約800台のパソコンがアクセスするファイルサーバーをリプレース。 高パフォーマンスCPUを搭載した法人向けNASで快適な動作環境を実現

株式会社PLANT 様

福井県を中心に1府13県で生活必需品を取り扱うスーパーセンターPLANTを運営する株式会社PLANT(以下、PLANT)。同社では、本社・店舗の従業員が使用する業務データのファイルサーバーとしてNASを利用していましたが、多台数のパソコンが同時アクセスした際に動作が重くなる症状が発生するなど作業効率の低下を問題視していました。その解決策として、バッファローの「TS71210RH4812」を新たに採用。アクセス速度の向上によってストレスなく作業ができるようになり、無駄な時間・労力の削減につながっています。

取材協力:

福井キヤノン事務機株式会社

導入先プロフィール(2024年8月現在)

法人名

株式会社PLANT

所在地

〒919-0521
福井県坂井市坂井町下新庄15-8-1

お客様インタビュー

株式会社PLANT DX戦略本部
DX推進部 マネージャー
山田 大貴氏

高性能CPU搭載のNASへの入れ替えでCPU使用率が平均10%台まで減少。アクセス速度が大幅に向上し、画像のレビューなども快適に行えるように

概要

高性能CPU搭載のNASにリプレース

アクセス速度が大幅に向上

快適なアクセス・操作に向けNASを入れ替え

PLANTでは用途別に複数のファイルサーバーを運用。そのうちの1つを業務用データの保存・管理に利用していましたが、同時アクセスが増えることで動作が遅くなる症状が頻発。従業員がストレスなくアクセスおよび作業できるように、多台数が同時接続しても安定した動作が可能な高性能CPUを搭載したNASへリプレースを行いました。

アクセス速度が向上し従業員の不満もゼロに

常に100%近くで推移していたCPU使用率が平均10~15%まで低減。ストレスなくファイルサーバーへのアクセスや操作が可能になったことで無駄な待ち時間が削減され、その他の業務に時間を充てられるようになりました。それに伴い、従業員からの問い合わせも0件に。今後、新店舗を出店しても継続して安定した動作が見込めます。

目標・課題

同時アクセスの増加で動作が重くなる

CPU使用率が常に100%近くを推移

データ確認に時間を要するなど作業効率が低下

PLANTは本社・店舗あわせて約800台のパソコンを利用しています。そのため、チラシや広告、POP作成に用いる画像などの業務データを扱うファイルサーバーに対して同時アクセスが増えると動作が遅くなり、目的のデータを開くまでに時間がかかるなど、作業効率が低下。無駄な時間・労力が多くの従業員の負担になっていました。

毎日寄せられる現場からの問い合わせ

株式会社PLANT DX戦略本部 DX推進部 マネージャー 山田 大貴氏(以下、山田氏)は「現場からは毎日1~2件の問い合わせがありました。ファイルサーバーの稼働状況を解析したところ、CPU使用率は常に100%近くを推移するなど処理負荷がかかっていました。そこで問題解決の手段として性能に余裕のあるNASへの入れ替えが有効だと判断しました。」と話します。

解決策

多台数の同時接続に強いNASを選定

保守・管理、バックアップ体制を強化

高パフォーマンスCPUを搭載したNAS

新しいファイルサーバーとしてバッファローの「TS71210RH4812」を導入。同商品はIntel®Xeon®CPUを搭載しており、130台のパソコンから同時にアクセスしても安定して動作することが確認されています。さらに、オプションのキャッシュ用SSD「OP-NVSSD-2.0T」を追加することでアクセス速度の向上を実現。ストレスなく快適に作業できる環境を整えました。

キキNaviを活用してNASを保守・管理

店舗運営に不可欠な業務データを扱うため、快適なアクセスや操作感はもちろん運用後の保守・管理、バックアップ体制も重要です。そこで、保守・管理にはファームウェアアップデートを自動で行え、再起動などの簡易操作も可能なキキNaviを活用。同じくバッファローの「TS5410RN3204」をバックアップ機とする保全体制を整えました。

効果

CPU使用率が平均10%台に減少

事業拡大にも対応可能な環境に

待ち時間が減り業務全体の効率が向上

ファイルサーバーの用途やアクセス回数・頻度は以前と変わらない状態でCPU使用率が平均で10~15%台まで減少。最大でも約30%に留まるなど処理負荷が抑えられストレスなくアクセスできる環境に。従業員からも「動作が重い」といった声が一切なくなるなど、無駄な待ち時間を削減。その分、そのほかの業務に時間を充てられるようになったことで業務効率化にもつながっています。

会社全体で無駄な待ち時間の削減効果を実感

「一人ひとりは数分の待ち時間の短縮だとしても、会社全体で見れば大きな削減効果です。」と話す山田氏。今後についても「新店舗を出店した場合、ファイルサーバーへの接続台数が増加しますが、現在の環境であれば十分に対応が可能です。作業効率の低下を招くことなく店舗運営できる安心感があります。」と話してくれました。

業務データを保存・管理するファイルサーバーとして、130台のパソコンが同時アクセスしても安定した動作が可能な「TS71210RH4812」を採用。オプションのキャッシュ用SSD「OP-NVSSD-2.0T」を追加することでアクセス速度の向上を図っている。


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