スイッチがハングアップします (BS-GS20、BS-GS20P、BS-GS20P/HPシリーズ)

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更新日:

ID: 124147629

Q

詳細

突然スイッチがハングアップしました

スイッチの設定画面が開けません

pingに応答しません

スイッチに新規に機器をつないでもリンクアップしません

対象商品・ファームウェアバージョン

BS-GS20シリーズ Ver.1.0.7.07以下

BS-GS20Pシリーズ Ver.1.0.7.07以下

BS-GS20P/HPシリーズ Ver.1.1.4.07以下

A

上記対象スイッチがハングアップする場合、以下の3つの原因が考えられます。
各原因と対処方法についてご確認ください。


原因1

以下条件を満たす場合、約11日稼働後にハングアップします。

①SNTPサーバーアドレスがFQDNで設定されている(工場出荷初期値)
②SNTPを有効にしている(工場出荷時無効)
③SNTPサーバーホスト名を名前解決できない
・管理VLANからインターネット通信ができないネットワークに設置されている
・スイッチに対してデフォルトゲートウェイ、DNSアドレスが設定されていない

対処方法1

スイッチのファームウェアを最新にすることで解決します。

ファームウェアの更新ができない場合は、下記のいずれかを行うことで回避可能です。

SNTPを利用しない設定にする

キキNaviを利用しない設定にする

SNTPサーバーアドレス欄に有効なSNTPサーバーのIPアドレスを設定する

スイッチが管理VLANを通して名前解決が行えるようにする


原因2

以下条件を満たす場合、ハングアップする場合があります。

①キキNaviに登録管理している
②同時にWLS-ADTまたは何らかのSNMPツールで定期的に値を取得して監視している

対処方法2

スイッチのファームウェアを最新にすることで解決します。

ファームウェアの更新ができない場合は、WLS-ADTやSNMPツールでの値の監視を停止することで回避可能です。


原因3

対象スイッチまでのIP経路を持つ機器が参照するDNSサーバーアドレスが、対象スイッチのIPアドレスである場合、当該機器が発するDNS問い合わせを受信し続けるとやがてハングアップします。

対処方法3

対象スイッチにはDNSサーバー機能・DNSリレー機能は搭載されていないため、当該の設定の機器では名前解決が一切できません。
当該機器が参照するDNSアドレスを、組織のDNSアドレス、上位ルーターのLAN側IPアドレス、ISPのDNSアドレス、もしくはGoogle Public DNS「8.8.8.8/8.8.4.4」(※1)など正常に名前解決ができるアドレスに変更することで発生しなくなります。

※1.

Google Public DNSの「利用規約 」および「プライバシーポリシー 」をご確認の上、ご利用ください。


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