無料で手軽に自動バックアップができる、Windows標準搭載のバックアップ機能とは

2015年に行われたとある調査※1によると、パソコンのデータのバックアップを実施している人は54.9%。定期的にバックアップしている人はそのうち36.6%。パソコン利用者全体で見ると、定期的にバックアップをしている人はわずか20%ほどしかいないということになります。

では、データが消えてなくなっても構わないと思っている人が80%もいるのでしょうか? 決してそういうことではありません。当社にデータ復旧サービスのご依頼をいただく方のほとんどは、バックアップをしていなかった方です。バックアップが必要だと知らなかった、知ってはいたけど実行していない、そういう方が80%近くいらっしゃるということではないでしょうか。

パソコンの内蔵HDDやSSDは非常に精密な機械で、お使いの環境や使用状況によって数年で寿命になることがあります。その時にデータを失わない一番の方法は、別のメディアにバックアップをとってデータを二重に残しておくことです。写真や動画などの大切なデータを守るために、バックアップをしていない方は今すぐ外付けHDD等のメディアを用意して、自動バックアップの設定をしましょう。

※1 出典:データのバックアップに関するアンケート調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000322.000007815.html

目次

Windows標準機能「バックアップの設定」で自動バックアップ

バックアップの方法はいろいろありますが、一般的なのは、Windowsに標準で搭載されている「バックアップの設定」機能を使う方法です。パソコンの内蔵HDD・SSDのデータを外付けHDD等に定期的にコピーすることで、データを常に二重にしておくことができます。Windows標準の機能であれば使い慣れていて安心ですし、何より無料ですので、初めてバックアップをする方におすすめです。

※もっと簡単なバックアップ方法をお探しの方は、バッファローが提供するソフト「スマートツインズ ブートエディション」がおすすめです。
下記の記事にて案内がありますのでご参照ください。

バックアップの設定の方法

1. バックアップ用のメディア(外付けHDD等)をパソコンに接続し、スタートボタン右の検索ボックスに「更新」と入力し、検索結果に表示された「更新プログラムの確認」をクリックします。

2. 左のリストから「回復」を選び、右に表示された「その他のオプション」をクリックします。

3. 「詳細設定の表示」をクリックします。

4. 「ドライブの選択」をクリックして、コピー先の外部メディア(外付けHDD等)を選びます。

5. 「詳細設定」をクリックして、ファイルのコピーを保存する頻度を決めます。

これで設定した時間ごとに、指定したデータが自動的にバックアップされます。

「システムイメージの作成」で復元用のデータを作成〜復元

もう一つ、Windowsに標準で搭載されている便利なバックアップ機能をご紹介しましょう。
パソコンの内蔵HDDを初期化した時や、交換した時などに元の状態に戻すためのデータを作成する「システムイメージの作成」機能です。パソコンの内蔵HDD・SSDのデータをシステムごとイメージファイル化して、外付けHDD等にコピーすることにより、パソコンの内蔵HDD・SSDを初期化したり、交換したりした後で、元の状態に復元することができます。

システムイメージの作成方法

1. バックアップ用のメディア(外付けHDD等)をパソコンに接続し、スタートボタン右の検索ボックスに「コントロール」と入力して、検索結果に表示された「コントロールパネル」をクリックします。

2. 「システムイメージの作成」をクリックします。

3. 「ハードディスク上」を選択し、保存先のメディア(外付けHDD等)が表示されていることを確認して、「次へ」をクリックします。

4. バックアップの内容を確認して「バックアップの開始」をクリックします。

5. バックアップが始まり、完了時に「システム修復ディスクを作成しますか?」と表示されます。
 万が一に備えて「はい」をクリックし、作成しておくことをおすすめします。

6. 「バックアップは正常に完了しました」と表示されれば、システムイメージの作成完了です。

システムイメージを使って復元する方法

1. システムイメージを保存したメディア(外付けHDD等)をパソコンに接続し、検索ボックスに「更新」と入力して、検索結果に表示された「更新プログラムの確認」をクリックします。

2. 左のリストから「回復」を選び、右に表示された「今すぐ再起動」をクリックします。

3. パソコンが再起動し、「オプションの選択」が表示されますので、「トラブルシューティング」をクリックします。

4. 「詳細オプション」をクリックします。

5. 「イメージでシステムを回復」をクリックします。

6. システムが起動し「イメージでシステムを回復」が表示されますので、復元するアカウントを選び、パスワードを入力して、「続行」をクリックします。

7. 「システムイメージバックアップの選択」が表示されますので、復元に使うシステムイメージを選んで「次へ」をクリックします。

8. 「次へ」をクリックします。

9. 復元の内容を確認して「完了」をクリックすると、確認画面が出ますので、「はい」をクリックします。

10. 「今すぐコンピューターを再起動しますか?」と表示されたら、「今すぐ再起動する」をクリックします。

11. 再起動後、通常の起動画面が表示されれば復元完了です。

バックアップする前に内蔵HDD・SSDが故障してしまったら

システムイメージを作成すると、パソコンのデータは「内蔵HDD・SSD」と「バックアップ用のメディア」に二重に保存された状態になります。しかし、その後、パソコンの内蔵HDD・SSDを初期化したり交換したりした場合は、データはバックアップ用のメディアに1つだけという状態になります。復元の際に何かトラブルが発生してバックアップ用のメディアが故障すると、データを失うことになりますので、取り扱いには十分注意してください。万が一のデータ消失を防ぐためには、システムイメージを保存したメディアとは別のメディアに「バックアップの設定」によるバックアップを行っておくことをおすすめします。

バックアップをする前に内蔵HDD・SSDが故障してしまった場合や、システムイメージを保存したメディアが故障してしまった場合でも、データを復旧できる可能性があります。復旧ソフトウェアを試したり、再フォーマットしたりせずに、まずは一度、当社データ復旧サービス窓口にご相談ください。ご相談・診断・お見積りは無料です。