DVDを手軽に楽しむ。Android™搭載テレビ対応のスリムDVDドライブ。「ラクみる」

―なるほど。となると、想定するターゲットは一般家庭ということでしょうか。

木下：そのとおりです。家庭をお持ちでお子さま向けの教育教材を視聴したい方や、または映画が好きでたくさんのコレクションをもっていらっしゃる方などを想定しています。今までパソコンでDVDを視聴していたが、せっかく大画面テレビがあるのなら、そちらで見たい。ITリテラシーはそれほど高くないが、とにかく簡単にDVDを視聴したい。そんな方がターゲットであると考えました。

―コンパクトな筐体も特徴的ですね。

大野：そうですね。サブスクリプション制の動画視聴サービス全盛の今、まだまだ健在とはいえDVDを動画メディアのメインに据える方はそう多くないと思います。つまり、リビングの限られたスペースをDVDプレーヤーで占めることは望ましくないだろうと考えたわけです。使いたいときに出してきて、終わればすぐ片づけられる手軽さとコンパクトさが求められるDVDプレーヤー。そんなジャンルを新たに開拓するんだという気持ちで開発に臨んできました。

村上：だからこそ、軽量、スリムな筐体を採用し、USBケーブル一本あればバスパワーで駆動することにこだわりました。これなら電源ポートを占有することもありません。また、今回「ラクみる」には1.5mのUSBケーブルを同梱していますが、この長さも、一般的なテレビ台からコネクターまでの距離を想定してセレクトしています。余ることも足りなくなることもない、ほど良い長さはこれだというものを添付しています。

―専用のアプリ「ラクみる」はバッファローにとって初めてのAndroid™搭載テレビ用のアプリですね。

大野：ええ。アプリでの操作性は、筐体に取り付けられたスイッチ類の操作性とはまたちがった使いやすさが求められます。バッファローとして、これまでスマートフォンアプリの経験はあったものの、リモコンひとつで完結するAndroid™搭載テレビ用のアプリはまったくの初めて。リモコンでの操作を考慮したうえでどのようなUIとするかは試行錯誤の連続でしたね。

村上：初めてのものを作るときには、とにかく勉強が第一です。世の中に出回っているたくさんのアプリを自分自身で使ってみて、テレビ用アプリの勘所をつかむことを心掛けました。

―そうして、かゆいところに手が届く「バッファローらしい」商品が生まれたわけですね。

木下：Android™搭載テレビも、DVDドライブも、これまでになかったものではありません。既存の技術なんですが社会の動きをよく見ていれば、うまく組み合わせることによって新たな価値を生むことができます。「ラクみる」はDVDからサブスクリプションをはじめとした新たなメディアに移り変わる「今」という時代に出すからこそ意味のあるチャレンジングな商品であると考えています。コロナウイルスの影響から自宅で過ごす時間が増えたお客さまに「Android™搭載テレビでDVDを観る」という楽しみをひとつ加えることができたなら、こんなにうれしいことはありませんね。

DVDコレクションを、パソコンだけでなくテレビでも簡単に鑑賞できるスリムドライブが新登場。収納に便利なコンパクト筐体に加えて、接続はUSBケーブル一本のみという手軽さも魅力。Android™搭載テレビに専用アプリ「ラクみる」をインストールするだけで、リビングのテレビがホームシアターに早変わりします。