USB2.0/USB1.1

USB2.0/USB1.1とは

読み方

ユーエスビーにいてんれい/ユーエスビーいちてんいち

パソコンと周辺機器の間で、データを転送するための接続規格です。
キーボードやマウス、プリンター、ドライブ機器など、接続できる機器は多岐にわたります。
USB2.0とUSB1.1はコネクター形状が同じで互換性があります。
USB2.0とUSB1.1の主な違いはデータの転送速度。USB2.0の方が高速です。

主な特長

USB2.0の最大転送速度480Mbps※1

USB2.0はデータ転送が最大480Mbps(理論値※2)。
これはデジカメで撮影した写真1000 枚分のデータ(約2GB)を約33 秒、ハイビジョン映像1時間分(約7.56GB)を約2分6秒で転送する計算(※3)になります。
USB1.1の最大転送速度は12Mbps(理論値)です。

※1. データ転送速度を表す単位で、1秒間あたりに転送できるメガビット数を表します。メガビーピーエスと読みます。
※2. 理論値とは、規格策定時に定められた性能を表す数値、実際の機器の速度と区別するために用いられます。
※3. 理論値から算出。実際には機器の性能や使用環境の影響で変動します。

最大127個の周辺機器を接続可能

パソコンに「USBハブ」(中継器)をつなぐことで接続台数を増やせます。
パソコン一台につき最大127台のUSB機器を接続可能です。

コンセントのない場所でも使える「バスパワー」に対応

パソコンから対応機器へ、USBケーブルから電源を供給できる「バスパワー」機能を備えています。
コンセントの無い場所でも周辺機器が使うことができます。
バスパワーで使えるかどうかは機器ごとに異なるため、確認が必要です。

miniコネクターでも使える

パソコンよりも小型の機器向けに通常のUSBポートより小型のmini A端子、mini B端子も存在します。
デジカメ/ポータブルゲーム機/ポータブルオーディオに搭載されています。

機能比較

USB2.0とUSB1.1を比較しました。

タイプ(規格) 形状 転送速度(理論値) 互換性
USB2.0 1 最大480Mbps USB3.0、USB1.1の機器も接続できますがデータ転送速度はUSB3.0はUSB2.0相当、USB1.1はUSB1.1相当となります。
USB1.1 最大12Mbps USB3.0、USB2.0の機器も接続できますがデータ転送速度はUSB1.1相当となります。
USB3.0 2 最大5Gbps USB2.0、USB1.1の機器も接続できますがデータ転送速度はUSB2.0はUSB2.0相当、USB1.1はUSB1.1相当となります。

コネクター形状と接続口

パソコンとの接続

形状に合わせ、奥までしっかりさし込みます。
※逆向きでは差し込めない形状です。

接続可能な主な周辺機器


データ転送用のその他の接続規格