環境活動

バッファローは、「つなぐ技術で、あなたに喜びを」をモットーとした商品の開発、生産、サービスの各活動を通して、次に掲げる環境活動を行います。また環境との調和を図り、企業活動において、全ての従業員が環境を配慮した行動をします。

環境活動指針「バッファロー環境宣言」

商品の開発、生産、サービスの各活動において環境保全に努めます。

目的、目標を下記の項目について明確に設定し、全ての組織で活動します。
また定期的に見直しを行い、継続的な改善及び汚染の予防に努めます。
(1) ISO14001に沿った環境マネジメントシステムの構築及び運用
(2) 省資源、リサイクルの推進(OA紙使用枚数の削減、廃棄物分別の完全実施)
(3) 省エネルギーの推進(消費電力の削減)
(4) 商品アセスメントの実施による商品の環境負荷低減

環境マネジメント活動に対し、各組織の責任・権限・手順を明確にし、これらの活動に対して資源を積極的に投入します。

環境に関連する法規制を遵守すると共に、自主的運用基準を定めその達成を目指します。

環境への意識高揚を図るため、全ての従業員に対し、環境に関する教育及び広報活動を行います。

本環境方針及び環境管理に関する諸情報は社内外に公開します。

省資源、リサイクル、省エネルギーの推進
パフォーマンス指標 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
OA用紙使用枚数(1,000枚) 545 402 435
電力使用量(1,000kwh) 1,391 1,590 1,616

ISO14001認証の取得

ISO14001に基づく管理体制

バッファローは、環境保全を全社的な課題とし、全ての従業員が環境改善に係わる活動に取り組むための目標として、2001年1月にISO14001の認証を取得いたしました。
2000年の認証取得への取り組み開始以降、当社環境方針に基づきISO14001 の規格に従った環境マネジメントシステムの構築と運用を実施しています。
また、主要な協力工場もISO14001 を取得しており、取得していない協力工場に対しては当社の基準に従った指導と監査を行い、グループ全体で環境に関しての管理ができる体制にしています。

ISO14001とは?

ISO14001とは、国際標準化機構(ISO、International Organization for Standardization)が「組織活動が環境に及ぼす影響を最小限にくい止めることを目的」に発行した、「環境マネジメントシステム」の国際規格です。地球規模で環境保全が叫ばれる中、国際的に高い評価を得ている規格の一つです。

ISOの認証は、ISO14001に基づき「環境マネジメントシステム(※)」を構築した企業や団体などの組織に対して、認証機関よりその適合性を保証されることによって取得できます。バッファローは、とりわけ審査基準が厳しいと言われるイギリスの認証機関による審査を受け、認証を取得いたしました。

認証機関 : UKAS(United Kingdom Accreditation Service、英国認定サービス)

審査登録機関 : BSI(British Standards Institution、英国規格協会)

また、認定取得後も1年ごとの定期審査と3年毎の更新審査が行われることで、環境に対する継続的な効果が期待できるという点も高い評価を受けている理由の一つです。

環境マネジメントシステム:組織の活動によって生じる環境への負荷を常に低減するよう配慮・改善するための「組織的な仕組み」

RoHS指令への対応

RoHS指令基準値に準拠した商品展開

バッファローでは、 2006年7月の施行に伴いRoHS指令(※1)の基準値に準拠した商品展開を進めており、現行商品(※2)では全て基準値に準拠しています。

※1. Restriction on Hazardous Substances(特定有害物質使用制限)指令の略(2011/65/EU、2015/863/EU)。
※2. 2014年10月~2019年3月に出荷した商品は規制対象6物質(Pb/Hg/Cd/Cr6+/PBB/ PBDE)について基準値に準拠。2019年4月以降に出荷した商品は規制対象10物質(Pb/Hg/Cd/Cr6+/PBB/PBDE/DEHP/BBP/DBP/DIBP)について基準値に準拠。

RoHS指令とは?

当社主力商品でもありますメモリーモジュールを含む電子機器全般において使用される有害な重金属などは、環境や生態系への負荷が大きいとされ、廃棄された電子機器のリサイクルを阻害する要因ともなっています。

これらの有害物質を規制しようとする世界的な流れの中で、ヨーロッパのEU圏において、2006年7月より施行されたのが「RoHS指令」です。

RoHS指令の規制対応10物質と基準値

規制対象物 基準値(閾値)
鉛(Pb) 1,000ppm
水銀(Hg) 1,000ppm
カドミウム(Cd) 100ppm
六価クロム(Cr6+ 1,000ppm
ポリ臭化ビフェニール(PBB) 1,000ppm
ポリ臭化ジフェニールエーテル(PBDE) 1,000ppm
フタル酸ジイソブチル(DIBP) 1,000ppm
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP) 1,000ppm
フタル酸ブチルベンジル(BBP) 1,000ppm
フタル酸ジ-n-ブチル(DBP) 1,000ppm

「RoHS指令の基準値に準拠」とは、規制対象物質が基準値以上商品に含有していない事を意味します。なお、RoHS指令で定められている適用除外用途については、上記表の閾値を超えて規制対象物質を使用している場合がありますが、RoHS指令内で認められている用途である為、問題ございません。また、日本向けの商品は、2013年1月2日施行の改定RoHS指令(2011/65/EU)により義務化されたCEマークを商品に表示していません。

マーク、ラベル表示による環境訴求

J-Mossグリーンマーク

バッファローは、J-Mossグリーンマークの表示可能な商品において、同マークを表示しています。
J-Mossグリーンマーク該当各商品のWeb商品仕様ページ内にて「J-Mossの定めるWebへの含有箇所による含有状況の表示」をご覧いただけます。

J-Mossグリーンマーク該当商品例

J-Mossとは?

J-Moss(電気・電子機器の特定化学物質の含有表示に関する新規格)とは、「資源有効利用促進法」で指定する家電商品およびパソコンの7品目を対象に、6物質(※)の含有表示を電気・電子機器の商品本体等に実施するものです。
「J-Mossグリーンマーク」とは、電子・電気機器全般を対象としたもので、対象の6物質※)を含有しない商品にメーカーが任意で表示することができるマークです。

J-Mossで含有表示の対象となる6物質 (1)鉛、(2)水銀、(3)カドミウム、(4)六価クロム、(5)ポリ臭素化ビフェニール(PBB)、(6)ポリ臭素化ジフェニールエーテル(PBDE)

PCグリーンラベル

バッファローは、一般社団法人パソコン3R推進協会が行う「PCグリーンラベル制度」の企業審査に合格しました。
また、この制度の定める環境基準を満たした商品について「PCグリーンラベル ロゴマーク」の取得を推進し、お客様が周辺機器をご購入いただく際に「環境に配慮した商品」をお選びいただけるよう努めてまいります。

PCグリーンラベル適合製品
基準バージョン 商品名 型番 発売時期 環境性能レーティング
Ver. 14 液晶ディスプレイ DSP-W2151HVBKZ 2023年1月 ★★☆
Ver. 14 液晶ディスプレイ DSP-W2381HVBKZ 2023年1月 ★★☆
Ver. 13 液晶ディスプレイ DSP-W2150HVBKZ 2020年7月 ★★☆
Ver. 13 液晶ディスプレイ DSP-W2360HVBKZ 2020年7月 ★★☆

PCグリーンラベル制度とは?

パソコンの設計・製造からリユース・リサイクルに至るまで、環境に対する包括的な取り組みを表した環境ラベルです。
環境性能レーティング(星マーク)とは、加点項目の達成状況に応じて格付けしたものです。★☆☆は達成率35%未満、★★☆は35%以上70%未満、★★★は70%以上を示します。
なお、適合製品の審査基準との適合性については、当社の責任です。

PCグリーンラベル制度のコンセプト

環境(3R)に配慮した設計・製造がなされている

使用済後も、引き取り、リユース/リサイクル、適正処理がなされている

環境に対する適切な情報開示がなされている

グリーン購入法

バッファローでは、商品の環境情報提供を行っております。各商品ごとに定められた基準を基に環境負荷の少ない商品選択に努めています。
当社取扱商品では、「各種ハードディスク」および一部の「液晶ディスプレイ」がグリーン購入法適合商品です。
また当社では、グリーン購入法適合商品情報を積極的に公開しています。
当社のカタログやWebサイト等で、右のマークがついている商品は、「グリーン購入法」適合商品です。

グリーン購入法適合商品例

グリーン購入法とは?

2001年4月(一部1月)より施行された法律で、国、独立行政法人等及び地方公共団体にグリーン購入(※)を義務づける法律です。
国が率先して環境配慮型商品を購入することで、市場全体を環境配慮型へと誘導していくことを目的としています。
グリーン購入法では、事業者に対しても商品の環境情報提供と、環境負荷の少ない商品選択を努めることが義務付けられており、商品ごとに判断基準・配慮項目が定められています。

グリーン購入:商品やサービスを購入する際、必要性を十分に考慮し、価格や品質、利便性、デザインだけでなく環境のことを考え、環境への負荷ができるだけ小さいもの(エコマーク商品など)を優先して購入すること

リサイクル、リデュースへの取り組み

各種リサイクルの実施

バッファローでは環境保護活動の一環として、「資源有効利用促進法」に基づき、不要になった当社商品の各種リサイクルを実施しています。

リサイクル対象商品

バッファロー製の液晶ディスプレイ

旧メルコ製のCRTディスプレイ(家庭用)

旧メルコ製のパソコン(家庭用):BPCシリーズ、WLPCシリーズ、MVKシリーズ(MVK-CDXX MVK-FXXは除く)

リサイクルについての詳しい情報は以下のページをご覧ください。