メッシュWi-Fiとは?初心者にもわかりやすく解説します

「メッシュWi-Fi」ってなに?

広いエリアを手軽に安定したWi-Fiでカバーする仕組み

メッシュ(Mesh)Wi-Fiとは、網目(メッシュ)のようにネットワーク機器がつながり合う通信形態です。通信経路のどこかで障害が発生しても、障害地点を迂回し正常に通信できるなど、障害に強く信頼性が高いのが特長です。また、自動で網目のように通信経路を構成するので、ネットワーク構成に悩まずに導入できる特長があります。メッシュによる通信形態は、有線と無線(Wi-Fi)によるものがありますが、特に無線(Wi-Fi)でネットワーク構成をしたものを、「メッシュWi-Fi」といいます。広いエリアを手軽に安定してつなげることができます。

「メッシュWi-Fi」の標準規格

Wi-Fi Alliance が 標準規格「Wi-Fi EasyMesh™」をリリース

「メッシュWi-Fi」は、仕組みの検討が長く行われてきましたが、標準規格がなく、なかなか普及が進みませんでした。メーカー各社は独自に開発を進め、基本的な仕組みは共通していても、異なる機能名が付けられ相互接続もできず、細かい部分では違いもありました。
ただし、近年、「メッシュWi-Fi」の研究が進んだことや、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスの端末数が増加し、どこでも安定してつながる環境への需要が高まったことを背景として、業界団体の「Wi-Fi Alliance」は、相互接続可能な「メッシュWi-Fi」の標準規格「Wi-Fi EasyMesh(イージーメッシュ)™」を発表しました。EasyMeshは、相互接続以外にも、容易なセットアップや、速やかなローミングなど、さまざまなメリットを実現しています。EasyMeshを利用して、メーカーは質の高い「メッシュWi-Fi」を提供し、ユーザーもメーカー独自の規格にとらわれず「メッシュWi-Fi」を利用できるようになるかもしれません。今後、一層「メッシュWi-Fi」が普及することが期待されます。

Wi-Fi Alliance とは

Wi-Fi Allianceは、Wi-Fi(無線LAN)の普及促進を図ることを目的とした、グローバルに活動する業界団体です。主に相互接続性試験方法の策定、製品の認証、Wi-Fiブランドの普及に向けたプロモーション活動などを実施しています。2021年8月現在で、参画企業数は800社以上(※)に上ります。

Wi-Fi Alliance ホームページより調査

「メッシュWi-Fi」の仕組み

1台のコントローラとその他のエージェントで構成

EasyMesh を例に説明します。「メッシュWi-Fi」を構成するWi-Fiネットワーク機器(Wi-Fiルーターやアクセスポイント、Wi-Fi中継機)のうち、1台がネットワークを管理する「コントローラ」になり、ほかの機器はコントローラに従う「エージェント」になります。コントローラは、エージェントを通じて、新しいWi-Fiネットワーク機器のメッシュWi-Fiへの参加を調整したり、スループットや信号強度、利用可能な帯域幅などの情報を把握し、通信経路が適切に維持されるよう最適化を行います。

「メッシュWi-Fi」のメリット

手軽に安定したWi-Fiエリアの構築を実現

自動でネットワーク構成を決定

複数のWi-Fiネットワーク機器を導入しても、自動でネットワーク構成が決定され、Wi-Fiネットワーク機器同士の接続設定を意識する必要はありません。電波の届く距離を意識して間隔をあけてWi-Fiネットワーク機器を配置するだけで、Wi-Fiの利用できる範囲を拡大できます。

最適なパフォーマンスを実現

「メッシュWi-Fi」は、スマートフォンなどモバイルデバイスに、接続先の候補となるWi-Fiネットワーク機器の情報を提供します。モバイルデバイスは高速ローミングにより常に最適な接続を維持し、最適なスループットを得ることができます。

セットアップが簡単

「メッシュWi-Fi」は、手軽に設定、管理できるようになっています。EasyMesh の場合、利用したいWi-Fiネットワーク機器の EasyMesh 機能を有効にして、ご利用になりたい場所に設置して電源を入れることで、「メッシュWi-Fi」として動作します。

「メッシュWi-Fi」と中継機との違い

「メッシュWi-Fi」は接続先の自動調整により最適なスループットを実現

Wi-Fiエリアを拡張する場合に、「中継機」と呼ばれるWi-Fiネットワーク機器を利用する場合があります。
中継機は、Wi-Fiルーターの電波を受信して、改めて中継機自身で電波を出力し、Wi-Fiエリアを拡大します。Wi-Fiルーターと中継機の接続は無線により行いますが、この接続は固定であり自動で変更されることはありません。また、モバイルデバイスからは、中継機の数だけ無線の接続先が見えますが、この接続は途切れそうになるまで変更されず、状況により自動で接続しなおすことはありません。

「メッシュWi-Fi」の場合、中継機と同様、コントローラの電波を受信して、改めてエージェントが電波を出力し、Wi-Fiエリアを拡大します。ただし、「メッシュWi-Fi」は、コントローラとエージェントが協調して動作するため、コントローラとエージェントは、環境の変化に応じて最適なスループットが得られるよう自動で接続先を変更しなおします。モバイルデバイスは、コントローラとエージェントの数だけ無線の接続先が見えますが、「メッシュWi-Fi」からの接続先情報の提供により、最適なスループットが得られるよう、高速ローミングで常に最適な接続先に自動で接続しなおします。

お手持ちの機器が「メッシュWi-Fi」対応なら、「メッシュWi-Fi」がおすすめ!

「メッシュWi-Fi」は、ネットワーク構成を意識せずに済み、設定も容易であるため、初心者や設定に手間をかけたくない人におすすめです。また、モバイルデバイスは最適なスループットを得ることができるので、インターネットの活用がより快適になることも期待できます。
お手持ちのWi-Fiネットワーク機器が「メッシュWi-Fi」非対応で、「メッシュWi-Fi」対応の機器で揃えることが難しい場合は、中継機がおすすめです。Wi-Fiルーターに特別な機能がなくても、広いエリアをWi-Fiでカバーできるようになります。

「メッシュWi-Fi」はどんな人向け?

広いエリアでWi-Fiを利用されたい方全員にオススメ

Wi-Fiルーター1台で電波が届かない、広いエリアでWi-Fiを使いたい方全員におすすめです。
「メッシュWi-Fi」であれば、ネットワークで手間のかかる設定を避け、最適なスループットを得ることができます。
3台以上で「メッシュWi-Fi」をご利用の場合であれば、Wi-Fiネットワーク機器が電波の届きにくい場所を迂回して網目のようにつながり合い、家中すみずみまでWi-Fiでカバーしやすくなる効果もあるかもしれません。建物の構造が鉄筋コンクリートであったり、金属や温水を利用する床暖房などの構造物が存在する場合、電波は反射や減衰をしてつながりづらくなります。「メッシュWi-Fi」は、環境に合わせて経路を自動で変更するので、こうした構造物も回避しやすいネットワーク形態です。

バッファローの「メッシュWi-Fi」

「Wi-Fi 6(11ax)」のWi-Fiルーター・中継機はすべて、「Wi-Fi EasyMesh™」対応

バッファローは、「Wi-Fi 6(11ax)」対応のWi-Fiルーター・Wi-Fi中継機すべてを、「Wi-Fi EasyMesh™」に対応します(※)。これにより、ユーザーの皆さまが、「メッシュWi-Fi」を当たり前のように利用し、家じゅうどこでも高速でつながる環境が容易に実現できるような社会を目指してまいります。

ファームウェアアップデートによる対応を含むため、対応時期は機種によって異なります。詳細は特集ページ「手軽に家じゅう快適インターネット!「Wi-Fi EasyMesh™」(イージーメッシュ)」をご覧ください。

「AirStation Connect」

バッファローは、「Wi-Fi EasyMesh™」による方式のほか、「AirStation Connect」という独自方式の「メッシュWi-Fi」も提供しています。「AirStation Connect」は、一部の専用型番でご利用いただけます。


バッファローはWi-Fiルーター国内シェアNo.1

19年連続販売台数NO.1

2000年から作り続けているAirStationシリーズは日本住宅向け無線のノウハウの集大成。「BCN AWARD」(株式会社BCN主催)において、19年連続して無線LAN部門で受賞しています。

日本メーカーならではの確かなサポート体制

サポートサービスにおける世界最大のメンバーシップ団体の日本拠点HDI-Japanが主催する『Webサポート/問合せ窓口格付け』の2021年【PC周辺機器業界】において、「Webサポート格付け」および「問合せ窓口格付け」両部門で、最高評価の『三ツ星』を獲得しました。
バッファローでは、無線に関するお悩みを気軽に相談できるようにするため、電話やメールに限らずチャット、LINEといったお問合せ方法をご用意しております。