町役場と公共施設で、高速で快適につながるWi-Fi環境を整備。FREESPOT導入キットの認証機能で、来訪者への無線LAN提供を実現

北海道むかわ町様

むかわ町は北海道中央(道央圏)南部に位置する勇払郡の町。2018年の北海道胆振東部地震で避難地における情報収集の重要さを実感した同町では、「道の駅(四季の館)」に防災インフラにも転換できる公衆Wi-Fiの敷設を計画しました。さらに穂別地区の「穂別キャンプ場」と「穂別博物館」には、高速インターネット回線に接続可能な町中心部の本庁舎と遠隔地を専用線でつなぐ広域イントラネット上に、認証機能を簡単に提供することができるFREESPOT導入キット「FS-M1266」を使用。また、各種法人向け無線LANアクセスポイントなどを各施設へ導入し、広域かつ大規模なWi-Fi環境の整備を実施しました。

導入先プロフィール(2021年11月現在)

導入地

北海道むかわ町

役所所在地

〒054-8660
北海道勇払郡むかわ町美幸2丁目88(本庁)

お客様インタビュー

むかわ町
経済建設課 商工観光戦略グループ
前田 敏仁氏

法人向け無線LANアクセスポイントと災害時モードへの遠隔切替に対応する
Wi-Fi機器により、高速で快適につながる公衆Wi-Fiを整備

概要

災害時に備えWi-Fi環境を整備

高速で快適につながるWi-Fi環境を実現

防災インフラとして利用可能な公衆Wi-Fi

胆振東部地震の際、通信手段が携帯電話の電波のみで情報収集に苦労した経験から、むかわ町は「道の駅(四季の館)」に災害時において防災インフラとして利用可能な公衆Wi-Fi環境を整備。さらに「穂別キャンプ場」「穂別博物館」にも公衆Wi-Fi導入キットを導入し、公衆Wi-Fiの提供を実現しました。遠隔地は本庁舎からの高速回線を利用通信速度が低速だった「穂別キャンプ場」「穂別博物館」は、むかわ町本庁舎の光ファイバー回線による専用線のイントラネット網に接続。さらに、FREESPOT導入キットや法人向け無線LANアクセスポイントを適所に配置し、高速で快適に繋がるWi-Fi環境を構築しました。

遠隔地は本庁舎からの高速回線を利用

通信速度が低速だった「穂別キャンプ場」「穂別博物館」は、むかわ町本庁舎の光ファイバー回線による専用線のイントラネット網に接続。さらに、FREESPOT導入キットや法人向け無線LANアクセスポイントを適所に配置し、高速で快適に繋がるWi-Fi環境を構築しました。

目標・課題

胆振東部地震でWi-Fi環境に課題

公共施設で公衆Wi-Fiを提供したい

災害に備え、Wi-Fi環境の整備を計画

胆振東部地震では「道の駅(四季の館)」が避難所となりましたが、館内の一部でWi-Fiが使えるのみという状況でした。当時の通信手段は携帯電話の回線のみ。情報収集に苦労した経験を踏まえ災害時は防災インフラに切り替え可能な公衆Wi-Fiの整備を計画しました。

町内2つの公共施設の通信速度が低速

町内2つの公共施設「穂別キャンプ場」「穂別博物館」は、現地プロバイダー契約では公共施設に必要十分な通信速度を得られないことも課題に。公衆Wi-Fiをはじめ屋内外のWi-Fi環境の整備もされていない状況でした。

解決策

3施設に公衆Wi-Fiを導入

セッション数に余裕があるルーターを導入

3か所の公共施設に公衆Wi-Fiを導入

むかわ町全体にもおよぶWi-Fi環境の整備では、FREESPOT導入キット「FS-M1266」を「道の駅(四季の館)」「穂別キャンプ場」「穂別博物館」に。法人向け無線LANアクセスポイントは、屋内用にトライバンド仕様で多台数同時接続可能な「WAPM-2133TR」を、屋外用には完全屋外対応の「WAPM-1266WDPRA」を設置しました。

本庁舎と光ファイバー専用線でネットワーク接続

不特定多数の接続が想定される「むかわ町本庁舎」と「道の駅(四季の館)」は、セッション数に余裕がある法人向けルーター「VR-M2000」を採用。また、現地プロバイダー契約では、公共施設に必要十分な通信速度を得られなかった「穂別キャンプ場」「穂別博物館」は、むかわ町本庁舎の光ファイバー回線による専用線のイントラネット網に接続することで、高速回線の利用を可能としました。

効果

平時は各施設内でWi-Fiを広く活用

災害発生時のWi-Fi環境が整う

平時は各施設の利用者や従業員が広く活用

整備された公衆Wi-Fiは各施設でさまざまな形で利用されており、穂別キャンプ場では、ワーケーションへの対応も可能になるなど、Wi-Fi環境が整備されたからこその取り組みも見られるようになりました。

災害時にも安心のWi-Fi環境が整う

「四季の館」に設置された多台数同時接続可能な「WAPM-2133TR」。

「道の駅(四季の館)」に新設した公衆Wi-Fiは、本庁舎に導入した集中管理ソフトウェア「WLS-ADT」により、認証不要でインターネット接続できる「緊急時モード」へ遠隔切り替えが可能。避難者・支援者の外部との通信に役立ちます。むかわ町 経済建設課 商工観光戦略グループ 前田 敏仁氏は「今後災害が起きた場合の備えが整いました。」と話してくれました。

「むかわ町本庁舎」と「道の駅(四季の館)」に法人向けルーター「VR-M2000」を設置。3つの公共施設に、FREESPOT導入キット「FS-M1266」と屋内用に多台数同時接続可能な無線LANアクセスポイント「WAPM-2133TR」、屋外には完全屋外対応の「WAPM-266WDPRA」を適所に設置し、Wi-Fi環境を構築した。


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