#217 撮影監督/フォトグラファー トシ・オオタ、画家/イラストレーター 及川キーダ

キーホルダーサイズにエキシビジョンのデータ一式を素早く保存し安全に持ち運べます

第217回目の@Professional Usersは撮影監督、フォトグラファーのトシ・オオタさんと画家、イラストレーターの及川キーダさんが登場です。テレビCMやドキュメンタリー映画等の撮影監督として世界を股にかけ活動するトシ・オオタさんと、ファッション界、飲食業界、そして広告等でも自身のイラストを多数手がける画家の及川キーダさん。日本を代表するクリエイターのおふたりが2000年からタッグを組み、Toshi.OTA+Keeda Oikawaとして絵画と写真、そして映像を組み合わせたコラボレーションアートをワールドワイドに展開させています。今回はそのトシ・オオタさんと及川キーダさんのコラボ作品にスポットを当て、制作秘話をお聞きしつつ最近導入したバッファローの外付けSSD「SSD-SCT2.0U3-BA」がどう制作現場で活躍しているかも横浜にあるおふたりのアトリエでお聞きしました。

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Creator's Profile

トシ・オオタ Toshi.OTA(撮影監督/フォトグラファー)

TVCF、プロモーション・フィルム、ドキュメンタリー映画等で撮影監督を務め、ファッションや音楽の分野でスチール写真も手がける。
'90年 ローリング・ストーンズ ジャパンツアーレポート(MTV)から始まり、B・Bキング& バディ・ガイ、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ、ソニック・ユース、ビョーク等. . .洋楽系ミュージシャンのオフィシャルカメラマンとして活動。
'97年からフランス『ル・モンド』紙のジャーナリスト、ブリス・ペドロレッティと『日本をテーマに探る』ドキュメンタリー映画を制作。各国の国際映画祭に出品。
'00年から、画家の及川キーダとコラボレーションシリーズをスタートさせ、[絵画+写真/映像]の新しい表現に取り組む。国内外での展示多数。
TVCFでは'93年〜 企業系(SEIBU・セゾングループ・PARCO)、電気機器メーカー(ビクター、ナショナル)、食品メーカー(ロッテ、グリコ、ハウス). . .他多数

及川キーダ Keeda Oikawa(画家/イラストレーター)

東京生まれ。東京芸術大学油画科卒業。平面作品を制作・発表する傍ら、ファッションや音楽等のテーマを中心にイラストレーションを雑誌、広告、プロダクトなど、 各種媒体に掲載。国内外での作品展示をはじめとして、スライド・プロジェクションや、 ファッションブランドなど様々なジャンル
でのコラボレーション、ミュージシャンや ダンサーとのライヴペインティングパフォーマンスなどの活動をしている。
また、国内外の商業施設・店舗などの壁画やディスプレイなどの制作も多数担当。 '00年から、撮影監督のトシ・オオタと数々のコラボレーション・シリーズを スタートさせ、[絵画+写真/映像]の新しい表現に取り組み、アジア、ヨーロッパ、アメリカなどで作品を発表する。
最近では、大人から子供まで楽しめるワークショップなども開催している。

Interview

絵でもない、写真でもない新しいコラボレーションアートを創っています

——今回の@Professional Usersは撮影監督のトシ・オオタさんと画家の及川キーダさん。おふたりがそろそろ最新のコラボ作品を発表するということで彼らのファンでもある僕としては是非またお話を聞きたいということでこのインタビューでは2回目となる彼らに登場していただきました。まずはトシさんから今までの撮影監督としての活動の経歴を教えてください。

トシ・オオタ(以下T):もともと私はスティール写真と同時にムービー撮影技術者で、記録として残すための医学の映画撮影から始めました。日本の名だたる病院の先生たちのオペを撮影して教材として残すんです。16mmフィルムで撮影していましたね。もう40年近く前の話です。その後フリーランスとなりテレビCM、音楽のプロモーションビデオ、それと同時にフォトグラファーとして広告やファッション写真、音楽のライブ写真も撮影しました。

——トシさんと言えば驚くほどの著名な方々の撮影をしていますが、中でも思い出に残っている撮影はありますか?

T:ジャズ・ミュージシャンのアート・ブレーキーと彼のバックバンドのジャズメッセンジャーズを一緒に船に乗せて、彼らが船上で代表曲「モーニン」を演奏しながらハドソン川を渡りマンハッタンにやってくるというシチュエーションの某企業CMと広告でしたが、1988年秋のN.Y.ロケでそれは今でも思い出に残っていますね。当時のCMは35mmフィルムで撮っていましたが、私は記録映画をやっていましたので35mmキャメラも扱えたんですね。フィルムのプロ機材を扱うには特殊な技能が必要だったので、過去の撮影技術の経験が役立ち、撮影部として様々なポジションで仕事が出来たんだと思います。その後90年代後半からデジタルキャメラでの撮影が始まり、時代と共にビデオやハイビジョンでの撮影に移行していきました。

——本格的にドキュメンタリー映画に携わるようになったのはいつ頃からでしたか?

T:1995年ぐらいからです。ドキュメンタリー映画は作るのにとても時間がかかります。1~2年かそれ以上かかることも。なので当時は並行して写真や広告の仕事も続けていました。その頃に、日本文化担当だったフランスの新聞 ル・モンド紙のジャーナリスト、ブリス・ペドロレッティー氏と一緒に、7年ぐらいかけて3本のドキュメンタリー映画を作りました。

——どんな映画だったか教えてください。

T:そのうちの1本 “FAY CE QUE VOUDRAS” 邦題「自由にしなさい」は新宿のゴールデン街で撮影をしました。そこにまつわる人々、有名作家、ジャーナリスト、店舗の方々のインタビューが中心の映画です。あとの2本は、一つは大阪・西成のあいりん地区を舞台にそこで暮らすホームレス、日雇い労働者にスポットをあてた”Knocking On Heaven’s Door-Kamagasaki”という作品です。もう一つは”New Life”。日本の映画監督が考える「新しい家族とは?」をテーマにした作品です。今では大御所となった監督たちにも出てもらいました。この3作品は、20世紀末から21世紀始めの日本がどういう状況だったかを探ることがテーマ。今はそこからさらに20年経っていますので、当時を記録しておくことが自分のやるべきことだったと言えるかもしれませんね?撮影するという事に関わり40年以上経過した今、そんな風に思います。記録は今では個々にスマホで簡単に撮れます。それが出来ない時代だったからこそ、当時はキャメラマンの役割として時代を記録することが私の仕事だったと思います。

——いい話が聞けました。僕にとってトシさんは時代にインパクトと個性を与えている人物を撮影し続けた人です。今でも色あせないその作品たちは永遠に未来に記録されていくのでしょうね。ではキーダさんにいきましょう。今までの経歴を教えてください。

2歳で「画家になる」と言っていたそうです。子供の頃から、よく親にお酒を出すようなお店へ連れて行かれたんですが、ある日、飲み屋のママが私が退屈すると思いスケッチブックを渡してくれてたんです。そこでその日にあった出来事を絵に描いていたら、たまたま居合わせた大人たちがそれを見て褒めてくれたんです。そこで調子に乗ったんですね。(笑)そして自身が絵を描いたことによって知らない人とコミュニケーションが取れるなんて面白いな…と思ったんです。

——絵のきっかけは飲み屋のママだったとは(笑)。なんともキーダさんらしいです。

K:今でも思いますが絵描きは出会いがあることで続けていられると。

——音楽も同じですよ。その後は美術学校に通ったんですね。

K:はい、東京芸術大学の油画科に行きました。制作の自由度は高かったですが、日本でのアートがまだまだ限られた人たちが楽しむ世界のように感じ、当時の私はそのクローズした世界から飛び出したいと思っていました。アートに興味のない人にも自分の作品を見てもらいたいという意識がすごくありましたね。そしてカフェやレストランでの展示をスタートさせました。それから一般の人たちがおもしろい、見たことがないような作品作りを意識し始めました。イラストレーターを始めたのも、最初はファッション誌にモデルで撮影に行ってたことがあり、エディターに作品を見せたらイラストレーションのお仕事をいただいたことがきっかけです。そして、”ELLE”、”VOGUE”、”GQ”等にイラストを提供するようになっていきます。同時に、様々なジャンルの人たちとの共作が始まります。音楽、ファッション、ダンサーたちなどなど。そこからライブペインティングを始めました。LAVAさんとも何度か共演しましたね!

——キーダさんとのコラボは燃えます。最近では店舗の壁画もやっていますね。

K:絵画作品の設置も含め、公共施設の壁面、ホテル、レストラン、オフィス、全国のスターバックスや、バンダイ本社ビルのエントランス部分など色々描いています。海外でも描いていますよ。カンボジア現地のボランティアチームが創設した小学校の校舎や、プノンペンにある人気の胡椒屋さん「クラタペッパー」の本店や支店等の壁画とか。インスタ映えする絵を描いて欲しいという依頼も多かった時期もあり、壁に蝶々や大きな羽を描いてみんながそこの前で写真を撮れるように工夫してペイントしたり。様々な仕事をしていますが、今でも、子供の時に人前で描いた時に大人が興味を持ってくれたり、喜んでくれたことがベースにあり、私の絵によって誰かが希望を持てたり、元気になったり、ちょっとした発想の転換ができたり、ということも作品のテーマにしています。使う色や作風がカラフルだったりするものが多いのは、それらのテーマが根本にあるからかもしれません。絵は出会いのきっかけでもあるので、さらに多くの機会を増やしてアイデアを考え、未来に向けて描いていきたいです。

——キーダさんの未来へ向けた作品、常に楽しみにしています。ではふたりのコラボレーション、Toshi.OTA+Keeda Oikawaの活動についてお聞かせください。

T:私たちは以前から知り合いでしたが2000年に原宿のレナウン本社ビルでグループエキシビジョンがあり、ちょうどキーダが色々な人と共作したかった時期だったので声をかけ一緒にやろうということになりました。

K:トシさんは映画も撮っていて写真もやっていたので彼のクリエイティブにとても興味がありました。ふたりでミーティングを重ねトシさんの写真に私が絵を描いていくというスタイルにしようとなり、タイトルを ”Mixed” にしました。ある夜私とトシさんとふたりの友人の4人で飲んでいて、そのふたりがハーフだったんです。ギリシャと日本のハーフの女性とドイツと日本のハーフの男性。私たちのコラボレーションの話になった時に彼らが「Mixedと言えば僕たち?」と言ったんです。僕たちをモチーフにすればいいんじゃないかと。そこからハーフの人たちをモデルとしてトシさんが撮影して、そこから私は彼らのヒストリーを聞き、その話やエピソードからインスピレーションを得て絵を描いていきます。これはトシさんが手掛けていたドキュメンタリー映画からの影響もありました。

2人のコラボ作品(1)「Mixed」

ここからはキーダさんに作品について話してもらいます。
「写真と絵のコラボレーション『Mixed』シリーズの作品から2点。2000年から出会った、様々な人種、国籍など『ミクスト』している人たち、いわゆる『ハーフ』『ダブル』『ミックス』と言われている方々を、トシ・オオタが、モノクロームのポートレイト写真撮影し、彼らの印象を及川キーダがカラフルな絵で表現。インタビューなども加えて、映像やスライドプロジェクション、平面作品などの手法で「ミクスト」作品にしたものです。この2点の作品は、日本在住の家族全員それぞれが『ミクスト』しており、ドイツ・日本のハーフの母、イランとイラク、ロシアの血縁ながら日本国籍を取得した父、彼らの娘2人息子1人は、5カ国の血がミクストしながら、長女はドイツ国籍、下のふたりは日本国籍というファミリーにモデルになっていただきました。」

——それは本当の意味でのアーティスト同士のコラボレーションですね。互いのリスペクトも感じますし。絵は直接トシさんの写真に書き込むんですか?

K:いえ、2000年のスタート時にはスライドプロジェクションで写真と絵をミックスさせました。なのでその場限りでの映像作品ということにもなります。会場のBGMはそのハーフのモデルたちのインタビューを流しました。それが最初にふたりで手掛けたコラボレーション映像によるエキシビジョンです。今では100人近くのハーフの人たちのポートレート作品を作っています。

T:その後現在ふたりでやっているシリーズにつながります。それが ”LE PITTORESQUE AU JAPON”「絵のように美しい日本」という作品です。このタイトルにある「絵のように」というのは絵でもなく写真でもない、ということにかかっています。様々な国の人に和のテイストを取り入れてもらいます。例えば着物を着てもらったり、舞踏ダンサーや、日本の文化を愛している外国人をモデルに撮影して、そこにキーダが絵を描いて重ねていきひとつの作品にします。これは前回の”Mixed”のような映像作品ではなく平面作品です。スタートしたのが2002年、”Mixed"シリーズのすぐあとです。これは自分たちの考える「”現代の”和洋折衷」を表現したかったというのが根本にあります。日本の紹介でもなく外国向けでもなく、そういうオリエンタリズムではなく自分たち流の”MIX”の世界です。このル・ピトレスク・オ・ジャポン作品展示は海外でも多くやっていて今現在でヨーロッパ、アメリカ、アジアを含め10か国で開催致しました。現在、次のエキシビジョンに向けて制作中です。みなさんにはどこかで新しいToshi.OTA+Keeda Oikawaの作品をお見せできると思います。

2人のコラボ作品(2)
「LE PITTORESQUE AU JAPON (ル・ピトレスク・オ・ジャポン)」

「フランス語で、『絵のように美しい日本』と題し、トシ・オオタと及川キーダの考える、現代の『和』そして『今』を表現したシリーズです。」

2人のコラボ作品(3)
「LE PITTORESQUE AU JAPON (ル・ピトレスク・オ・ジャポン)」

「前出の2点とあわせてこれら4点の作品では、スペインやエストニア出身の女性モデルに、『キモノ』という日本古来のファッションを合わせ、現代の国境を超えた日本の『ピトレスク』を構築してみました。」

エキシビジョン直前までギリギリ制作している私たちにとって、転送速度が速いこのSSDがクリエイティブの時間を確保してくれるのはありがたいです

——それは本当に楽しみです!ふたりのいちファンとして首を長くして新作の展示をお待ちしております。ではパソコンの話をしましょう。こちらはキーダさんが担当ということでキーダさんをメインに聞いていきますね。ではクリエイティブでお使いのパソコンとソフト、そしてどうパソコンを制作に使っているかを教えてください。

K:メインのパソコンはMacBook Proでソフトはフォトショップ、イラストレーターがメインです。Adobeのグラフィック系ですね。使用用途はコラージュとしての作品を制作する時はデジタルの写真をまずはパソコンに取り込み、絵はデジタルでは描かずにアナログで描きその後スキャンしてミックスさせます。スキャンしてからデジタル処理させる場合もあります。なのでパソコンは制作するための大切なツールでもあります。

——では最近導入したバッファローの外付けSSD「SSD-SCT2.0U3-BA」について聞かせてください。

K:まずは私は作った作品を外付けハードディスクなりUSBメモリーに入れて、そのデータ化したものを作品として完成させるためにプリントをします。この工程はネットでオンラインで印刷に出すこともできるんですが、やはり印刷の担当の方と直接打ち合わせをして、紙の質や紙の種類等をリアルで決めないといけないと思っています。そこが作家にとっては最後の工程なので手は抜けません。なので毎回外付けハードディスクやUSBメモリーに入れて印刷の打ち合わせに行き、データをそこで実際にプリントしてもらい作品がどんな感じに印刷できるかをチェックします。額装にする場合も同じで、やはりその作品データを直接持っていってその担当の人と作品を見ながら直接話した方がより完成度の高い作品ができます。なので私にとっては毎回ルーティーンで行うこの大切なデータの持ち運びという工程をより快適なものにするためにバッファローの外付けSSD「SSD-SCT2.0U3-BA」を選びました。

完成度の高い作品づくりには欠かせない外付けSSD
完成度の高い作品づくりには欠かせない外付けSSD

こちらがキーダさんが最近導入してご愛用のバッファローの外付けSSD「SSD-SCT2.0U3-BA」です。作品を印刷する紙の種類や質にこだわるためには元データを使って印刷担当の人と直接打ち合わせをする必要があります。そうなると大容量のデータをスムーズに安全に持ち運べることが重要。そんなときにはこのSSDが大活躍します。

キーダさんご愛用の外付けSSDの詳細はこちら。

——使ってみてどうですか?

K:まずは選んだ最大の理由が高速転送の部分です。わたしのひとつの作品でもちゃんと印刷をすることを考えるとデータ自体が結構重くなります。それがひとつの展示だと何枚もの作品数になるので、一気にそれを持ち運ぶことを考えるとまずはコピーが速くないと時間がもったいないんです。なのでこの高速転送という言葉にまず魅かれました。導入してみてすぐに作品をパソコンから転送してみましたが以前のものよりも全然速いです。びっくりしました。数分で終わりました。

USB 3.2(Gen 2)対応の高速性

大体私たちはエキシビジョンの前って本当に本当に追われていてまったく時間がないんです。ギリギリまで制作していますから。なのですぐにコピーして展示場に持っていかなければならないという状況が常にあります。以前は転送速度が遅いものを使っていましたがフォルダごとコピーしたら大体いつも1時間はかかっていました。なので移動しながらコピーを続けたら大事な作品データを壊してしまったこともあるんです。大ショックでしたね。その時は外付けハードディスクを落としてしまったからしょうがないんですが、このSSDはコピーも速い上に耐衝撃の機能もついていて、落としても壊れにくい作りになっているんです。

万が一の落下から大切なデータを守る

私が以前失敗した要素をカバーする機能が盛り沢山なんです!それとバックアップがやはり私たちの命ですが、そのバックアップの速度もとても速いんです。私のようにパソコンにあまり詳しくない人にも色んな使い道があることは使えばすぐにわかると思いますよ。

T:私はキーダがこのSSDを使っていて本当にいいと言っていたので、これから使おうと思っていますがまずはこの2TBという大容量ですからこの中に作品を入れてイベントに持って行こうと思っています。昔だと下手するとVHS、あとはディスクに焼いてCDRやDVDで持っていっていました。一般的なギャラリーだと映像を持っていく際はUSBメモリーがスタンダードになっています。そういう場合でもこのSSDだとUSBメモリーのように使用できますし、Mac用のType-Cの変換もついているので、どちらにせよとても便利ですよね。

K:あとはやっぱりこのコンパクトなサイズ感。私はただでさえ荷物が多いのでこのキーホルダーサイズは助かります。それにUSBメモリーでもここまでの大容量はないですからね。この2TBの容量だと平面作品であればひとつのエキシビジョンの作品は丸ごと入ります。そしてそれを簡単に持ち運べるわけですからね。以前は外付けハードディスクもUSBメモリーもよくわからないまま使っていました。なにが本当はいいんだろうって。クラウドも並行して使っていましたし、古いOSで保存したものが見られなくなったりと、苦手とはいえ色んなことを私も勉強しないとと思っていました。でもまずは保存用と持ち運び用にはこのSSDで決まりです。何度もいいますがコピーが速いのがまずは最大の理由。私は作品10枚とかのレベルではなく100枚単位でコピーすることが常なので、やはりそれが一気に速くコピー出来ちゃうだけでも本当に助かっています。あとケーブルがついてないのも煩わしくなくていいですよね。見た目は大事です。シンプルでいかにも「つけてます!」という感じがないんです。スマートで大容量、これですね。以前の外付けハードディスクはケーブルも必要でしたし電源も必要。それに大きくて見栄えが悪かったです。そしてデータが壊れるリスクも怖い。バックアップ的な観点からもスピーディーにバックアップを取れることが安心です。これはもっと簡単に持ち運べて壊れないんですから、良いですね。

T:ちなみにこの容量だと先ほど話した自身で制作した映画が丸ごと3本、余裕で入ります。制作した動画ファイルの持ち出しに関しても便利ですね。そう考えるとディスクに焼いて持っていくよりも全然いいですよね。今までだとディスクで持っていって向こうの機材がディスクを読み込めないことが本当に多かったんです。音楽の世界でもLAVAさんもご存知だと思いますが、相手のスタジオがこちらのCDやDVDに焼いたデータを読み込めないことは日常茶飯事でしたよね。でもこのSSDだと「exFAT」でフォーマットしておけば、どのパソコンにもつなげられますから私のような映像系のクリエイターにも向いている機器だと思います。なによりもキーダと同じで映像のコピーは平面と違ってさらに時間がかかるので。とても助かっています。これから地方に行って作品の上映の予定もありますので、これからはこのSSDに入れて持っていきます。

K:あと付け加えると、私はMacを使っていますがディスクユーティリティーで最初のフォーマットも簡単に出来ました。パソコンやそういった作業が苦手という人にもすぐに簡単に使えるはずです。

——どうもありがとうございます。映画がスルッと3本入ってしまうんですから。それも高速転送で。素晴らしい時代です。新しいお二人の作品もたくさん作ってこのSSDに入れて世界中で展示をしてください。みんな待っていますよ。今日はどうもありがとうございました。

作業中のキーダさん
作業中のキーダさん

アトリエでパソコン作業をするキーダさん。ここは自宅兼、アトリエなんですが茶室もあって昭和ムード満載の居心地のよいアトリエでしたね。美しいお庭もあってかなりいい感じ。自然とアートに包まれたまさにToshi.OTA+Keeda Oikawaらしい素敵なアトリエでした。そしてMacBookにはしっかりSSD、挿さっています。

久しぶりに会ったお二人と盛り上がりました
久しぶりに会ったお二人と盛り上がりました

お二人とはかなり前からの知り合いで、このバッファローのインタビューが始まった初期の頃に登場してもらっていました。以前から大活躍していたトシさんとキーダさんですが、そこからさらにパワーアップしていて、僕は彼らから学ぶことが今でも本当に多いです。そしてこれから始まるToshi.OTA+Keeda Oikawaの新作発表がとても楽しみであり、僕も活動の場を増やしたので、またトシさんにもキーダさんにもそこでライブペインティングや展示をしてもらいたいと考えています。実はインタビューも6時間ぐらい行ってしまい、彼らには時間をとらせてしまいましたが、こんなゆっくり会えたのも久しぶりだったのでとっても嬉しかったです。また一緒にアート&ミュージック、発信しましょう!

Creator's Favorite Foods

トシ・オオタと及川キーダの好きな料理“この一品!”
「SUNDAY LUNCH 」(ジャークチキン・プレート and 日替わりプレート・塩麹ポークソテー)

トシ・オオタ+及川キーダの好きな料理“この一品!”「SUNDAYのジャークチキンとタコライス」

キーダさん曰く、「ここは私たちのアトリエ近くのレストランSUNDAYです。自転車でよく来ます。夜は地下にダンスフロアがあり、DJイベントもやっていて、横浜のローカル・ラウンジ風な場所。国道沿いにあって素晴らしいサウンドシステムで音も出せる。もちろん、店主Miwaさんが心を込めて作る食事もお酒も最高に美味しいですよ〜。まるでブルックリンにあるかのようなお洒落で個性的なお店でお勧めです!!」

SUNDAY
横浜市神奈川区浦島丘2野内ビル1F
Tel : 045-873-7629
Instagram: sunday2021yokohama

Interviewer Profile

LAVA

LAVA

作曲家、DJ、サウンドプロデューサー

90年後半からロンドンでDJのキャリアをスタート。その後3枚のオリジナルアルバムを世界中でリリースさせる。1枚目の”Aile Alegria”はドイツのフロアチャートで4位を記録。2019年6月には待望の新作”Som do Verde”を自身のレーベル”Mundo Novo“よりリリースさせる。
音楽をまるでインテリアのように展開するそのサウンドスタイルで、選曲家としても不動の地位を築き上げ、各方面からのオファーは絶えない。今後も音楽を通して世界中へのコミュニケーション、リレーションを積極的に行っていく。

今回登場した商品

SSD-SCTU3Aシリーズ

本商品は、USB 3.2(Gen 1)よりも高速な転送規格USB 3.2(Gen 2)に対応し、約600MB/sのリード速度と、約500MB/sのライト速度※を実現したスティック型SSDです。ACアダプターが不要なケーブルレスモデルで付属のUSB変換コネクター(A to C)を使うことで、Type-C対応端末でも、ケーブルレスでご利用いただけます。本体重量はたったの約17gと移動の多い方の大容量データの持ち運び用途に最適です。またPCのみならずテレビ録画にも利用可能で、録画対応液晶テレビと直接接続して本製品に番組を録画・再生することができます。さらに米軍納入品の選定に用いられる米国MIL規格「MIL-STD-810G 516.6 procedure IV」準拠しており、万が一の落下による衝撃や、移動中の振動から保存されたデータを守ります。
※2021年7月、バッファロー調べ。あくまで特定のテスト環境で得られた結果であり、必ずしも全ての動作環境で同様の結果が得られることを保証するものではありません。詳細は商品ページをご確認ください。