若い世代のゴルフ人口増加に伴い、運営方針を転換。新たな顧客層の獲得と施設サービスの拡充を目的に公衆Wi-Fi環境を構築

第百ゴルフクラブ様

神奈川県横浜市にある第百ゴルフクラブは、全131打席・飛距離250ヤードの広々としたフィールドやアプローチグリーンなどを備える大型ゴルフ練習場です。近年、若い世代のゴルフ人口が増えていることもあり、第百ゴルフクラブでは新たな顧客層を獲得するために公衆Wi-Fiの導入を決断。バッファローの公衆Wi-Fi導入キットと屋外向けの無線LANアクセスポイントを導入し、施設内のどこにいても公衆Wi-Fiサービス「FREESPOT(フリースポット)」に接続可能なWi-Fi環境を構築しました。さらにネットワーク施工後には、スマホアプリとの連動が可能なゴルフ練習システム「トップトレーサー・レンジ」を導入。Wi-Fi環境を有効活用し、利用客にとって快適な練習環境の整備を進めています。

施設プロフィール(2021年11月現在)

施設名

第百ゴルフクラブ

所在地

〒247-0025
神奈川県横浜市栄区上之町3-1

お客様インタビュー

第百ゴルフクラブ
支配人
百瀬 雅之氏

動画視聴や公式アプリ経由によるチェックインなど、施設の利便性が向上。
練習システム「トップトレーサー・レンジ」導入による集客・売上効果にも期待

概要

顧客層の拡大を目的に公衆Wi-Fiを導入

利用客にとって快適な練習環境を提供

公衆Wi-Fi導入を起点に若い世代の集客を目指す

近年、40代以下のゴルフ人口が増加しています。そうした状況の中、第百ゴルフクラブは新たな顧客層の取り込みを重視。今まで以上に快適な練習環境を整えることが若い世代やゴルフ初心者などの集客につながると考え、公衆Wi-Fiを導入しました。

誰もが気軽に安心して利用できるゴルフ練習場に

練習場内での動画視聴が可能になったほか、公式アプリ経由によるチェックイン・打席予約の利用率アップに伴う人の密集の回避など、利用者にとって快適な練習環境の整備が進んでいます。また、ゴルフ練習システム「トップトレーサー・レンジ」を導入したことで集客・売上面にも大きな効果が表れています。

目標・課題

新たな顧客層の獲得が急務

ゴルフ練習場としての利便性向上

メイン顧客のターゲット層をシフト

第百ゴルフクラブでは、主に50代以上が顧客層の中心を占めていました。また、打球数に応じた料金システムを採用していたことから打席の回転率がなかなか上がらず、今後の事業の先細りを懸念。若い世代のゴルフ人口が増加傾向にある中、新たな顧客層の獲得が急務となっていました。

Wi-Fi環境の構築により練習場の魅力をアップ

新たな顧客層の獲得に向けて、第百ゴルフクラブ 支配人 百瀬 雅之氏(以下、百瀬氏)は、「公式アプリの利用や動画視聴、さらには他のゴルフ練習場との差別化を図るために以前から検討していた『トップトレーサー・レンジ』の導入など、お客様に快適な練習環境を提供するためにはWi-Fi環境の構築が必要でした。」と話します。

解決策

安全運用を重視した機器選定

1・2階の半屋外打席を全域カバー

セキュリティー基準の高さが機器選定の決め手に

公衆Wi-Fiの導入において、株式会社Knomakの中戸 淳氏は「運用時の安全性を重視しました。」と話します。導入機器に採用したのは、公衆Wi-Fiサービス「FREESPOT(フリースポット)」に対応するバッファローの公衆Wi-Fi導入キット「FS-M1266」。認証機能で取得したアクセスログの保存・管理をはじめ、運用におけるセキュリティー基準の高さが評価されました。

屋外向けの無線LANアクセスポイントを設置

クラブハウス内に設置した公衆Wi-Fi導入キット「FS-M1266」。

また、全131打席で公衆Wi-Fi接続を可能にするためにアクセスポイントを増設。2階打席は開閉式屋根のため、直射日光があたる環境でも設置可能な「WAPM-1266WDPRA」を、半屋外の1階打席は「WAPM-1266WDPR」を導入するなど、施設環境に合わせた最適な機器選定で費用を抑えました。

効果

画視聴をはじめ多用途に活用

新サービス導入で集客・売上がアップ

利便性が向上しコロナ対策効果も発揮

練習中や打席の待ち時間にレッスン動画などを視聴できるようになりました。また、第百ゴルフクラブの公式アプリを使ってチェックイン・打席予約を行う利用客が増えたことで、クラブハウス内における人の密集を回避。タッチパネルを操作する機会が減り、コロナ対策という観点でも安心して利用できるようになりました。

顧客満足度の向上に伴い施設運営が安定

無線LANアクセスポイントには、耐環境性能に優れた「WAPM-1266WDPRA」「WAPM-1266WDPR」を導入。

ゴルフ練習システム「トップトレーサー・レンジ」の導入効果についても、「数値に基づく効率的な練習やスマホアプリとの連携によるデータ蓄積が可能になり、お客様の満足度が向上しました。県外のお客様の増加や顧客単価のアップなど、施設としても集客・売上面で効果を実感しています。」と百瀬氏は話してくれました。

ゴルフ練習場としての利便性を向上させるために公衆Wi-Fi導入キット「FS-M1266」を設置して、公衆Wi-Fiサービス「FREESPOT(フリースポット)」を導入。半屋外打席への設置を加味して、直射日光や防塵・防水など、過酷な環境下でも安定稼働する屋外向けの無線LANアクセスポイントを選択。
全体設計は株式会社Knomakが担当、施工はバッファローのグループ会社「バッファロー・IT・ソリューションズ」 が担当。


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