地下トンネルで耐環境性を備えたWi-Fi機器を採用しネットワーク環境を提供。AI/IoTの活用が可能になり、現場作業の効率化・省人化を実現
田辺工業株式会社 様

田辺工業株式会社(以下、田辺工業)はプラント建設工事で培った知見を生かして、インフラ構築・保守現場のデジタル化を支援する新組織「デジタルイノベーションセンター」を立ち上げました。同組織は、発電所やダム、洞道(とうどう)のような特殊な現場でのネットワーク構築やIoT活用を支援するコンサルティングサービスを提供しています。インターネット環境がない地下トンネルの現場で、高い耐環境性能とリピーター機能(WDS)を備えたバッファローの無線LANアクセスポイントを採用し地下トンネル内のWi-Fi環境を提供。遠隔監視やAI/IoTでの分析が可能になり、現場作業の効率化、省人化を実現しました。
導入先プロフィール(2023年9月現在)

お客様インタビュー

田辺工業株式会社
デジタルイノベーションセンター
VID課 係長
菅家 一馬氏(左)
田辺工業株式会社
デジタルイノベーションセンター
センター長
木場 圭氏(右)
通信圏外の地下トンネルで、現場の働き方を革新するデータ活用を支援
ネットワークの設計からAI/IoTを活用した分析まで一貫したサービスを提供
概要
インフラ建設・点検の現場に通信を
現場作業者と監視者双方の負担軽減
インフラ現場のAI/IoT利用を通信環境から支援
約2kmにおよぶ地下トンネルでWi-Fi環境を整備
目標・課題
インフラ空間でのIoTデバイス活用
多湿で粉塵が多いインフラ現場
地下トンネルではAI/IoTの活用が困難
インフラ現場でより働きやすい環境への変革
解決策
耐環境性を備えた機器で環境整備
ネットワークカメラで現場を可視化
防水防塵など耐環境性能に優れた機器を採用
IPカメラで現場の状況を見える化
効果
AI/IoTの活用で先進的な対策が可能に
現場のスムーズな連携で作業を時短
インフラ現場で業務を効率化するサービスを開発
管理者の負担が軽減し省人化を実現

AI/IoTを活用するために、ネットワーク環境の整備が必要だった

防水性や温度変化などの耐環境性能に優れた、無線LANアクセスポイント「WAPM-1266WDPRA」18基を一定区間毎に設置。無線LANアクセスポイント間はリピーター機能(WDS)でWi-Fi接続。約2kmにおよぶトンネル内でインターネット接続が利用可能となった。