#204 音楽レーベル運営 弘石 雅和

ライブストリーミングやDJプレイを発信できる新オフィス、最新Wi-Fiルーター+中継機が支えています。

第204回の@Professional Usersは日本が誇る音楽レーベルのU/M/A/A Inc.とPinc Inc.の代表取締役である弘石 雅和 (ひろいし まさかず)さんが登場です。90年代からKEN ISHII、BOOM BOOM SATELITES、UNDERWORLD等のエレクトロニックミュージックをワールドワイドに発信する多くの有名アーティストを手がけ、世界中のミュージックリスナーを熱狂させてきました。2000年に入ってからの独立後はバルセロナの超大型ミュージックフェスティバル“SONAR”に自身の主催するサテライトイベントをプロデュース。あのYMOの3人をそこで再結成させライブを行います。その後も良質なクラブミュージック、エレクトロニックミュージックを発信し続け、最近ではボーカロイド、アニメの音楽、そしてゲームミュージックの制作も行っています。そんな弘石さんが昨年2021年の初めに事務所を引越しましたが半地下という環境なので事務所内のWi-Fi環境を良くしようとバッファローのWi-Fiルーター、WXR-6000AX12Sを購入します。そして最近、さらなる電波の強化をとバッファローの中継機 WEX-1800AX4EAを新たに設置しました。日々、世界中のアーティスト、スタッフとコンタクトを取り音楽を発信し続ける弘石さんが選んだルーターと中継機がどう活躍しているか、早速LAVAが東京、南麻布にある弘石さんの事務所を訪れお話を伺いました。

プロクリエイターが選んだ商品

Wi-Fi(無線LAN)商品やサービスをご紹介。

Creator's Profile

弘石 雅和

1990年、アルファレコードに入社。その後、ソニーミュージックにて、テクノ部門を立ち上げ、KEN ISHII、BOOM BOOM SATELITES、UNDERWORLD等の作品に携わる。2001年、イギリス・ロンドン、東京・渋谷にて、Third-Earを立ち上げ、クラブミュージック専門レーベルとして運営。

2002年から2006年まで、バルセロナのフェスティバル”SONAR”のサテライトイベントを国内にて主催。また、2005年より、音楽学校 Hits Village New Yorkにおいて、音楽ビジネス論の講師を務める。

2010年、Third-Ear JPNから、ユーマ(株)へ商号変更。2012年、関連会社として新たに(株)Pincを設立。専門とするクラブ/エレクトロニック・ミュージックから、ネット発のミュージックシーンに至るまで、常に最先端のフィールドで活躍し続けている。

Interview

YMOに大きな影響を受けた少年が後にYMOと関わる仕事ができるようになりました。

——弘石さんが音楽の世界に入った経緯を教えてください。

僕が音楽にのめり込み始めたのは1970年代、小学校6年生から中学1年生ぐらいの時です。最も影響を受けたのがYMO。ポップスが主流だった時にラジオで初めてYMOを聞いたのですがまさにガツーンとやられました。聞いたこともなかったシンセサイザーのサウンドやゲーム音楽をディスコ風にアレンジしたテクノミュージックに思いっきり心を奪われました。音楽の情報は主にNHK FMの「サウンドストリート」。YMOの坂本龍一さんも火曜日を担当していましたね。

——僕と弘石さんは同じジェネレーションなので通ってきたところがドンピシャですが、多くの音楽がある中どうしてエレクトロニックミュージックに傾倒していったのでしょうか?

10代の多感期にシンセ音やニューウェーブ、ヒップホップに触れたことでメインストリームから外れた音楽にまず興味を持ちました。そして当時流行していたスペースインベーダーやパックマン等の電子音を音楽にアレンジしているバンドの音が斬新に響いたんですね。余談ですがパックマンの40周年のCDはうちのレーベルで出しました。

——バンド活動もしていたんですよね?

暴走族にはならず(笑)、シンセサイザーを買ってYMOのコピーバンドを結成させたり、ヒップホップやパンクのバンドも大学時代にやっていました。アンダーグラウンドで、新しいものはなんでも取り込んでいましたね。今の仕事に直接つながっているのは大学生の時にパーティーを開催するサークルを作ったんです。当時「クラブ」と呼ばれるものが出初めた時期で、芝浦にあったインクスティックを借りて大学生1000人集めてクラブパーティーを開催しました。当時ラップをやられていて、憧れでもあった近田春夫さんのターンテーブル運び係もしていましたね(笑)。

——最初の就職はアルファレコードですね?

はい、一番入りたかったアルファに入社できました。最初の2年はプロモーション担当でUKのBeggars BanquetやDepeche ModeがいたMute Records、JIVEなどダンスミュージックを担当していました。でも、もっとテクノミュージックをやりたかったので、当時ソニーが自分のやりたかったテクノレーベルをスタートすることを知り、ソニーミュージックに移籍しました。KEN ISHIIやBOOM BOOM SATELLITESを担当し、電気グルーブの海外戦略を考えたりしました。結局7年間で200タイトル出しましたね。一番印象に残っているのは映画「AKIRA」の作画監督の森本浩司さんにKEN ISHIIのMVを作ってもらいそれが大ヒットしたことですかね。最も売れたのがUNDERWORLDの”Born Slippy”。映画「トレイン・スポッティング」にも使われJ-WAVEでもパワープレイされ大ヒットしました。

ライヴアルバム『Yellow Magic Children #01』

2019年3月に開催された、YMO結成40周年を祝うトリビュート・イベント〈Yellow Magic Children ~40年後のYMOの遺伝子~〉。YMOの遺伝子を引き継ぐミュージシャンたちが一同に介したこのライヴの音源と映像(映像は初回限定盤のみ)を収録した作品。
中学のときにYMOのコピーバンドをスタート、YMOが所属していたアルファレコードに新卒で入社、YMOの皆さんとは00年代にヨーロッパ公演をオーガナイズさせていただきました。

KEN ISHII『Möbius Strip』

クラブ・テクノカルチャーが世界的に盛り上がる1994年に「東洋のテクノゴッド」として逆輸入の形で日本デビューしたKEN ISHII。当時も前職のソニーミュージック時代に担当していました。DJ/テクノアーティストとして常にアップデートを続けてきたKEN ISHIIがオリジナルアルバムとしては前作より13年ぶりとなる作品をユーマよりリリース。パックマン40周年公式テーマトラック「JOIN THE PAC (Original Mix - Official Theme Song for PAC-MAN 40th Anniversary)」も収録。
ケンとは、20代のころから一緒に世界を飛び回り、もはや30年以上の付き合いになります。

——僕も弘石さんの手がけたものには大いに影響されましたよ。独立するきっかけはなにかあったんですか?

90年代後半は、ベルギーやロンドンのインディーレーベルとソニーミュージックを繋いでいくビジネスで僕は海外にいたんですが「日本に戻って来い」ということで1999年に帰国したらCDが売れなくなってきていてインディペンデントの音楽への投資をやめるということになっていました。当時は宇多田ヒカルが大ブレークしていました。そして上司から「ビジュアル系ロックバンドのプロデューサーにならないか」と言われました。私は大変悩みましたが、自分のやりたいことはできない可能性が高く、ソニーミュージックを辞めて起業するしかないと考えました。それが2001年、僕が35歳の時です。

——独立してから最近の活動までを教えてください。

2001年にロンドンのパートナーであるガイ・マクリーリと一緒に“Third-Ear”という音楽レーベルを作りデトロイトテクノのコンピレーション『Detroit Beatdown』が世界中で売れました。音楽だけでなくサブカルチャー全般のクリエイティブも同時に発信していきました。その後スペインのバルセロナで行われていたエレクトロニック・ミュージック、アート、テクノロジーの融合イベント”SONAR”のサテライトイベントを東京で主催するに至りました。そして、 2003年、YMOの細野晴臣さんと高橋幸宏さんが結成していた「スケッチ・ショウ」がロンドンとバルセロナのSONARに出演してくれることになったんです。細野さんから、「教授(坂本龍一)がsonar festivalのスケッチ・ショウ出演を人づてに聞いたようで、教授もsonar festivalで僕や幸宏と一緒にライブをやりたいと言っているんだ」というお話がありました。そして、翌年のsonar festivalに細野さんと幸宏さん、そして坂本龍一さん3人のブッキングが実現し、この3人によるライブは、1993年のYMO再生ライブ以来11年ぶりとなりました。

——夢のような話ですね。弘石さん、さすがです。

“SONAR”の日本での開催は2002年、2004年、2006年と3回やったんですが3回目に巨大な台風が東京に直撃して3日間の開催で2000万円の赤字になってしまい会社も潰れかけたんです。自分も給料はとれないのでアルバイトをしながら専門学校で音楽ビジネスを教えていました。2008年ぐらいにいい風が吹いてきて、ニコニコ動画で初音ミクがブレークしはじめていました。その中の一つに、ニコニコ動画で初音ミクがYMOの曲をカヴァーするHMOというプロジェクトをやっているプロデューサーがいました。僕はYMOとご縁もあったのでオフィシャルに制作許諾をし商品化したんです。それがオリコン上位に入るほど売れてフェスの主催で倒れかけた会社も軌道に乗ってきました。それをきっかけに、才能あるクリエイターやスタッフとも出会えることができました。当初ロンドンでパートナーと共に作ったThird-Earとの会社を分け、“United Music and Arts=U/M/A/A”という新しい会社に進化させました。Third-Earでの最初の10年はクラブミュージックやイベント、そしてU/M/A/A(ユーマ)の第2期はクラブミュージックをベースにボーカロイド、アニメの音楽、ゲームミュージックの制作に移行していきました。

アン・ダドリー『プレイズ・アート・オブ・ノイズ』

音楽の歴史に最新テクノロジー導入し、ジェームス・ブラウン、クラフトワークに続き史上3番目にサンプリングされている革新的アーティスト、アート・オブ・ノイズ。
オリジナル・メンバー、アン・ダドリーによる優雅で美しい旋律を奏でる新解釈ピアノアルバム。
この時代にフィットした心地よいアンビエントクラシックなアルバムです。
ユーマで企画制作し、全世界にはユニバーサルから世界発売されました。

『スター・ウォーズ:ビジョンズ』2作品の劇版音楽プロデュース

ディズニー公式動画配信サービスDisney+ (ディズニープラス) にて独占配信中の『スター・ウォーズ:ビジョンズ』2作品の劇伴音楽をプロデュース。伝説の音響デザイナー大野松雄(92歳!)をはじめ、A-bee、渋谷慶一郎、U-zhaanが参加しています。
ルーカスフィルム/ディズニーとの仕事は心震えました。

『ロンドンは夜8時 [LON 8PM - TYO 4AM] REMIXES -10th Anniversary Edition-』

2001年9月設立のレーベル U/M/A/A(ユーマ)は2021年でちょうど20周年。記念事業の20のプロジェクト第一弾、”LON8 (2011) <ー>GIN8(2021)”。
「ロンドンは夜8時」(ロンパチ)と「銀河系夜八時」(ギンパチ)の2作品のリリースです。イギリスのドラムンベースアーティスト、ロンドン・エレクトリシティによる「Meteorites」の日本語ヴァージョン「ロンドンは夜8時 [LON 8PM - TYO 4AM] 」は、震災の発生した2011年にリリースされました。全国のクラブでは午前4時になると、「午前四時東京は...あなたが暮らすロンドンは夜八時~」の合唱が始まり、「ロンパチかかりました~」のツイートが続出。その年のクラブチャート1位を獲得しました。

あれから10年が経過し、世界はパンデミックの真っ只中。「ダンスミュージックの力でコロナを乗り越えたい」という気持ちを込めたリリース10周年記念アルバムは、iTunesダンスチャートにて1位を獲得しました。
北京と東京を繋ぐクリエイターコレクティブ、DiANによる中国語歌詞やボーカルがあらたにフィーチャーされた"ロンパチ10周年""ユーマ20周年"記念作品「銀河系夜八時」もリリースしました。

ユーマ20周年

20周年のイメージビジュアル。

fhánaのメジャーデビュー5周年記念ベストアルバム『STORIES』

10thシングル「青空のラプソディ」(TVアニメ『小林さんちのメイドラゴン』OP主題歌。MVは、YouTubeにて再生回数4,300万回を突破)も収録。
佐藤純一を中心に、yuxuki waga、kevin mitsunagaという男性3名のサウンド・プロデューサーと、女性ボーカリストのtowanaによる4人組バンド。2022年現在に至るまで16作品ものアニメで主題歌の担当を果たし、作品の世界観に寄り添いながらも豊かな音楽性を提示し続けている。日本国内だけでなく海外でのライブも積極的に行っており、また昨夏よりオンラインライブも定期的に開催。
「こちらでよく、ワイワイと収録などを行っています。海外でも人気が高く、アメリカや中国などの公演に同行しますが、オーディエンスが日本語で大合唱になった時は鳥肌でしたね。
現在、バンドは大ヒットしている「愛のシュプリーム!」も収録した4thアルバムを制作中です。」

それと渋谷に「CHILL SPACE」というリラクゼーションスペースの運営もしています。Jeff MillsやDJ Yogurtにもオリジナルのアンビエント音楽を制作してもらい店舗でかけています。みなさんにはそんなスペースの中でアロマの香りも楽しみながらセラピストたちとゆったりとした時間を楽しんでもらっています。そして今がちょうど会社を設立して20年目なので、次なる第3期に向けて色々考えています。

CHILL SPACE

音楽と香りのヒーリング効果に着目しリラクゼーションサロン【CHILL SPACE】を2013年より運営しています。また2020年より新しい時代をふまえて7種類のエクササイズをオンラインで体験できる【CHILL SPACE remote 】をはじめました。オンガクとカラダ、オンガクとアートを結び付けていくことが私ののライフワークです。
https://www.chill-space.com/

半地下で広くなった事務所を最高のWi-Fi環境にするための機器を揃えました。

——では弘石さんが事務所内で使用しているバッファローのWi-Fiルーター、WXR-6000AX12Sと中継機のWEX-1800AX4EAについて教えてください。

昨年2021年の1月に渋谷から南麻布に事務所を引っ越しました。以前より事務所は大きくなり多い時には10数人のスタッフが事務所内で作業をします。そしてここは半地下なのでなおさら太い回線が必要になります。最初はdocomoの回線とSoftBankは入らなかったんです。そこでまずは通信の整理から入りました。最初は前に渋谷で使っていた通信機器を使っていましたがやはり面積も150平米と大きくなり窓も3重窓です。そしてここはテラスもあるのでテラスで打ち合わせをすると電波の状態がとても悪いです。僕は事務所のバスルームでネットを見たり仕事のチェックもしますがそこでも状態は良くなかったですね。壁も厚く部屋も全部で2ベッドルーム、2バスルーム、ふたつのサービスエリアがあります。奥の部屋に入るとなおのこと通信が不安定でした。

弘石さんの新事務所

こちらが1月に渋谷から南麻布に引っ越してきた弘石さんの事務所。いやあ、素敵。もうここは事務所というより確かに弘石さんの言う通りアトリエですね。半地下ではありますが自然光も入ってきてとても気のいいところだと1発で感じました。こんなオフィスにいたらいい仕事できますよ、本当に。

なのでバッファローで一番いいとされるWi-Fiルーター、WXR-6000AX12Sを購入しました。そしてさらに奥の方の部屋までメッシュを飛ばすためバッファローの中継機 WEX-1800AX4EAも設置しました。そうすると今まで不安定だったすべてが改善されました。かなり強力に電波が入るようになったんです。スピードテストもしてみましたが数値も相当良くなりました。今は部屋の位置を考えてルーターから離れた場所に中継機を置いていますが、色々と部屋の中で実験してより良い場所に置いていこうと考えています。取り付けもコンセントに直接させるので移動も簡単だし邪魔にもなりません。よく考えられていますね。最近ではオンラインでのヨガのエクササイズやアーティストがここに来てストリーミング放送やインタビューもZoomを使ってやっています。YouTubeライブではここからアーティストとファンのコミュニケーションになるような放送も流しています。なので今まで以上に安定したネット回線がこの事務所では重要になってきています。やはりなんと言ってもルーターのWXR-6000AX12S自体が強力で、8×8外付け「デュアルスタックダイポールアンテナ」がここの事務所のように広い場所では威力を発揮してくれます。広さや構造に合わせてアンテナの配置をカスタマイズできるんです。電波をどこに向けたいかを自身で作り出せます。それと「8×8ビームフォーミング」機能でスマートフォンでの電波の使用が安定しました。速度も速くなっていると思います。あとは使用している中継機が「Wi-Fi EasyMesh」という機能に対応しているので、ここのように壁も多く、テラスもあるところでも電波をむらなく部屋中に飛ばしてくれます。それにEasyMeshは電波状態が悪くなってもそれを良くしてくれる経路を自動的に探し出してくれるんです。これで今まで通信速度が遅かったのも解消されました。

強力なWi-Fiルーター

新事務所に引っ越してからまず始めに導入したバッファローのWi-Fiルーター、WXR-6000AX12Sです。「世界を相手に仕事をしているので通信環境は最高にしたいと思って導入しました。」

弘石さんご使用のWi-Fiルーターの詳細はこちら。

設置環境に応じて電波をカスタマイズ可能

移動するスマートフォンでも通信が安定

複数のWi-Fi機器で簡単にカバー

やはりこの事務所には中継機が必要でしたね。最近は僕にとってオフィスのあり方が変わってきています。事務所というよりスタジオやアトリエという感覚で使っています。DJブースもあるのでここからライブストリーミングでDJプレイの配信もできます。そうなるともうここは事務所ではなくスタジオやアトリエといえますね。

Wi-Fiの電波を強力に広げる中継機

ルーターを変えた後にさらに電波を各部屋まで強力に広げようと導入したバッファローの中継機、WEX-1800AX4EAです。「かなり強力に電波が入るようになったんです。スピードテストもしてみましたが数値も相当良くなりました。中継機も「Wi-Fi EasyMesh」機能に対応しているので、電波をむらなく部屋中に飛ばしてくれて、電波状態が悪くなってもそれを良くしてくれる経路を自動的に探し出してくれるんです。取り付けもコンセントに直接させるので移動も簡単だし邪魔にもなりません。よく考えられていますね。やはりこの事務所には中継機、必要でしたね。」と既存のルーターにプラス中継機を導入したことでさらに電波状況が良くなり大満足のご様子でした。

弘石さんご使用のWi-Fi中継器の詳細はこちら。

Wi-Fi環境を拡張

お好きな設置方法を選べる

——やはりコロナの影響で考え方も色々と変わってきましたよね。

そうですね。一昨年の3月、4月ぐらいにコロナでライブが全部中止になりすべて配信に切り替えました。でも配信ライブは最初は珍しくみなさん観てくれましたがだんだん飽きてきます。今はようやく落ち着いてきてライブもまたできるようになってきました。やはりライブは直接アーティストと同じ空気の中にいられるからいいんですよね。ただこれからの時代、リアルとオンラインの融合が進んでいくと思います。こないだフジロックがリアル開催されましたが、残念ながら仕事で行けなかったんです。でも家でオンラインで観ました。好きな環境で好きなアーティストを観られます。もちろんリアルならではの迫力や偶然の発見などはまだ不十分ですが、オンラインとオフラインのハイブリッドがこれからも進化していくと思います。

——海外とのやりとりも多い弘石さんですからなおのことオフィスでは通信回線が大切になっていますよね。

はい、以前から海外とはSkypeでのやりとりが多かったんですが今ではさくっとZoomでやるのがいいねとなっています。コロナ以降、それぞれの国でZoomでのやりとりの認識が高まりまりましたよね。ドメスティックな仕事をしている人たちも時差への意識が高まったと思います。なのでよりWi-Fiルーターは重要な機器になっています。毎年Wi-Fiの技術レベルは上がっていますが現段階でのトップレベルがこのルーター。パソコンの今のスペックとこのルーターが合致した時に最高のパフォーマンスがこの事務所内で行われています。僕たちは世界を相手に仕事をしているのでコストをかけたとしても現状の最高のレベルのものは取り入れたいです。重い映像データを受け取るのに何時間も時間をかけたくないですし、さっと終わらせてまた別の仕事をしたいです。そう思っていた時にうちのスタッフがこのルーターを見つけてきてくれたんです。最高レベルのルーターだということは間違いないですし、さらに中継機を導入したことで満足いくパフォーマンスを日々行えています。

——どうもありがとうございます。この事務所、僕も住みたいぐらい最高の空間です。なんかメッシュネットワークに電波が飛びまくっているのも感じますよ。弘石さんはミュージックシーンにおいて日本を代表する重要な人です。次なる一手もとても楽しみにしています。今日はどうもありがとうございました。

作業中の弘石さん

事務所で作業中の弘石さん。インタビュー中も仕事のZoomミーティングが入ったり、とにかく多忙を極めていました。でもこの事務所、何度も言いますが本当に素敵なところで、あくせく仕事をする場所というよりもなにかイメージをしながらゆっくりと未来に想いを馳せるような場所だと感じました。しかしそこにはしっかりとバッファローのWi-Fi機器によるメッシュネットワークで電波が飛びまくってもいるんです。

実はSUP仲間です

実は僕は弘石さんとはSUP(スタンドアップ・パドルボード)仲間なんです。月に何度か葉山にある森戸海岸で一緒に海でSUPを漕いでいます。美しい夕陽を見ながらの海でのコミュニケーションは僕ら音楽の世界にいる人間には大切な時間です。弘石さんはアンダーグラウンドミュージックシーンには欠かせなかったプロデューサーで、彼が世に送り出したどのアーティストたちも本当に素晴らしいです。売れているものばかりがいい音楽ではなく、その影には計り知れない才能とアイデアを持ったアーティストがたくさんいます。それをぶれることなく世界に紹介し続けているのが弘石雅和さんなのです。弘石さん、是非今度は一緒になにか発信しましょうね!

Creator's Favorite Foods

弘石 雅和の好きな料理“この一品!” 魚佐の刺身定食と鐙摺港のカワハギと伊勢海老

弘石さん曰く、「自宅近くの魚料理店『魚佐』の刺身定食。地元で獲れた新鮮なお刺身だけでなく、ご飯もお味噌汁もホントに美味しい。ここに来ると幸せな気持ちになります。

こちらも歩いてすぐの鐙摺港で毎週やってる日曜朝市で購入したカワハギと伊勢海老。 『魚佐』同様にこちらも非常にリーズナブルで、伊勢海老一匹が1000円台です。偶に釣りも行きますが、海の透明度も高く本当に葉山に住んで良かったなと思います。」

Interviewer Profile

LAVA

作曲家、DJ、サウンドプロデューサー

90年後半からロンドンでDJのキャリアをスタート。その後3枚のオリジナルアルバムを世界中でリリースさせる。1枚目の”Aile Alegria”はドイツのフロアチャートで4位を記録。2019年6月には待望の新作”Som do Verde”を自身のレーベル”Mundo Novo“よりリリースさせる。
音楽をまるでインテリアのように展開するそのサウンドスタイルで、選曲家としても不動の地位を築き上げ、各方面からのオファーは絶えない。今後も音楽を通して世界中へのコミュニケーション、リレーションを積極的に行っていく。

今回登場した商品

WXR-6000AX12S

本商品は、メインプロセッサーに64ビット2.2GHzクアッドコアの高性能CPUを採用しており、Wi-Fi 6(11ax)のパフォーマンス(5GHz 8ストリーム 4,803Mbps、2.4GHz 4ストリーム 1,147Mbps 理論値)を安定的に発揮します。また、帯域幅の異なる端末(80MHz/160MHz)に対しそれぞれのパフォーマンスを最大化する独自アンテナ8x8外付け「デュアルスタックダイポールアンテナ」(特許出願済み)を搭載。設置環境に応じてアンテナ配置をカスタマイズし、通信環境の最適化を実現します。 Wi-Fi 6(11ax)対応端末に対し、通信速度や安定性を向上させる「8x8 ビームフォーミング」に対応しており、距離が離れても安定通信が可能です。スマートフォンを家中様々な場所で使用した場合でも通信速度を維持、死角の少ない快適な通信環境を構築できます(※)。

端末側もビームフォーミングに対応している必要があります。

WEX-1800AX4EA

本商品は、高速Wi-Fi規格Wi-Fi 6(11ax)4ストリーム(2×2 + 2×2)に対応したWi-Fi中継機です。5GHz帯(最大1,201Mbps、理論値)と2.4GHz帯(最大573Mbps、理論値)がともにWi-Fi 6(11ax)に対応したデュアルバンド同時接続が可能で、中継先の端末までWi-Fi 6で接続が可能です(※1)。室内で移動するスマートフォンなどWi-Fi 6対応端末に対しても、通信速度や安定性を向上させる「ビームフォーミング」で最適に接続、中継先でも死角の少ない快適な通信環境を構築できます(※2)。またハイパワー可動式アンテナを前後左右に可動させ設置環境に応じて電波をカスタマイズし、通信環境の最適化を実現。廊下や踊り場などにすっきりと設置できるコンセント直挿し設置やリビングでの利用時に便利な据え置き設置が可能で、ユーザー様の環境に応じて設置方法をお選びいただけます。

※1 端末側もWi-Fi 6(11ax)に対応している必要があります。
※2 端末側もビームフォーミングに対応している必要があります。