「キキNaviクラウドゼロタッチ」対応のWi-Fi機器で13施設を一括整備し、園務支援ソフトの安定運用とタブレット通信に必要なWi-Fi環境を構築
三重県伊賀市 健康福祉部 保育幼稚園課 様
三重県伊賀市 健康福祉部 保育幼稚園課は、市内の保育園および幼稚園の運営に関する業務を担当しています。同市では、市内の公立保育園13園を対象とした園務支援ソフトの導入決定に伴いWi-Fi環境整備事業を実施。園務支援ソフトの安定した運用とタブレット通信に必要なネットワーク環境を構築するにあたり、バッファロー製のWi-FiアクセスポイントやPoEスイッチが使用されました。合計60台以上のWi-Fiアクセスポイント設置が求められる中、「キキNaviクラウドゼロタッチ」対応モデルを用いることで作業工数の少ないスムーズなWi-Fi環境整備を可能にしました。
取材協力:
伊賀上野ケーブルテレビ株式会社
導入先プロフィール(2024年6月現在)
施設名
三重県伊賀市 健康福祉部 保育幼稚園課
所在地
お客様インタビュー
伊賀市健康福祉部
保育幼稚園課
保育係 主査
今井 健次氏(右)
伊賀市健康福祉部
保育幼稚園課
主幹兼保育係長
垣中 良仁氏(中央)
伊賀市立しろなみ保育所
所長
岡田 尚子氏(左)
園業務のデジタル化に伴い、連絡帳作成にかかる時間が半減した職員も。
今後も業務効率化・負担軽減を図り、子どもと向き合える時間を増やしたい
概要
園務支援ソフトで業務効率化を図る
連絡帳作成の時間が半減した例も
保育園13園に園務支援ソフトを導入
伊賀市は、令和5年度の事業の一環として市内の公立保育園13園を対象に園務支援ソフトの導入・利用を決定。各園においてソフトの安定した運用およびタブレット通信に必要なWi-Fi環境の構築を目的に整備が進められる中、ネットワーク機器としてバッファロー製品が使用されました。
業務効率化に伴い、保育に専念できる環境に
園務支援ソフトの利用によって、それまで紙の用紙や手書きで対応していた園業務を徐々にデジタル化。登降園管理や朝の電話対応、保護者とのやりとりなどの業務効率が向上し、職員の負担も軽減されました。なかには連絡帳作成にかかる時間が半減したという職員の例もあり、今まで以上に子どもと向き合える環境づくりが進んでいます。
目標・課題
職員の移動・作業負担を軽減したい
私立保育園と同様の環境に
多くの園業務を紙の用紙や手書きなどで対応
伊賀市健康福祉部 保育幼稚園課 保育係 主査 今井 健次氏は「市が管轄する保育園にはWi-Fi環境がありませんでした。そのため毎日の出欠席は用紙や固定電話で対応。当日の給食量を把握するため職員が各クラスを回って出欠席を確認し、調理室に報告するのがルーティン化していました。また、連絡帳も手書きで作成するなど業務効率の改善に課題を感じていました。」と話します。
私立保育園での成功例を参考にWi-Fi環境整備
そうした状況の中、解決策のヒントになったのが市内の私立保育園です。私立保育園ではすでに園務支援ソフトを導入しており、園業務のデジタル化や情報のデータ管理などによる業務効率向上および職員の負担軽減に成功。公立保育園でも同様の環境を整えたいと考え、各園におけるWi-Fi環境の整備を実施することが決定しました。
解決策
他施設で導入実績のある機器を使用
60台超の機器を一括登録・設定
「キキNavi」でWi-Fi機器を一元管理
「WAPS-1266/Z」と「BS-GS2008P」を用いて公立保育園13園で安定してつながるWi-Fi環境を構築。保守対応には「キキNavi」を活用し、各園のネットワーク機器の稼働状況を販売店が遠隔で死活監視できる体制を構築しました。
「キキNaviクラウドゼロタッチ」対応モデルを使用
施工を担当した伊賀上野ケーブルテレビ株式会社の冨田 高志氏は「現地調査のうえ施設規模に応じて設置場所を提案しました。バッファローのネットワーク製品は他の保育園でも多数導入されており、安定して稼働している実績も豊富なため本案件でも安定した通信が期待できます。また計60台超のWi-Fiアクセスポイントを1台ずつ設定する時間と手間を考慮し、『キキNaviクラウドゼロタッチ』で多台数の機器を一括登録・設定し、少ない工数でWi-Fi環境を整備しました。」と話します。
効果
多くの園業務が効率アップ
質の高い保育を提供できる環境に
職員の負担が減り、効率的な仕事が可能に
伊賀市立しろなみ保育所 所長 岡田 尚子氏は「出欠席をリアルタイムで情報共有できるようになり朝のクラス巡回や調理室への報告、電話対応がなくなりました。連絡帳もタブレット入力に変わり作業時間が半減した職員もいます。」と話します。
今後も事務作業の軽減・効率化を継続
伊賀市健康福祉部 保育幼稚園課 主幹兼保育係長 垣中 良仁氏は「毎月、各園で書類作成・配布に約3,000枚の用紙を使っていましたがペーパーレス化によりコスト削減の効果も。今後も事務作業を効率化し、保育の時間を充実させていきたいです。」と話してくれました。