ファームウェアをアップデートしたら突然「I78-2」や「I78-3」が通知されるようになりました

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ファームウェアをアップデートしたら突然「I78-2」や「I78-3」が通知されるようになりました

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TS5020シリーズ

TS3030シリーズ

A

ファームウェア Ver.2.10で不正ログインブロック機能が新たに追加されました。

本機能はデフォルトで有効となっており、一定回数ログインに失敗すると「I78-2」や「I78-3」が通知されます。

ログインに失敗していないのに通知される場合はWindowsによる自動ログインが原因である可能性があります。

WindowsはWindowsアカウントの資格情報を利用して自動的にSMB接続を試みます。このときTeraStationに作成されているユーザーの資格情報と一致しないとログインに失敗し、I78-2やI78-3が通知されます。TeraStationとパソコンが共にActive Directoryドメインに参加している場合はこの問題は発生しません。

対策方法

以下のいずれかの設定を行ってください。

方法1. WindowsにTeraStationの資格情報を登録する

事前にパソコンからTeraStationにアクセスするユーザーを作成してください。

1. コントロールパネルを表示します。

タスクバーの検索アイコン(※図1)をクリックし[検索]画面の入力ボックスに「cp」または「コントロール」「control」と入力し、表示された検索結果から[コントロールパネル]を選択します。

※図1

※ Windows 11の例

2. コントロールパネルで、表示方法の「カテゴリ」を選択し、「ユーザーアカウント」をクリックします。

3. [Windows資格情報の管理]をクリックします。

4. 資格情報マネージャーで[Windows資格情報の追加]をクリックします。

5. 「インターネットまたはネットワークアドレス」、「ユーザー名」、「パスワード」に 情報を入力してから、「OK」をクリックします。

インターネットまたはネットワークのアドレス

NASの名前(ホスト名)またはIPアドレス(※1)

ユーザー名 / パスワード

NASに登録されているユーザー情報(※2)

※1.

NASの名前(以下、ホスト名)、IPアドレスはNAS Navigator2で確認できます(※図2)

※2.

管理者の場合、adminのユーザー情報を入力してください

※図2

「インターネットまたはネットワークのアドレス」、「ユーザー名」は接続するWindows端末とNAS(TeraStation、LinkStation)のドメイン参加状況で異なります。下記の表を確認し、使用環境に適したものを入力してください。

NAS ドメイン非参加 NAS ドメイン参加
Windows
ドメイン非参加
アドレス NASの名前(ホスト名)またはIPアドレス NASの名前(ホスト名)またはIPアドレス
ユーザー名 NASに登録されているユーザー名 NASに登録されているユーザー名
Windows
ドメイン参加
アドレス NASの名前(ホスト名)またはIPアドレス NASのフルコンピューター名
ユーザー名 NASに登録されているユーザー名 ユーザー名@ドメイン名

補足

ホスト名またはIPアドレスは、アクセス手段によって異なります。

ホスト名でアクセスをする場合は、ホスト名を登録します。
ホスト名、IPアドレスの両方を登録しても問題はありませんので、両方を登録することを推奨します。

6. 「Windows資格情報」欄から、該当の項目が登録されたことを確認してください。

方法2. Windowsアカウントと同じ資格情報のユーザーを作成する

TeraStationで、Windowsアカウントと同じユーザー名、パスワードのユーザーを作成します。

方法3. 不正ログインブロック機能を無効にする

TeraStationで、不正ログインブロック機能を無効にします。

不正ログインブロック機能を無効にする方法

以上

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