WSR-1166DHPL2シリーズ 取扱説明書 ジャパンマニュアルアワード受賞


「わかりやすい」マニュアルで、製品とお客さまをつなぐ。


──「ジャパンマニュアルアワード」ではどのような選考が行われるのですか?
──今回「ジャパンマニュアルアワード」に応募しようと考えた理由を教えてください。
藪木:バッファローが主力として取り扱っているPC周辺機器の場合、製品を買ったお客さまが使い勝手が悪いと感じると、「マニュアルがわかりづらい」と評価されることが多いのが実情です。一方で製品に好印象を抱いたときには「マニュアルがよかった」ではなく「製品がよかった」となる。マニュアルって、なかなか褒められることがないツールなんですよ。ですが私たちマニュアル製作部門はどこよりもわかりやすく品質の高いマニュアルを作っているという自負を持っていました。そこで、「ジャパンマニュアルアワード」という第三者機関の審査にかけることによってそのことを証明したいという気持ちから応募に至ったというわけです。
──今回受賞した「WSR-1166DHPL2シリーズ」のマニュアルで、こだわった点はどのようなところでしょうか。
──まさしくお客さまの声に寄り添ったマニュアルというわけですね。
藤原:私たちバッファローのコーポレートスローガンは「つなぐ技術で、あなたに喜びを」です。どれだけ性能の良い製品であっても、使い方がわからなくては意味がありません。製品とお客さまを、マニュアルを通してしっかりとつないでいく。それが我々テクニカルコミュニケーターの役割です。

──今後どのようなマニュアルづくりに取り組んでいきたいですか?
藪木:重要なのは「わかりやすいこと」。そのためには、紙のマニュアルにこだわる必要はまったくないと考えています。例えば紙には最低限の情報を簡潔に記しておき、スマートフォンで詳細な使用方法を掲載しておくといった棲み分けも考えられるでしょう。「わかりやすさ」を追求するために既成概念を軽々と飛び越えていく。そんなマニュアルづくりをこれからも続けていきたいですね。