データ復旧はなぜ可能?データ消去はなぜ必要?HDDのデータ保存と削除の仕組み

HDDのデータをうっかり削除してしまった。突然HDDが認識できなくなってしまった。そんな事態になっても多くの場合、HDDのデータは復旧することが可能です。しかし、復旧できるということは、情報流出の危険もあるということ。処分の際には正しくデータ消去することが必要です。なぜデータ復旧ができるのか?なぜデータ消去が必要なのか?その理由は、HDD の保存と削除の仕組みにあります。

目次

1. HDDのデータ保存と削除の仕組み

HDDの中には、「プラッタ」という円盤状のパーツがあり、データはここに記録・保存されます。

データを保存する時

データを保存すると、データは小さなサイズに分割され、プラッタの記憶領域の空いた場所に書き込まれます。それと同時に、データを書き込んだ場所などの情報が管理領域に作成されます。記憶領域の空き状況によっては、分割したデータを並べて書き込むことができず、あちこちに分散して書き込む場合もあります。そんな場合でも、読み出しの際に管理領域の情報を経由することで、記憶領域のあちこちに保存されているデータにすばやくアクセスすることができます。

データを削除する時

データを削除しても、記憶領域に保存されているデータはすぐには削除されません。管理領域のデータ情報に「削除された」という内容が記録され、記憶領域に保存されているデータは残ったままになります。残ったデータは、その場所に新しいデータが上書きされた時に初めて消去されます。

ポイント①
データはプラッタの保存領域に分割して保存され、同時にその情報が管理領域に作成される。

ポイント②
データを削除しても、管理領域のデータ情報に削除したことが記録されるだけで、保存領域のデータはすぐには削除されない。

2. HDDのデータを復旧する方法

データを削除しても、実際のデータはプラッタ上に残っているため、管理領域の情報を参照してデータを読み込むことで、削除済みのデータを復旧することができます。ただし、新しいデータが上書きされてしまうと、古いデータは消去されてしまい、復旧できなくなります。うっかり削除してしまったデータを復旧したい場合は、すぐにHDDの使用を中止して、パソコンから取り外すことが重要です。

またパソコンで認識できなくなったHDDでも、管理領域の情報を修復・復旧することで、データを復旧できる可能性があります。倒したり落としたりしてプラッタに傷が付いてしまったHDDでも、傷が付いていない場所に保存されていたデータは復旧できる可能性があります。

データの復旧には専門の技術とノウハウ、そして専門のツールが必要です。自力で復活させようと電源を何度も入れ直したり、市販のソフトウェアを適用したりすると、かえってHDDの状態が悪化し、データ復旧が難しくなる可能性がありますのでご注意ください。重要なデータを復旧したい場合は、すぐに専門の業者にご相談されることをお勧めします。

ポイント③
HDDの状態によっては、プラッタ上に残っているデータを読み込むことで、削除したデータや、認識できなくなったHDD、故障したHDDのデータを復旧することができる。

ポイント④
重要なデータが保存されているHDDのデータ復旧は専門業者に依頼を。自力で復旧しようとするとかえって状態が悪化する可能性があるので注意が必要。

3. 情報流出を防ぐための正しいデータ消去

前述の通り、HDDのデータは、削除しても、パソコンで認識できなくなっても、物理的に故障しても、完全には消えずに残っています。これはデータ復旧という側面から見れば大きなメリットですが、別の見方をすれば、第三者がHDDのデータを復旧し、情報を流出させる可能性もあるということです。HDDを処分する際には、情報が流出することがないように、データを完全に消去し、復旧できない状態にすることが不可欠です。

情報流出防止に有効とされているデータ消去方法は、「物理的に破壊する」「データ消去ソフトで消去する」「磁気で消去する」の3通りです。廃棄する場合は、データ消去ソフトまたは磁気による消去を行った上で、物理的に破壊するのが最も安全な方法です。それぞれの特徴を以下にまとめましたので、HDDの状態や消去後の処分方法に合わせて、適切な消去方法を選びましょう。

消去方法 物理破壊による消去 データ消去ソフトによる消去 磁気による消去
対応メディア HDD、SSD HDD、SSD HDDのみ
故障したメディアのデータ消去 可能 不可能 可能
情報流出のリスク 破壊の程度によってはデータが残るリスクあり リスクなし リスクなし
消去にかかる時間 破壊方法により変動 1TBのHDDで約160分 一瞬で完了
メディアの再利用 できない できる できない
消去後に可能な処分方法 廃棄 譲渡・返却・売却・廃棄 廃棄

ポイント⑤
HDDを処分する時には、物理破壊、データ消去ソフト、磁気などによって、データを完全に消去することが必要。

データ消去に関する詳しい情報は以下のページを参照してください。

4. パソコンのデータ復旧・データ消去はアドバンスデザイン(株)にご相談を

アドバンスデザイン(株)は、当社と同じメルコホールディングスグループの所属企業です。パソコンのデータ復旧とともに、データ消去用製品・サービスをご提供しています。

アドバンスデザイン(株)とは

株式会社バッファローをはじめとするメルコホールディングスグループに所属しているデータ復旧専門企業です。

データ復旧の健全化を目的とする一般社団法人日本データ復旧協会(DRAJ)の常任理事企業です。

1995年の創業以来、数多くのデータ復旧実績を誇っています。

アドバンスデザインでは、必ず事前にメディアの状態を確認してお見積もりをご提示し、ご納得いただいてから作業を行っています。診断・お見積りは無料で、お見積り後に作業を行わない場合もキャンセル料はいただきませんので、安心してご相談ください。

アドバンスデザインのデータ消去製品

アドバンスデザイン(株)の商品紹介ページに移動します。

5. HDDやUSBメモリーなど、記憶メディアのデータ復旧はバッファローデータ復旧サービスにご相談を

バッファローでは、HDDやUSBメモリーなどの記憶メディアを対象とした、データ復旧サービスをご提供しています。

Web申し込みフォームからお申し込みいただいた後、トラブルが発生した機器を当社へお持ち込み、またはご送付いただきます。お預かり品の状態を診断し、お見積りをご提示した上で、復旧作業のご注文をいただきます。

復旧内容の詳細についてはこちらをご参照ください。

復旧料金

当社のデータ復旧サービスは、お客様に安心してご利用いただけるよう、3段階の障害レベルを設定し、一律固定料金制にてご注文を承っています。必ず事前にメディアの診断を行い、障害レベルとお見積りをご提示し、ご納得いただいてから作業を行います。診断・お見積りは無料で、お見積り後に作業を行わない場合もキャンセル料はいただきません。復旧用のメディアの代金も復旧料金に含まれており、作業後に追加料金が発生する心配がありません。

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