法人向けルーターとUTMオプションで快適かつセキュアなWi-Fi環境に。「キキNavi」を活用し、遠隔地からでもメンテナンス可能な体制を構築

社会福祉法人 聖徳保育園 様

長野県にある社会福祉法人 聖徳保育園(以下、聖徳保育園)では、仏教の教えや行いを通して感謝の心や思いやりの心を育む仏教精神に基づく保育を実践しています。同園は職員室内でのパソコン作業にWi-Fiを利用していましたが、Wi-Fi 4(11n)対応の家庭向けWi-Fiルーターを使用していたため通信速度が遅く、接続不良も度々発生。そこでWi-Fi 6(11ax)対応の法人向けWi-Fiルーターを導入し、高速かつ安定した通信が可能なWi-Fi環境を構築。アンチウイルスソフトのみではセキュリティー面に不安があり、UTMオプションを追加。より強固なネットワークセキュリティーの構築が円滑な保育園運営を支援しています。

取材協力:

タイガー情報機器株式会社

導入先プロフィール(2024年6月現在)

施設名

社会福祉法人 聖徳保育園

役場所在地

〒381-0081
長野県長野市大字三才2114番地

お客様インタビュー

社会福祉法人 聖徳保育園
理事長 園長
若槻 範雄氏

通信速度の改善、接続不良の解消で、トラブル対応に割かれる手間が不要に。
UTMオプションによるセキュリティー強化で本来の業務に専念できる環境へ

概要

快適な通信を目的にWi-Fi整備

「キキNavi」によるリモート管理

Wi-Fi整備でネットワーク全体を強化

聖徳保育園は、以前のネットワーク環境下における接続不良の解消や通信速度改善のためWi-Fi環境整備を実施。Wi-Fi 6(11ax)対応の法人向けルーターを導入し、職員室内での快適な通信を可能にするWi-Fi環境を構築しました。あわせてUTMライセンスによりUTM機能を有効化し、ネットワークセキュリティーも強化しました。

業務効率化・セキュリティー強化に効果

接続不良などのトラブルがなくなり業務効率が向上。「キキNavi」を活用し、販売店が機器の稼働状況を遠隔監視・確認できる体制を構築したことでトラブル対応の手間も削減され、職員の負担やストレス軽減にもつながっています。インシデント発生状況も販売店が確認するため、セキュリティー面における保育園運営のリスクも低減されました。

目標・課題

通信速度が遅く、接続不良も度々発生

セキュリティー不安を解消したい

通信トラブルのたびに機器の再起動が必要

聖徳保育園では、Wi-Fi 4(11n)まで対応の家庭向けWi-Fiルーターを用いて職員室内にWi-Fi環境を構築していました。行政とのメールのやりとりをはじめ、日々のパソコン作業にWi-Fiを利用していましたが、通信速度が遅く月に数回ほど接続不良も発生。その都度、コンセントを挿し直してWi-Fiルーターを再起動させるなどトラブル対応に時間を取られることで業務効率の低下を招いていました。

アンチウイルスソフトのみの対策を懸念

社会福祉法人 聖徳保育園 理事長 園長 若槻 範雄氏(以下、若槻氏)は、「重要事項を多く含む行政とのメールのやりとりにおいてスムーズな送受信は不可欠です。また、セキュリティー面においてもパソコンのアンチウイルスソフトだけでは不安があったことからWi-Fi環境の見直し・整備が必要だと判断しました。」と話します。

解決策

Wi-Fi 6(11ax)対応製品を選定

UTMオプションでセキュリティー強化

高速かつ安定した通信が可能なWi-Fi環境に

聖徳保育園から相談を受けたタイガー情報機器株式会社 技術部長 田中 功一氏(以下、田中氏)は、それまで使用していた家庭向けWi-Fiルーターからバッファローの法人向けWi-Fiルーター「VR-U300W」への入れ替えを提案。同商品はWi-Fi 6(11ax)に対応しており、今までのネットワークよりも高速かつ安定した通信が可能なWi-Fi環境を構築することができます。またオプションとして「VR-U300W」のUTM機能を有効化することができるライセンスパック「VR-UTM-5Y」をあわせて導入。田中氏は「聖徳保育園には約90人の園児が通っており、日頃から多数の個人情報を取り扱う環境にあります。保育園運営におけるリスク管理の観点から、業務用ネットワークのセキュリティー強化を図ることは有効性が高いと考え提案しました。」と、その意図について話します。

「キキNavi」で機器の稼働状況を遠隔監視

また、Wi-Fi環境を整備するにあたって、聖徳保育園では機器障害が起きた際の対応に不安・懸念を抱いていたこともあり「VR-U300W」が「キキNavi」に対応している点も機器を選定する際のポイントになりました。「『キキNavi』を活用すれば、機器障害のほか、不正アクセスなどのインシデント発生状況などについても遠隔地からでも監視・確認することが可能になります。万が一機器障害や不正アクセスなどが起きた場合でも、保育園より先に異常に気づき、迅速に対応することができる体制を整えることで、快適かつセキュアな通信環境を維持し、円滑な保育園運営をサポートすることにもつながります。」と田中氏は話します。

効果

Wi-Fi環境整備で業務効率化

トラブル対応の手間を削減

ストレスなく業務に専念できる環境に

若槻氏は、「私自身も行政とのメールのやりとりなどでパソコンを使用する機会が多いのですが、以前のWi-Fi環境と比較して通信速度の向上や安定性を体感しています。過去には接続不良や通信が遅いことが原因でメールを送信できなかったり、送信したメールが数日経って相手に届くこともありました。そのため別のパソコンからメールを再送信したり、メール文面に送信日時を明記するなどの手間が発生していましたが、それらの必要がなくなったことで業務効率が向上しました。」と話します。また、ほかの職員からも「接続不良の解消、通信速度の改善により、ストレスを感じることがなくなり、本来の業務に集中して臨むことができます。」など、効果を実感する声が挙がっています。

セキュリティー面でのリスクを低減

「VR-U300W」でWi-Fi 6(11ax)対応の通信環境を構築

UTMオプションによりセキュリティー強化を図ることで、ネットワーク攻撃やウイルスなどの外部からの脅威や、不正なWeb閲覧による内部情報の漏洩などから情報資産を守ることが可能になり、ネットワーク全体の安全性も向上。「インシデント発生状況も販売店が確認してくれます。セキュリティー面でのリスクを低減できるので安心して園を運営できます。稼働状況も問題なく、新たなネットワーク環境を基盤としたWi-Fi接続エリアの拡張や保育ICTシステムの導入など、将来的な保育サービスの拡充にも可能性を感じています。」と若槻氏は話してくれました。


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