業務用と家庭用の違いはここにあった!SOHO・小規模オフィスに業務用Wi-Fiルーターをオススメする4つの理由

業務用と家庭用の違いはここにあった!SOHO・小規模オフィスに業務用Wi-Fiルーターをオススメする4つの理由 業務用と家庭用の違いはここにあった!SOHO・小規模オフィスに業務用Wi-Fiルーターをオススメする4つの理由

家庭用Wi-Fiルーターのオフィス利用に潜む落とし穴

Wi-Fiルーターは「Wi-Fiアクセスポイント機能」と「ルーター機能」を両方備えた手軽にWi-Fi環境構築できる機器で、業務用と家庭用の2タイプがあります。特にSOHO・小規模オフィスで、ビジネスユースにもかかわらず家庭用Wi-Fiルーターを利用していませんか? 家庭用はあくまでホームユースで作られており、ビジネスユースでの利用には多くのリスクとデメリットが存在します。 業務用と家庭用の違いをしっかり押さえて、業務に欠かせないオフィスのWi-Fi環境構築には業務用を選ぶことが重要です。

よくある失敗例
●SOHO・小規模オフィスユーザーの場合
小規模オフィスなので家庭用Wi-Fiルーターを導入したが、外回りから帰社した夕方などオフィスに人が増えると通信が遅くなる。Web会議のとき通信が不安定になる。

●販売店、システム保守・管理会社の場合
小規模オフィスユーザーに家庭用Wi-Fiルーターを販売。Wi-Fiの調子が悪いとユーザーから頻繁に問い合わせがあり、エラー状況確認など現場対応の工数がかかる。

業務用をオススメする4つの理由

Wi-Fiルーターの業務用と家庭用の違いを主に4つの項目に分けて解説し、業務用をオススメする4つの理由を紹介します。

※ここでは主にバッファローの業務用Wi-Fiルーター「VR-U300W」と家庭用Wi-Fiルーター「WSR-1800AX4Sシリーズ」の比較を例に説明します。

業務用と家庭用の違い

●サポート
業務用
VR-U300W
家庭用
WSR-1800AX4Sシリーズ
メーカー保証 標準5年間
最長7年間
1年間
保守 ×
法人専用窓口 ×

標準保証期間は業務用が 5年間 に対し、家庭用は1年間。加えて業務用のみ、 最長7年間のオプション保守パック (別売)に対応。業務用・家庭用どちらもサポート窓口へ問い合わせ可能だが、業務用のみ別途用意された 法人専用窓口 にて、よりテクニカルなサポートを受けることが可能。Wi-Fiはインフラの一つとして業務に不可欠なものであり、故障時のダウンタイムは業務に大きな影響を与えるため、ビジネスユースでは長期間利用も安心な業務用が適しています。

標準保証3年間、Web上の5年保証登録により2年延長

●パフォーマンス
業務用
VR-U300W
家庭用
WSR-1800AX4Sシリーズ
推奨同時接続台数 40台 14台

業務用は多台数接続を前提に設計されているため、 約40台 の同時接続でも快適に通信が可能。一方、家庭用の推奨同時接続台数は業務用よりも少なく、接続台数が多くなるほど通信が遅延し、業務に支障をきたす恐れがあります。テレワークの普及で増えたWeb会議を大人数で安定して行うには、推奨同時接続台数の多い業務用Wi-Fiルーターが適しています。

●セキュリティー
業務用
VR-U300W
家庭用
WSR-1800AX4Sシリーズ
IEEE 802.1X認証対応 ×

業務用・家庭用どちらも、WPA2/WPA3などの通信内容の暗号化で安全性を高めています。しかし家庭用はあくまで家庭利用前提のセキュリティーであり、ビジネスユースの場合は企業の機密データをしっかり守る情報漏洩リスク対策のためのより強固なセキュリティーが必要です。 IEEE 802.1X認証 など更なるセキュリティー機能で安全なWi-Fi環境構築ができる業務用が適しています。

●遠隔管理
業務用
VR-U300W
家庭用
WSR-1800AX4Sシリーズ
リモート管理サービス
「キキNavi」対応
×
ネットワーク
管理ソフトウェア
「WLS-ADT」
「WLS-ADT/LW」対応
×

業務用では 無料リモート管理サービス「キキNavi」 や、 別売のネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」 に対応。機器の稼働状況の監視、メンテナンス用の簡易操作などがインターネット経由で遠隔で可能。現場訪問を減らし機器管理者の負担を大きく軽減できるため、特に販売店、システム保守・管理会社にもメリット大。家庭用は遠隔管理ができないため、エラー状況確認やメンテナンスには現場対応が必要になります。

「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」ソフトウェアバージョン4.4.14以降に対応

まとめ

以上の特徴とまとめると、業務用をオススメする理由は下記の4点です。

~業務用をオススメする4つの理由~

【業務を止めない】保証期間が長くサポートも充実で安心

【ストレスフリーな通信】多台数同時接続でも安定通信

【情報漏洩リスク対策】セキュリティーレベルが高い

【管理工数を削減】遠隔管理で機器管理者の負担を大きく軽減

通信が不安定になったり、故障時のダウンタイムなどで業務に支障をきたすリスクを回避するためにも、SOHO・小規模オフィスであってもビジネスユースに適した性能や機能を備えた業務用を選び、失敗しないWi-Fi導入につなげましょう。

おすすめ業務用Wi-Fiルーター

SOHO・小規模オフィス導入におすすめのWi-Fi 6(11ax)対応業務用Wi-Fiルーター
1台でWi-Fiアクセスポイント機能とルーター機能を備え、法人でも安心して利用できるセキュリティー機能、サポートが充実

主な仕様
●WANインターフェースとして1000BASE-T対応LAN端子を1ポート搭載
●LANインターフェースとして1000BASE-T対応LAN端子を4ポート搭載
●WANプロトコルとしてIPoEをサポート
●IEEE 802.11ax/ac/n/a/g/b準拠
●2.4GHz帯2×2MIMO、2ストリーム、
5GHz帯2×2MIMO、2ストリーム
●無線端末最大接続台数 128台/Band(理論値)
●拠点間VPN(IPsec)対応
●リモートアクセスを可能にする
「L2TP over IPsec」をサポート
(ファームウェア Ver.1.01以降で対応)
●VLAN対応
●SNMPによる管理機能を搭載
●リモート管理サービス「キキNavi」(無償)、またはネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」(別売)で管理可能

5年間の長期保証

法人基準の高い品質をクリアし5年保証を実現。長期間利用も安心

セキュリティー機能が充実

IEEE 802.1X認証をはじめ充実の項目で、安全な環境構築につながります

多台数接続時も安心

大勢でのWeb会議などでも安定した通信が可能

柔軟なネットワーク構成が可能

VLANやマルチSSIDなど、お客様のニーズに合わせた環境構築が可能

導入・管理をスムーズに

一括設定や遠隔管理ができることで、現地訪問を減らし管理工数を削減

他拠点や外出先からも通信可能

拠点間VPN、リモートアクセスに対応。テレワーク移行もスムーズに

法人専用サポート窓口

法人様専用窓口による、よりテクニカルなサポートをご提供

保守サポートに対応

万が一の障害時でもダウンタイムを減少し保全度を高めます

※ 複数フロアや部屋が多く分かれているような広範囲なWi-Fi環境構築では、1台のWi-Fiルーターではすみずみまで電波が届くようにカバーしきれない場合があり、その場合は1台のルーターに対し、複数のWi-Fiアクセスポイントが必要になります。法人向けルーター、法人向けWi-Fiアクセスポイントのラインナップは下記をご参考ください。

比較表

業務用Wi-Fiルーター
VR-U300W
家庭用Wi-Fiルーター
WSR-1800AX4Sシリーズ
サポート 保証期間 5年※1 1年
保守対応 ×
法人専用窓口 ×
機能 推奨同時接続台数 40台 14台
拠点間VPN(IPsec) ×
リモートアクセス
(L2TP over IPsec)
対地数 16※2 -
対応端末 パソコン※3
スマートフォン※4
-
マルチSSID ×
VLAN ×
IEEE 802.1X ×
SNMP ×
コンソール端子 ※5 ×
遠隔管理 リモート管理サービス
「キキNavi」
×
ネットワーク管理ソフトウェア
「WLS-ADT」
「WLS-ADT/LW」※6
×
安全性 電源関連 電源抜け防止フック
電源スイッチガード機構
×
セキュリティースロット ×
日本製電解コンデンサー採用 ×
保証動作環境 温度:0~45℃ 温度:0〜40℃
湿度:10~90% 湿度:10〜85%
設置方法 横置き/縦置き/壁掛け 縦置き/壁掛け

※1 標準保証3年間、Web上の5年保証登録により2年延長

※2 拠点間VPN接続とリモートアクセスVPNの同時接続台数(対地数)の合計

※3 WindowsパソコンおよびMac

※4 iPhoneおよびAndroid搭載スマートフォン(Android 12は非対応)

※5 非対応の設定項目あり

※6 「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」ソフトウェアバージョン4.4.14以降へのアップデートが必要