HDD故障時の対処方法(TS1400Dシリーズ)

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ID: 15740

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詳細

HDD故障時の対処方法

対象商品

TS1400Dシリーズ

A

TS1400DシリーズのHDD(ハードディスク)故障時の対処方法をご案内いたします。

デグレードモード(HDD故障時の動作モード、データアクセス可能な状態)はデータが保護状態ではありません。早急なデータのバックアップを強くおすすめします。

条件

出荷時設定(RAID 0以外のRAIDアレイを構築/RAIDアレイ障害発生時のシャットダウン設定:行わない)、または通常モードの場合

手順1. ディスク故障を確認する

本体外観で確認

故障したディスクを確認します。

ディスクが故障すると次のようにランプが点灯または点滅します。

ステータスランプ1~4

点滅している番号のディスクが故障しています。
点灯している番号のディスクの電源はOFFの状態です。取り外すことができます。

電源スランプ

赤色に点滅します。

メール通知で確認

故障したディスクが通知されます。

DISKエラー通知
HDDでエラーが発生しました。
エラー発生ディスク:ディスク2
(sdb) WRITE sector:560903495 count:17
ディスクへの書き込みエラーが発生しました。
エラーが発生した箇所を含むデータは復元できません。すぐにディスクの交換をお勧めします。

システムログで確認

故障したディスクが通知されます。

 E30が発生(ハードディスク2が故障)
Feb 1 01:23:45 (NAS名) errormon[(数字)]: Error situation detected! HD2 Error E30HD2 Is Faulty

Nas Navigator2で確認

故障したディスクを確認できます。

手順2. 交換するHDD(ハードディスク)を手配する

保守サービスに加入している場合

下記保守窓口へご連絡ください。
保守サービスには、「オンサイト保守パック」と「デリバリー保守パック」があります。

保守窓口電話番号

050-3000-1496

受付時間

9:00~12:00 13:00~17:00
月~金(祝日、および当社が定める休日を除く)

契約確認のため、保守契約IDもしくは商品シリアルナンバーが必要となります。事前にご確認ください。

保守サービスに未加入の場合

お客様自身でHDD(ハードディスク)の交換を行っていただくか、当社修理センターへ交換の依頼をしてください。

対応する交換用HDD(ハードディスク)は各商品ページの商品仕様をご確認いただくか、下記ページをご確認ください。

手順3. HDD(ハードディスク)を交換し、RAIDを再構築する

ここでは、TeraStationの電源がONの状態でハードディスクを交換する例を説明します。
故障したハードディスクの交換手順は次のとおりです。

1. 前面カバーを図のように開けて取り外します。

2. 赤色に点灯しているステータスランプの番号を確認し、その番号に対応したハードディスクのトレーを持ち上げながら引き出します。

ステータスランプが赤色に点滅、または緑色に点灯している番号のハードディスクは抜かないでください。
データが消失したりTeraStationが故障するおそれがあります。

3. プラスドライバーで4箇所のネジを外し、故障したハードディスクをトレーから取り外します。

故障したハードディスクは当社修理センターに修理をご依頼ください。

4. 取り外したトレーに別売のハードディスクまたは修理完了後の交換ハードディスクを取り付けます。

5. 手順3で取り外したネジでハードディスクをトレーに固定します。

6. トレーをTeraStationに差し込みます。

7. 前面カバーをはめ込みます。

8. 交換したハードディスクが認識されると、ステータスランプは赤色に点滅し、TeraStationの設定画面やNAS Navigator2に「I31」が表示されます。

9. TeraStation前面のファンクションボタンを「ピッ」と音が鳴るまで約3秒間押し続けます。

RAID 0以外のRAIDアレイの場合

自動でRAIDの再構築が実行されます。TeraStationの設定画面やNAS Navigator2に「I18」が表示されます。

通常モードの場合

自動でフォーマットが行われ、通常ディスクとして使用可能な状態になります。

10. RAID再構成の残り時間は、[TeraStationの設定画面]-[ディスク]-[RAID]の画面にて確認できます。

4TBをRAID再構成する場合、RAID1の場合は最低8時間以上、RAID5、RAID6 の場合は最低8.7時間以上、RAID10の場合は最低9.5時間以上必要です。
また、ハードディスクの交換後RAIDの再構築をすると、ファイルの読み書きおよびTeraStationの設定画面が操作できるようになるまで30分程度の時間がかかることがあります。

以上でハードディスクの交換は完了です。
通常モードのまま使用する場合は、TeraStationの設定画面で共有フォルダーを作成してください。

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