業務支援ツールの導入・安定稼働を目的に、園内全域で通信できるように 無線LANアクセスポイントを適所に設置しWi-Fi環境を構築

社会福祉法人 清風会 御幸保育園様

園児303人が通う大規模保育園として、地域の幼児教育の一端を担っている社会福祉法人 清風会 御幸保育園(以下、御幸保育園)。園児一人ひとりの個性と可能性を育む保育を大切にしている同園では、日々の業務効率の向上を図ることで職員の負担を軽減し、よりきめ細やかなサービスを提供できる保育環境にしたいと考えていました。その実現に向けて御幸保育園は、業務支援ツールの導入を前提とした園内ネットワーク環境の整備を決断。無線LANアクセスポイントを設置して、安定性・スピードに優れたWi-Fi環境を構築しました。

取材協力

有限会社OAネットシステム

導入先プロフィール(2021年12月現在)

施設名

社会福祉法人 清風会 御幸保育園

所在地

〒813-0044 福岡県福岡市東区千早6-8-14

園児数

303人

お客様インタビュー

社会福祉法人 清風会 御幸保育園
園長 松本 美和氏

園内全域でアクセスできるWi-Fi環境のもと、業務支援ツール「CoDMON」の
安定稼働を実現。日々の園業務の効率化とそれに伴う職員の負担軽減に貢献

概要

園内全域にWi-Fi環境構築

ツール運用による働き方改革の実現

業務支援ツール導入を前提としたネットワーク整備

福岡市全体の動きとして保育現場でのICT活用が推進される中、御幸保育園では園業務の効率化と職員の負担軽減を目的に業務支援ツール「CoDMON(コドモン)」の導入を決定。同ツールの運用を前提に、園内全域でWi-Fi接続ができるようにVPNルーターと無線LANアクセスポイントを用いて安定性・スピードに優れたWi-Fi環境を構築しました。

園内のどこでもツール運用できる環境に

園内全域でWi-Fi接続が可能になり、業務支援ツールを使える環境を整えたことで業務効率が大幅に向上しました。職員室以外でも業務を行えるようになったほか、研修のオンライン化や、安定した通信環境でのZoom接続なども可能に。それに伴い、職員一人ひとりの負担を軽減することにも成功しました。

目標・課題

職員室限定のWi-Fi環境

日々の園業務が職員の負担に

パソコン作業のために教室と職員室を往復

既設のネットワーク環境では、Wi-Fiを使えるエリアが職員室周辺に限られていました。そのため、インターネットでの調べ物や書類作成のために職員室まで足を運ぶ職員が多く、タイミングによってはパソコンの待ち時間が発生することも。園児たちから目を離せないこともあり、休み時間を使って対応する職員もいました。

園業務の効率化を図り、より良い保育を

社会福祉法人 清風会 御幸保育園 園長 松本 美和氏(以下、松本氏)は、「そのほかにも悩みを抱えていました。」と話します。「子どもの欠席や遅刻に関する保護者様との連絡手段が固定電話だったので、毎朝電話対応に追われていました。また、保育記録も一人ずつ手書きで作成していたので、これらの状況を改善したいと考えていました。」

解決策

園内全域でWi-Fi接続できるように設置

多台数同時接続を加味した機器選定

園内全域にWi-Fi接続が可能になるよう機器設置

同園は、業務支援ツール「CoDMON」の導入を予定していました。しかし現状では、職員室を含め3部屋でしか使用ができないため、場所を選ばずに園内で接続できる環境を求めていました。園児のケガ防止・コスト面からPoE給電が可能な「WAPM-1266R」を天井設置にて導入しました。

製品機能と予算にもとづく費用対効果を評価

接続端末が増加予定であることを考慮し、家庭用Wi-Fiルーターに換えて「VR-S1000」を導入

パソコン・タブレット台数の増加も予定しており、多台数同時接続でも安定通信を維持できる点も「WAPM-1266R」の選定理由に。販売店の有限会社OAネットシステム 常務取締役 平嶋 政治氏は、「スペックと予算を照らし合わせた費用対効果の面でバッファロー製品が最適だと判断しました。」と話します。

効果

業務支援ツールの安全運用を実現

業務効率化・負担軽減に成功

さまざまな園業務がアナログからデジタルへ

新たなWi-Fi環境について、松本氏は次のように話します。「通信の安定性やスピードを含め、安心してツールを使用できています。朝の電話対応がメール連絡に変わり、保育記録はタブレットを使って教室で作成可能に。また、子どもの健康状態の記録もツールで管理できるので、今まで20分以上費やしていた転記作業も必要なくなりました。」

研修や会議のオンライン化にも対応

Wi-Fiエリアをカバーするため、各階の廊下天井に「WAPM-1266R」を計8台設置

昼寝の時間を使って教室でオンライン研修を受講できるようになったほか、本部とのZoom会議における接続不良も解消されました。「教室内でできる仕事が増えました。以前よりも時間の有効活用が可能になり、園業務全体の効率化や職員の負担軽減といった効果を実感しています。」と松本氏は話してくれました。

園内全域でのWi-Fi利用を実現するために増設した無線LANアクセスポイントには、同時アクセスに強い「WAPM-1266R」を選択。


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