大量のファイルをバックアップするとエラーになります/バックアップできるファイル数に上限はありますか(クラウドストレージ連携 NEライセンス for TeraStation WSS)

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更新日:

ID: 124144426

Q

詳細

クラウドストレージ連携ツールNEを利用してバックアップ設定を行いましたが、バックアップできません

ファイル数が多いフォルダをバックアップ対象にしたところ、エラーが発生しバックアップできません

バックアップできるファイル数に上限はありますか

対象オプションパック

「クラウドストレージ連携 NEライセンスパック for TeraStation WSS」(型番:OP-CBWSNEシリーズ)

対象商品

TeraStation WSS

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A

クラウドストレージ連携ツールNEでバックアップ元を指定する際、そのフォルダ内のファイル数が大量である場合、メモリー不足でバックアップができなくなる可能性があります。

バックアップ元に指定するフォルダに含まれるファイル数が下記表のファイル数上限を超えないよう、バックアップ設定を行ってください。

クラウドストレージ連携ツール NE のバージョン ファイル数上限
Ver.4.1.0.0 以前 20万ファイル(※1)
Ver.4.2.0.0 50万ファイル(※2)

※1 各ファイルのパス長が244文字の場合
※2 各ファイルのパス長が259文字の場合 

詳細および回避方法は以下をご確認ください。

クラウドストレージ連携ツールNEの動作概要

クラウドストレージ連携ツールNEの動作概要

メモリー不足の発生要件

クラウドストレージ連携ツール NE Ver.4.1.0.0 以前 の場合
ファイル数 初回バックアップ 2回目以降のバックアップ
80万 NG NG
70万 NG NG
60万 OK NG(※)
40万 OK NG(※)
30万 OK NG(※)
20万 OK OK
クラウドストレージ連携ツール NE Ver.4.2.0.0 の場合
ファイル数 初回バックアップ 2回目以降のバックアップ
80万 OK NG(※)
70万 OK NG(※)
60万 OK NG(※)
50万 OK OK

初回バックアップ分のファイルと比較するため、初回に比べてリスト容量が2倍以上となるためNG

回避方法

バックアップ元フォルダのファイル数を少なくすることで、メモリー不足を回避することができます。

クラウドストレージ連携ツールNEで、「フォルダを選ぶ」をクリックして、バックアップ元のフォルダを選択する際に、ファイル数が上限(※)を超えないようにします。

クラウドストレージ連携ツールNE Ver.4.1.0.0以前の場合は20万ファイル、Ver.4.2.0.0 の場合は50万ファイル

クラウドストレージ連携ツールNE画面
注記

バックアップするフォルダの名称は重複しないように設定してください。
重複した名称のフォルダをバックアップする場合、クラウドストレージ上では1つのフォルダにファイルが混在・上書きされてしまう可能性があります。

例)
下記2つのフォルダ「C:\共有フォルダ1\フォルダA」「C:\共有フォルダ2\フォルダA」をバックアップ元に指定した場合には、クラウドストレージ上では「フォルダ名A」が1つだけ作成され、2つのフォルダ上のファイルがアップロードされます。

バックアップ元

バックアップ元

クラウドストレージ上

クラウドストレージ上

フォルダAが1つだけ作成され、2つのバックアップ元フォルダのファイルが混在してバックアップされます

ファイルAは、共有フォルダ1か2のいずれかのファイルがバックアップされます

NG例

20万ファイル(※)を超えているため、このフォルダをバックアップ対象とした場合エラーとなる可能性があります。

OK例
OK例

下の階層のフォルダをバックアップ元に指定し、1フォルダあたりのファイル数を20万以下(※)とすることでバックアップ可能です。

NG例

Ver 4.2.0.0の場合は最大50万ファイル

以上

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