誰もが安心して利用できる高セキュリティーで快適な公衆Wi-Fiを整備。 オンライン動画などを活用したイベントや研修が可能になり、住民満足度を向上

上富田町はDX推進計画を策定し、住民満足度の向上、町政の業務効率改善に取り組んでいます。その一環としてバッファローのFREESPOT導入キットと法人向けWi-Fiアクセスポイントを用いて本庁舎では既存の公衆Wi-Fiエリアを拡充し、町内の6施設へは新たに公衆Wi-Fiを導入しました。

悪質なネット利用を予防するため、認証機能やアクセスログの保存ができる高いセキュリティー環境で公衆Wi-Fiを提供。住民からは一度登録したSSIDを他施設でも利用できる利便性も好評です。

以前から本庁舎では「FREESPOT」で公衆Wi-Fiを整備していましたが、窓口付近のみの提供でした。「住民のWi-Fi利用を想定していなかった会議室でも研修などで需要が高まっており、利便性向上のために公衆Wi-Fiエリアの拡張が必要でした。また、文化会館や公民館などでも、イベントや住民の集まりでスマートフォンなどの利用が増えており、公衆Wi-Fiの整備を検討しました。」と、上富田町 総務課 財政・管財班 主任 中村 元樹氏は話します。

公衆Wi-Fiの整備にあたっては、不特定多数の人が使うため高いセキュリティーが必要になるとともに、町内に点在する施設への効率的な整備も課題でした。

町内7施設の公衆Wi-Fiを、メール・SNSアカウントでの認証機能を備えたFREESPOT導入キット「FS-M1266」で整備。利用記録が認証サーバーで管理され、ログが保存されるので安心です。一度登録すれば他の施設でも再登録不要で利用できる点は便利だと、住民から評価されています。

「FS-M1266」の配下にはWi-Fi提供エリアを広げるために、「キキNaviクラウドゼロタッチ」対応の「WAPM-1266R/Z」を設置。株式会社アステムソリューション 営業課 課長 中村 竜也氏は「点在する複数施設への導入のため、通常は2人体制で整備を行いますが、開梱せずに機器の一括登録・設定が可能なため、1人で整備が完了できました。通常のモデルと価格が変わらないことも魅力の一つです。」と話します。

これまで文化会館ではポータブルのWi-Fi機器を、図書館ではネット検索用の端末を貸し出していましたが、公衆Wi-Fiの提供でその業務負担が無くなりました。機器の管理は販売店が「キキNavi」を用いて機器の稼働状況を遠隔監視しており、万が一機器障害が起きた場合は、メールで通知が届きます。