各園によるデータ個別管理体制の改善を目的に法人向けNASを導入。「キキNavi」併用により、万が一の機器トラブルにも迅速に対応可能

社会福祉法人道心 様

社会福祉法人道心(以下、道心)は、兵庫県を中心に幼保連携型・保育所型認定こども園など6施設を運営しています。道心では、これまでUSBメモリーとパソコンの共有フォルダーを用いて各園で業務書類や写真データなどを保存・管理していましたが、記録媒体の故障や紛失によるデータ損失・情報漏洩のリスクを懸念。そこで共有ファイルサーバーとして法人向けNAS「TS3220DNシリーズ」を法人本部および各園に導入し、「キキNavi」で一括監視することで万が一の機器トラブル時にも迅速に対応できる体制を構築し、保全性の高いデータ管理が可能になりました。

取材協力:

キンキテレコム株式会社

導入先プロフィール(2024年2月現在)

法人名

社会福祉法人道心

所在地

〒670-0924
兵庫県姫路市紺屋町97番地玉田ビル2階

お客様インタビュー

社会福祉法人道心 理事長
永井 快俊氏

職員が扱う業務書類や園行事の写真データなどをNASで一元管理。
記録媒体の紛失・情報漏洩リスクなく保全性の高いデータ管理が可能に

概要

保全性の高いデータ管理体制へ

本部との常時データ共有が可能に

各園によるデータ個別管理体制を改善

兵庫県および京都府で幼保連携型・保育所型認定こども園など6施設を運営する道心。同法人は、各園でデータを個別管理しなければいけない状況の改善と、データ保存用の記録媒体の紛失リスク低減を図るためデータ管理体制の強化に着手。より保全性の高いデータ管理体制の構築を目的に「TS3220DNシリーズ」を導入しました。

データ送受信の手間が省け業務効率化も実現

USBメモリーなどで管理していた各種データをNASへ移行し一元管理。記録媒体の紛失リスクがなくなり、本部との常時データ共有も可能になりました。また、データのやりとりや手動でのバックアップの手間が省かれたことで業務効率化にも効果を発揮。今まで以上に保育に専念できる環境づくりへ注力できるようになりました。

目標・課題

USBメモリーの紛失リスクを懸念

各園とのデータ・情報共有が非効率

記憶媒体の持ち出しには多くのリスクが伴う

各園ではUSBメモリーやパソコンの共有フォルダー設定を利用して業務書類や園行事の写真データを保存していました。しかし、USBメモリーは作業のたびに自席まで持ち出す必要があるため紛失・情報漏洩リスクを懸念。共有フォルダーを作成したパソコンもスリープモード時は別のパソコンからアクセスできないなど不便を感じる職員もいました。

各園のデータ管理状況を常時把握したい

社会福祉法人道心 理事長 永井 快俊 氏(以下、永井氏)は「月に1度、データのバックアップを手動で行っていました。しかし、途中でパソコンがフリーズして作業をやり直したり、各園のデータ管理状況を確認するには施設に足を運ぶ必要があったりと非効率でした。また、各園との写真データのやりとりに関しても、メールを複数回に分けて送るなど手間がかかっていました。」と話します。

解決策

法人向けNASを本部・各園に導入

「キキNavi」でNASを一括監視

RAID 1でNASを構築しデータ消失リスク低減

共有ファイルサーバーとして法人向けNAS「TS3220DNシリーズ」を本部および各園に導入。ドライブ1台×2を1組のHDDとして、各ペアに同じデータを記録・保存するRAID 1を組むことでデータの消失リスクを低減しました。また各園にはVPNルーターを設置し、本部NASの特定フォルダーへのアクセスを可能にしています。

不具合時の迅速な対応が可能な体制を構築

本案件を担当したキンキテレコム株式会社 秋元敏維氏は、「機器導入にあたり万が一不具合が起きた時の対応を懸念されていました。その点、『TS3220DNシリーズ』は『キキNavi』で遠隔による死活監視ができ、トラブルが起きた際には障害通知が届くため迅速な対応が可能です。また、万が一に備えて外付けHDDにも自動でバックアップを取れるので提案しやすい商品です。」と話します。

効果

NASを活用してデータを一元管理

煩雑だった事務作業の効率化を実現

データ消失・漏洩リスクが大幅に低減

職員間でのUSBメモリーの受け渡しや持ち運びがなくなり、紛失・情報漏洩リスクを大幅低減。各園のデータ管理状況も本部から常時確認できるようになりました。本部NASの特定フォルダーには各園もアクセス可能で連絡事項などの共有ツールとして機能。業務効率化にも貢献しています。

より保育に専念できる環境づくりの布石に

「TS3220DNシリーズ」を本部および各園に1台ずつ導入

永井氏は「各園の職員からは『データ管理が楽になった』など、前向きな意見が聞こえます。もともと事務の煩雑さを軽減したい狙いもあったので、NAS導入を機に保育の時間に専念できる環境づくりに注力していきたい。」と話します。

法人向けNAS「TS3220DNシリーズ」を法人本部および各園に1台ずつ導入。園ごとに業務書類や写真などのデータを保存・管理し、必要に応じて本部から各園のNASにアクセスし情報・データを共有。バックアップ頻度は週に1回で、フルバックアップにより2ヶ月間保存している。


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