ランサムウェア対策に有効な「スナップショット機能」搭載。法人向けNAS「テラステーション」の中規模オフィス向け新ラインナップ「TS5020シリーズ」を4月下旬より発売

メルコホールディングス（東・名 6676）グループの株式会社バッファロー（本社：名古屋市、代表取締役社長：牧 寛之、以下バッファロー）は、法人向けNAS「テラステーション」の中規模オフィス向け新ラインナップとして、「スナップショット機能」を搭載した「TS5020シリーズ」6シリーズを2023年4月下旬より順次販売を開始いたします。

本商品は、64bit CPUを採用し、10GbEポートと8GBのECCメモリーの標準搭載により、高速化・安定性を追求した中規模オフィス向けNASです。ファイルサーバーへの高速アクセスによる業務効率向上や、サーバー機のバックアップにかかる時間の短縮に貢献します。また、多台数のPCからの高負荷な同時アクセスでも安定動作が可能です。24時間連続での同時フルアクセス時の安定稼働台数検証^※1では、同時に70台のPCが安定稼働できることが実証されました。これは従来商品「TS5010シリーズ」の57台に比べ約1.2倍で、多台数のサーバーやPCが同時稼働する環境にも安心してお使いいただけます。

※1　測定方法：70台のクライアントPCをTS5020シリーズに接続し、書き込み/比較/削除を一斉に繰り返し、24時間エラーなく終了することを確認。2023年4月バッファロー調べ。

指定した時刻で定期的にファイル構成・復元ポイントを作成し、ファイルの誤削除や編集ミスをした場合にも復元が可能になる「スナップショット機能」を搭載しています。ファイル誤削除や編集ミスなどの状況からの復元を可能にするほか、近年被害が拡大しているランサムウェア対策として、万が一ランサムウェアにより暗号化されてしまっても、暗号化前の復元ポイントのファイルを迅速に復元できます。

iSCSI接続に対応する本商品は、サーバー機の増設ストレージとして利用可能です。2台の本商品を増設ボリュームおよびバックアップボリュームとして利用する際に、2つのボリューム間をメインサーバーを経由せずにデータ転送する「iSCSIボリュームバックアップ」機能を搭載しており、メインサーバーに負荷をかけないNAS間バックアップを実現します。

お客様の大切なデータを守るためのセキュリティー強化として、設定画面へログインする際に、通常のユーザー名・パスワードだけでなく、サードパーティ製スマートフォン用アプリと連携したワンタイムパスワードを使用した2段階認証に対応し、第三者による不正ログインを防止します。

「キキNavi」はインターネットを経由して遠隔のNAS・法人ルーター・Wi-Fiアクセスポイント・スマートスイッチとその管理者をつなぐリモート管理サービスです。HTTPS通信ができる環境であれば、特別なネットワーク設定は不要で利用できます。対応機器の状態を常に監視し、障害発生の際には直ちに管理者へ通知します。管理者は、遠隔で対応機器の状態を監視できることに加えて、対応機器の再起動やシャットダウン^※2、デバッグログの取得、ファームウェアのアップデートの実行などが可能です。メンテナンスに係る簡易的な操作を現場へ出向くことなく遠隔で行えることにより、管理会社の負荷を大きく軽減します。

有料オプションの「キキNavi クラウドバックアップ」は、大容量・大量のファイルを保存することが可能なテラステーションに最適なクラウドバックアップサービスで、BCP対策におすすめです。データはもちろん、ユーザー・グループ・アクセス権限などの設定情報も合わせてバックアップ・復元できるため、テラステーションを再設定する手間を削減します。

※2　シャットダウンはNASのみ