけるのもいいなと思っています。それとスティック型SSDは単純に差し込むだけでフォーマットもいりません。そして驚くことにこの大きさで1TBの容量があります。以前のハードディスクも1TBでしたが見た目がまるで違います。僕の場合は動画の編集、ファッション関係の情報発信の際の編集作業、ウェブアプリケーションの開発の仕事、これらを外で作業することも多いのですが、なにか起きた時にこの大きさだと持ち運びも含めすぐに対応できるのがいいですね。収納する際にも余計なスペースがいりませんしポケットに入れるだけです。そして今の時代には確実にアピールポイントとなる抗ウィルス、抗菌対応。僕の場合は人と接する仕事なので安心して触り、安心して使え、安心してSSDを人に渡すことができます。これは現代に合わせた本当に素晴らしいオプションだと思います。

あとはこの SSD自体のデザインがとてもスタイリッシュでかっこいいです。洋服の仕事をして人をかっこよくするクリエイティブなのでそこは自分には大事なポイントです。この直角のデザインがシャープでかっこよく、僕のパソコンともフォルムが合っていて嬉しいです。気に入ったものを着る、気に入ったものを持ち歩く、気に入ったもので仕事をする、これは気分を上げる大事な要素ですよね。仕事柄、大きな容量を持ち歩くスタイリッシュな仕事をする人、動画クリエイターやYouTuber、ミュージシャンなんかにもお薦めのSSDですね。あとそうそう、耐衝撃。このオプションは助かります。僕、よく物落としちゃうんですよね（笑）安心して使えます。とにかく本当に最高の機器であることは間違いありません。

——どうもありがとうございます。これからもSSDをどんどん外に持ち出して、人とのコミュニケーションの中でお客様をさらに輝かせるような仕事をしていってください。今日はどうもありがとうございました。