ウイルス感染対策術 FOR USBメモリー

USBメモリーとパソコンを守る

ウイルス感染対策術

ウイルス感染はパソコンとUSBメモリーの両面から

USBメモリーによるウイルス感染には「パソコンからUSBメモリーへ」「USBメモリーからパソコンへ」の2方向の感染があり、これらが繰り返されることによって被害が拡大していきます。
セキュリティー上の問題でもあるウイルス感染を確実に防ぐためには、パソコン側、USBメモリー側の両面から対策を行う必要があります。

パソコン側の対策

ウイルス対策ソフトウェアのインストール

パソコン側の対策として最も手軽で効果が高いのが、ウイルス対策ソフトウェアのインストールです。
ウイルス対策ソフトウェアで常にパソコンを保護しておけば、パソコンがウイルス感染する心配がなく、ウイルス感染したUSBメモリーを接続しても、ウイルスを検知・隔離してくれます。
セキュリティーの観点からも定期的に情報の更新を行い、常に最新の状態にしておくことが必要です。

USBメモリー側の対策

ウイルス対策USBメモリーの使用

ウイルス感染防止機能、AutoRunウイルス対策機能、ライトプロテクトスイッチなどのウイルス対策機能を搭載したセキュリティーUSBメモリーを使えば、ウイルス感染しているパソコンに接続してもウイルスが書き込まれる心配がありません。
自分のパソコンだけでなく、友人・知人や共有パソコンなど、ウイルス感染の可能性があるパソコンにも安心して接続することができます。

ウイルス対策USBメモリーの3つの機能

データのやりとり 感染防止対象ウイルス
読み出し 書き込み AutoRunウイルス それ以外のウイルス
①ウイルスチェック機能
②AutoRunウイルス対策機能
×
③ライトプロテクトスイッチ機能 ×

①ウイルスチェック機能

ウイルス対策ソフトウェア搭載型。
どこでも着実に効果を発揮する万能タイプです。

ウイルス対策ソフトウェア「Trend Micro USB Security™ for Biz」がUSBメモリー内に搭載されており、USBメモリーに書き込まれるファイルを常時監視、自動的にウイルスを検出・隔離します。
ウイルス感染したパソコンからでも、必要なデータを安全に取り出すことができます。

②AutoRunウイルス対策機能

不正な「autorun.inf」を削除。
PCにウイルススキャンソフトウェアがあれば二重の安心です。

USBメモリーを接続するだけで自動的にウイルスをコピーする「AutoRunウイルス」の感染拡大を防止する機能。
USBメモリー内の「autorun.inf」ファイルが書き換えられると、パソコンの画面に警告を表示し、「autorun.inf」を自動的に削除することで、感染の拡大を防ぎます。
これにより、ウイルス対策ソフトウェアでも対応していない新種のウイルスにも感染の拡大を防ぐことができます。

③ライトプロテクトスイッチ機能

スイッチをいれておけば、一切の書き込みを禁止。
外部の影響を受けないので安心です。

データ書き込みの可能/禁止を切り替える「ライトプロテクトスイッチ」。
スイッチを書き込み禁止にしておけば、ウイルスを確実にシャットアウト。
ウイルス対策が不明なパソコンにも安心して接続し、データを渡すことができます。

ウイルス対策機能搭載USBメモリー

ダブルのウイルス対策で他人のパソコン、共有パソコンでもUSBメモリーを安心して活用

・安心して使えるセキュリティー対応USBメモリーは こちらのページ をご確認ください。
・手軽に使えるバリューUSBメモリーは こちらのページ をご確認ください。

ウイルスって何??という方に

ウイルス感染のしくみ

パソコンユーザーの約3割にウイルス感染の危険

大容量化、低価格化にともない、USBメモリーを利用するパソコンユーザーが増えています。
しかし利用者の増加とともに、USBメモリーなど外部記憶装置への感染機能が組み込まれたウイルスが現れはじめ、 USBメモリーは新たなウイルス感染源のひとつとしてセキュリティー上も問題になっています。
2009年3月に発表されたIPA(独立行政法人情報処理推進機構)のレポートによると、パソコンユーザーのうちUSBメモリーを利用している人は約60%。
そのうちUSBメモリーによるウイルス感染についてよくわかっていない人は約47%と、半数近くに上っています。
パソコンユーザーの約3割が、正しいウイルス感染防止&セキュリティー対策をとらずUSBメモリーによるウイルス感染の危険にさらされていることになります。

USBメモリーの利用状況
[回答者全体に占める割合]
USBメモリーのウイルス被害に対する認知状況
[USBメモリー利用者に占める割合]
USB感染型ウイルス届出状況(検出数)
ウイルス感染による被害例

USBメモリを介したウイルス感染の流れ

様々なウイルスが発生している中で、いま最も脅威となっている「Autorunウイルス」。
ウイルス感染を自動実行、次々に感染を拡大している危険なウイルスです。

Windows Vista、XP等のOS(オペレーティングシステム)には、USBメモリーやCD-ROMなどの外部記憶装置が接続されると自動的にプログラムを実行する「AutoRun機能」が搭載されています。
USBメモリーを狙うウイルスの多くはこの機能を利用して自動実行するよう設定されており、USBメモリーを接続しただけで知らない間にウイルスに感染してしまいます。
ウイルスだけでなく、自動実行を命令する「autorun.inf」ファイルもコピーされるため、感染したUSBメモリーを他のパソコンに接続するたびに感染が広がる危険なウイルスです。

①パソコンからUSBメモリーへの感染

ウイルス感染したパソコンにUSBメモリーを接続すると、ウイルスのコピーを命令するプログラムが自動的に起動し、ウイルスとともに不正な「autorun.inf」ファイルをUSBメモリーにコピーします。

②USBメモリーからパソコンへの感染

ウイルス感染したUSBメモリーを別のパソコンに接続すると、ウイルスのコピーを命令するプログラムが自動的に起動し、ウイルスとともに不正な「autorun.inf」ファイルをパソコンにコピーします。

③ウイルス感染が次々に拡大

ウイルス及び不正な「autorun.inf」ファイルが、USBメモリーから他のパソコンへ、パソコンから他のUSBメモリーへと次々にコピーされ、セキュリティーの無防備なパソコンにウイルス感染が拡大していきます。

このようにUSBメモリーを接続するだけで自動的にウイルスをコピーするウイルスのことを「AutoRunウイルス」と呼びます。
USBメモリーに感染するウイルスは、AutoRunウイルス以外にも様々なタイプがありますので、十分なウイルス感染防止とセキュリティー対策が必要とされています。