Wi-Fiの速度の目安は?ストレスのないWi-Fi環境をつくろう!

Wi-Fiはどのくらいのスピードがあればいいの?とお悩みの方に、速度の目安についてやさしくご案内します。

※ 本記事は2025年10月時点の情報です。

1. 通信速度について知ろう

速度の単位は「bps(ビーピーエス)」

bpsとは1秒あたりに転送されるデータの量

Wi-Fiの速度は、「bps(ビーピーエス)」の単位で表されます。「bps」は「bit per second」の略で、1秒あたりに転送されるデータの量を示します。データの量は「bit(ビット)」で示されます。「bps」の数字が大きい場合、「bps」の1000倍の単位である「kbps(キロビーピーエス)」、100万倍の単位である「Mbps(メガビーピーエス)」、10億倍の単位である「Gbps(ギガビーピーエス)」の単位が利用されます。一般的に、Wi-Fiルーターやインターネット回線の速度を表す際は「Mbps」が使用されます。速度が大きいほど送受信できるデータ量が大きく、快適な環境であることを示します。

「上り」と「下り」の違い

端末からインターネットへの方向は「上り」、インターネットから端末への方向は「下り」と表現します

データの送受信には方向があり、端末からインターネットへの方向は「上り」、インターネットから端末への方向は「下り」と表現します。メールやSNSでメッセージを送信するような場合は、「上り」の通信に該当します。ブラウザーでWebサイトを閲覧するような場合は、「下り」の通信に該当します。Web会議のように、「上り」と「下り」の両方の通信を利用する場合もあります。「上り」と「下り」の速度は、同じインターネット環境でも異なる数字として表れます。速度の目安を考える場合、基本的には、インターネット利用は「下り」に該当するケースが多いので、「下り」の速度を指標にして考えます。

「理論値」より「実測値」が重要

インターネットの通信速度は、理論値より実測値が重要

インターネットの通信速度には、理論値と実測値があります。理論値は、すべてが理想的な状態で、最も速度が出る場合に期待できる速度の数字をいいます。しかし、現実には回線の輻輳(ふくそう、アクセスが集中して混雑し通信が遅くなること)や、Wi-Fiの通信距離が離れることによる伝送効率の低下など、さまざまな要因によって理論値どおりに出ることはありません。こうした速度低下の要因を含めて、実際の環境で測定された速度を、実測値といいます。実際のインターネット利用は、実測値に基づく速度で通信するため、速度の目安を考える場合は実測値で考える必要があります。

速度(実測値)は無料のWebサービスで計測できる

速度測定サービスでは、端末とサーバー間の速度を測定できる

通信速度の理論値は、回線事業者やプロバイダーの契約プラン、Wi-Fiルーターのメーカーのカタログから確認することができます。実測値は、公表されている場合もあれば、公表されていない場合もあります。とはいえ、自分のインターネット環境の実測値であれば、無料のWebサービスで計測することもできます。ブラウザーから、「スピードテスト」で検索すると、Google社ほか、多くの事業者が提供している無料の速度測定Webサービスを見つけることができるはずです。自身のWi-Fi環境がどれほどの速度が出るのか、一度計測してみてはいかがでしょうか?

速度測定のWebサービスは、自分の回線の混雑状況だけでなく、サービス提供会社側の処理能力などさまざまな要因に依存するため、結果は大きく変動し、厳密な速度測定はできません。実測値はあくまで目安としてお考えください。

2. Wi-Fi速度の目安

あらゆる場面で快適な通信を目指すなら100Mbps以上

さまざまなケースに快適に対応できる目安の速度は100Mbps以上

インターネット回線や通信機器、端末の高速化が進み、実測値で100Mbps以上のWi-Fi環境が実現しやすくなっています。光回線の場合、理論値で1Gbpsの速度が当たり前になりました。ルーターや端末のWi-Fi機能は、新たな周波数"6GHz帯"対応の「Wi-Fi 6E(11ax)」や、Wi-Fi 6(6E) をベースに通信効率や遅延が改善された「Wi-Fi 7(11be)」が普及し始めています。1世代前のWi-Fi 6(2×2アンテナ)のルーターとWi-Fi 6(2×2アンテナ)の端末間の通信でも、理論値で1201Mbpsの速度が期待できます。
インターネット利用においては、やり取りするデータ量は年々増加しています。固定系ブロードバンドサービス契約者の総ダウンロードトラフィックは、2024年11月時点では38.9Tbps(推定値)となっており、前年同月比で12.7%増加しています(※)。大きなファイルを入手する際には、高速なWi-Fi環境が有用です。最も要件の厳しい、反応速度が求められるオンラインゲームでは、快適にプレイするためには100Mbps以上の速度が望ましいとも言われています。さまざまなケースに快適に対応できる目安の速度として、端末あたり実測値で100Mbps以上の速度が1つの目安と言えるでしょう。

出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」

1Tbps = 1000Gbps

十分な通信を求めるなら30Mbps以上

次のWi-Fi速度の目安として、端末あたり実測値で30Mbpsを目指してみてはいかがでしょうか。メールなどテキストだけの通信であれば 1Mbps、一般的なWebページや標準画質の動画の閲覧であれば10Mbps、高画質動画の閲覧でも30Mbpsあれば十分です。大容量のファイル転送も時間をかけて通信すれば問題ありません。快適なWi-Fi環境を体験できるはずです。
なお、古い回線や通信機器を利用しており、高速なWi-Fi環境の構築が難しい場合もあるかもしれません。この場合でも、もちろん各種のネット利用は可能です。準備できる範囲内でコストを抑えてWi-Fi環境を構築し、効率的にインターネットを楽しみましょう。

3. インターネット回線の選び方

さまざまなインターネット回線

回線の種類 通信速度
(下り理論値)
特徴
工事 持ち運び その他
光回線
※回線事業者やケーブルテレビ事業者が提供
~10Gbps × 必要 × 不可
モバイル回線
※5Gホームルーター
~4.2Gbps ○ 不要 × 不可
モバイル回線
※5GポケットWi-Fi
~3.5Gbps ○ 不要 ○ 可能
ケーブルテレビ回線
※ケーブルテレビ事業者が提供
~1Gbps × 必要 × 不可 テレビ番組とインターネットアクセスを一緒に提供
※ 2025年10月 バッファロー調べ

インターネットを利用する際には、回線事業者やプロバイダーとインターネット接続サービスの契約を結ぶ必要があります。回線には、光回線、ケーブルテレビ回線、モバイル回線など、さまざまな形態がありますが、それぞれに特徴があり、提供される通信速度も異なります。最近では、10Gbpsの高速インターネット回線を提供する事業者も増えてきています。

生活スタイルに合ったインターネット回線を選ぼう

インターネット回線を選ぶ際、速度を重視する場合は、光回線がおすすめです。光回線は高速かつ安定したインターネット接続を提供します。ケーブルテレビ回線は、光回線に比べると速度が小さくなりますが(※)、インターネットアクセスとともにテレビ番組の受信が可能です。一方、引っ越しが多く手軽にインターネット回線を契約したい場合には、モバイル回線がおすすめです。ポケットWi-Fiであれば、外出先でもインターネットを利用できます。自分の生活スタイルに合わせて、最適な回線を選びましょう。
なお、インターネット回線は、回線の速度がインターネット利用の速度の上限値になります。自宅内のルーターの通信速度がどれだけ速くても、出口のインターネット回線が遅ければ全体の速度は低下します。速度にこだわる場合は、通信速度の速い回線、プロバイダーと契約をしましょう。

インターネットアクセスを光回線で提供するケーブルテレビ事業者が増えてきました。令和5年度末、光回線を利用して放送を行う事業者は452社中357社で、78.9%になりました。(出典:総務省「ケーブルテレビの現状」令和6年12月版)
ケーブルテレビであっても、光回線と同様の通信速度の場合があります。詳細はご自宅エリアのケーブルテレビ会社に確認してください。

4. ルーター選びのポイント

回線速度を活かす性能のWi-Fiルーターを選ぼう

ルーター一覧ページで、建物の間取りの目安をご案内

インターネット回線が決まったら、Wi-Fiルーターがボトルネックにならないよう、回線に対して十分な速度が出せるWi-Fiルーターを検討しましょう。通信時には複数端末の同時接続や、Wi-Fiの距離が離れて通信効率が落ちる場合も考慮し、高めの理論値の速度が出るWi-Fiルーターを選ぶことをおすすめします。
バッファローでは、お客様の多様なニーズにお応えするため、最新のWi-Fi 7/6E対応ルーターをはじめ、フラッグシップからエントリーモデルまで幅広く取り揃えています。また、設置環境に応じて、ルーター選定の目安も案内しています。ぜひ、ルーター選びの参考にしてください。

IPv6 IPoEサービス対応ルーターを利用しよう

IPv6 IPoEサービス対応ルーターを利用しよう

インターネットの通信方式には、従来のIPv4 PPPoEと、新しく作られたIPv6 IPoEがあります。IPv4 PPPoEは、利用者の増加に加え、通信を行っている道幅が広くないことにより、通信混雑が起こりやすくなっています(※)。これに対して、新しいIPv6 IPoEは車で例えると、車道が広がり渋滞を引き起こす料金所もスムーズに通過することができます。このため、通信が渋滞することなくスイスイと快適に利用できます。NGNアクセス網のインターネット回線をご利用の際は、IPv6 IPoEに対応したルーターを利用しましょう。

NGNアクセス網(NTT東日本・NTT西日本が構築・運用するIPネットワーク)では、ご家庭の通信をインターネットに接続する際に通過する網終端装置の処理が追い付かなくなる事象が発生しています。

電波が届かず減衰する場合はメッシュWi-Fi、中継機を置こう

メッシュWi-Fi、中継機で通信エリアを強化

せっかく高速のWi-Fiルーターを設置しても、端末までの距離が遠いと電波が届かず、通信速度が減少してしまいます。ルーターと端末の間に中継用の機器を設置することで、通信速度の低下を抑えることができます。電波の中継にはメッシュWi-Fiや中継機を利用します。大きな家屋でWi-Fi環境を構築される方は、中継用の機器の設置を検討しましょう。

新しいルーターでも速度が改善しない? そんな時は

インターネット回線やWi-Fiルーターを新しくしても「速度が遅い」「繋がらない」といった症状が改善しない場合、ルーターや端末(PC/スマートフォン)の設定が原因かもしれません。
以下のページで、各機器の設定を確認してみてください。

5. バッファロールーター 商品ラインナップ

バッファローはWi-Fiルーター国内シェアNo.1

無線LAN部門 23年連続販売台数No.1

2000年から作り続けているAirStationシリーズは日本住宅向け無線のノウハウの集大成。「BCN AWARD」(株式会社BCN主催)において、23年連続して無線LAN部門で受賞しています。

Wi-Fi 7対応

Wi-Fi 6E対応

Wi-Fi 6対応

Wi-Fi中継機