フェイルオーバーの制限事項はありますか(TS-Vシリーズ)

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Q

フェイルオーバーの制限事項はありますか(TS-Vシリーズ)

A

次の機能を使用している場合、フェイルオーバー機能は使用できません

ActiveDirectory環境でのアクセス制限

NT ドメインサーバーでのアクセス制限

タイマーによる電源ON/OFF機能

レプリケーション機能

MySQL機能

ポートトランキング機能

暗号化ディスクボリューム機能

LVMボリューム機能

メディアカートリッジ機能

スペアドライブ機能

Amazon S3 連携機能

バックアップ機へ設定をコピーできない機能

Webサーバー機能(php機能を含む)

MySQL機能

ダイレクトコピー機能

Webアクセス機能

プリントサーバー機能

UPS連動機能

フェイルオーバー機能設定中は以下の操作はできません

設定の初期化

ディスクフォーマット

再起動

RAID構成の変更

設定画面からのバックアップ機の設定変更

設定画面からのシャットダウン

設定画面からの再起動

ファームウェアのアップデート

その他制限事項

IPアドレスは固定で利用してください。

バックアップ機として指定したTeraStation のIP アドレスを変更することはできません。

フェイルオーバー構成は、物理的に隣接した個体を用意して行うものであり、ディザスタリカバリを意図したような使い方(遠隔バックアップ)はできません。

複数のフォルダーに対してレプリケーションを設定している場合
および設定したことがある場合、設定を初期化してからフェイルオーバー機能を再度設定してください。
一度でも設定したことがあるとレプリケーションを使用しない設定に変更してもフェイルオーバー機能は使用できません(単一のフォルダーに対してレプリケーションを設定していた場合は問題ありません)。

ファイル転送は非同期で行われます。ネットワークの環境やTeraStationの稼動状態によっては、ファイル転送に時間がかかることがあります。

一度にアクセスするような場合、システムの処理速度が遅くなります。

大量のファイルを長時間にわたって連続で書き込むことはできません。

フェイルオーバーの転送元をMac OS X でサポートされている Time Machine機能のバックアップ先として使用できません。

メール通知機能を設定した状態で、フェイルオーバー動作が発生した場合、フェイルオーバー後、メイン機にて次の操作を行ってください。[システム]-[メンテナンス]-[メール通知設定]-[設定変更]-[保存]の順にクリックしてください。

すべてのベイにHDDを装着してください。
例:4ベイモデルの製品に、2台しかHDDを装着していない場合、フェイルオーバー先が見つかりません。

TS-2RZH,TS-2RZSでは発生した障害によっては、設定画面上にエラーメッセージが表示される場合がありますが、実際のフェイルオーバー機能には問題ありません。

使用可能なプロトコル

レプリケーション機能では、Windows ファイル共有(SMB、CIFS)/Apple ファイル共有(AFP)/NFS/
SFTP/FTP/FTPS のプロトコルによって書き込まれたファイル/ フォルダーのみレプリケーション先に転送します。

Mac OS X からAFP 接続で書き込みを行った場合、システムの処理速度が遅くなる場合があります。
このような場合は、SMB 接続にて接続し、書き込みを行ってください。

NFS をカーネルモードに設定している場合、NFS プロトコルによって
書き込まれたファイル/ フォルダーはレプリケーション先に転送されません。
NFS 設定をカーネルモードからユーザーモードに変更するには、
TeraStation の設定画面[ ネットワーク]-[NFS]-[NFS サービス] で行います。

メンテナンス時の注意事項

ファームウェア アップデート、再起動、シャットダウン
必ず「メイン機」「バックアップ機」の両方をメンテナンスモードに変更してから行ってください。
メイン機の設定画面へログインし、フェイルオーバーの項目から メンテナンスモードへ移行してください。

メイン機の設定画面にログインし、システム>フェイルオーバー>メンテナンスモードとすると、
メイン機・バックアップ機の2台ともメンテナンスモードになります。

メンテナンスモードへ移行した後、電源ボタンでシャットダウンしてください。

メイン機、バックアップ機のシャットダウンの順番はどちらが先でも問題ありません。

再起動した後で、通常利用を行うためには、必ずメンテナンスモードを解除してください。

メンテナンスモード中でもバックアップ機の設定変更はできません。
(仮に設定を行った場合、メイン機の状態と異なる状態となります)

一時停止
メイン機のTeraStation 設定画面[ システム]-[ フェイルオーバー] で[ メンテナンスモード] をクリックしてください。
フェイルオーバー機能の一時停止を解除したいときは、[ メンテナンスモード解除] をクリックしてください。

構成解除
メインのTeraStation 設定画面[ フェイルオーバー] で[ 構成解除] または[ 強制構成解除] をクリックしてください。
バックアップ機のTeraStation の設定画面で[ 解除] をクリックしても設定を解除することができます。

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