ICT環境のパフォーマンス向上を目的に、無線LANアクセスポイントを用いて通信速度・安定性に優れたWi-Fi環境を構築

社会福祉法人西京極保育福祉会 創作の杜 おいけあした保育園様

社会福祉法人 西京極保育福祉会 創作の杜 おいけあした保育園(以下、おいけあした保育園)は、さまざまな造形活動や自然体験活動を通して、園児たちの主体性と協働性を育む保育に力を注いでいます。ICTの活用にも積極的で、登降園管理システムやチャットアプリなどをいち早く導入。昨今のコロナ禍においては、安全な保育環境づくりに向けて職員には研修や園内会議のオンライン化を進め、園児には遠足などが中止となる中、海外6ヶ国とリモート交流など様々な取り組みを実施。同園では、これらのシステムやサービスをより効果的に運用するためネットワーク環境の整備に着手。バッファローの法人向け無線LANアクセスポイントを用いて新たなWi-Fi環境を構築しました。

導入先プロフィール(2021年11月現在)

施設名

社会福祉法人 西京極保育福祉会
創作の杜 おいけあした保育園

所在地

〒604-0955
京都市中京区柳馬場御池上る虎石町45-3

園児数

164人

お客様インタビュー

社会福祉法人 西京極保育福祉会
創作の杜 おいけあした保育園
園長 木原 圭氏

インターネットやWeb会議システム使用時の接続ストレスを解消。
新たなネットワーク基盤を生かしてICT活用の可能性を追求

概要

いち早くICT化の推進に着手

システムの安定稼働でトラブル解消

効果的なICT活用に向けてWi-Fi環境を整備

近年、教育現場におけるICT化が進んでいます。その流れを受けて、おいけあした保育園では登降園管理システムの導入や、Slackによる園内の情報共有、研修・会議のオンライン化などにいち早く着手。これらのシステムをより効果的に運用するためWi-Fi環境の見直しと整備を行いました。

安定した通信環境によりさまざまな問題を解決

新たなWi-Fi環境のもとシステムの安定稼働・パフォーマンス向上を実現。動画視聴やデータの送受信、Zoomでの園内会議・研修時における通信速度不足や接続不良といった問題が解消されました。また、Wi-Fi接続エリアが拡張されたことで、タブレットの有効活用やそれに伴う業務効率化などの効果も表れています。

目標・課題

不安定なWi-Fi通信環境

ICTの有効活用を模索

Wi-Fiの通信速度不足・接続不良を改善したい

もともと同園では、複数台の家庭用Wi-Fiルーターによってネットワークが構成されていました。そのため電波の届く範囲が狭く、さらに電波干渉などの問題も発生。インターネットでの調べ物に時間がかかったり、Zoomでの園内会議・研修時に映像や音声が乱れるといったトラブルが起きていました。

職員のストレス・業務負担が増えることを懸念

社会福祉法人 西京極保育福祉会 創作の杜 おいけあした保育園 園長 木原 圭氏(以下、木原氏)は、「ICT活用やオンライン化を推進する動きに反して、有効活用には至っていませんでした。不安定なWi-Fi通信環境が職員のストレスや業務負担になることも懸念し、早急なWi-Fi環境の整備を望んでいました。」と話します。

解決策

多台数同時接続を考慮した機器選定

京都市が定める補助金を利用

多台数同時接続に強い無線LANアクセスポイントを設置

同園において、もっとも通信負荷がかかる場面として想定されたのがZoom接続による全体会議です。最大15台ほどの端末を接続する可能性が考えられたことから、多台数同時接続にも通信速度が低下することなく安定稼働が可能な法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-1266R」を導入しました。

適切な機器導入と補助金利用によるコスト対策

無線LANアクセスポイントの配線を隠すため、セキュリティーケース「WLE-OP-SCA2」を導入

ほかの場所に比べて接続端末台数が少ないと判断した事務室には「WAPS-1266」を導入。無線LANアクセスポイントの設置場所や想定される接続端末台数を加味した機器選定によってコストを抑えました。また、機器導入にあたっては京都市保育園連盟と京都市幼保総合支援室が定める補助金も利用しました。

効果

快適な動画視聴やデータ送受信が可能に

ペーパーレス化・業務効率化の相乗効果

快適なWi-Fi環境に加えてコロナ対策効果も

効果について「接続ストレスが解消され、快適な動画視聴やデータの送受信が可能になりました。また、コロナ禍において密な接触を避けられない保育現場の中で対面機会を極力減らしたいと考えていましたが、スペースを分散してZoomでの園内会議や研修を実施できるようになりました。」と木原氏は話します。

日常業務の効率化にも成功

園内全域でWi-Fiが利用できるように計6台の無線LANアクセスポイントを設置。

そのほかにも、今までプリント配布していた「園だより」のPDF化や調べ物の時間短縮など、ペーパーレス化・業務効率化の効果も。木原氏は「子どもたちと向き合う時間が増えました。子どもにとって実体験が大切で、それを補完する媒体としてICT機器を有効活用していきたいです。」と今後の展望を話してくれました。

安定した通信環境を構築するために「WAPM-1266R」「WAPS-1266」を設置。一部、既設のPoE非対応のスイッチングハブとの接続が必要なことから「WLE-OP-AC12C」を給電オプション装置として採用。

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